映画『ありふれた教室』で、カーラ・ノヴァク役を演じたレオニー・ベネシュ。(ドイツ版ポスター)
Junge europäische Schauspielerinnen.
ユング・アイロピエシェ・シォオシィピィレゲネン
ヨーロッパの若手女優たち(ドイツ語編)Part.3(ありふれた教室編)
Leonie Benesch
レオニー・ベネシュ
1991年4月22日生まれ。
ドイツ・ハンブルク出身。
女優
※レオニー・ベネシュは、2009年の『白いリボン』で新人女優賞の大きな賞をとって以降14年ぶりの映画、2023年の作品『ありふれた教室』でヨーロッパの主演女優賞をいくつも獲得したレオニーの映画。
日本では、2024年5月17日(金)から公開される映画を紹介する。
"Das Lehrerzimmer"(ドイツ語)
『教師の部屋』(直訳)
"The Teachers' Lounge"(英語)
『教師の休憩室/職員室』(直訳)
『ありふれた教室』(邦題)
2023年、ドイツ映画。
脚本・監督
「イルケル・チャタク」
脚本
「ヨハネス・ドゥンカー」
音楽
「マービン・ミラー」
撮影
「コーディット・カウフマン」
出演
「レオニー・ベネシュ」
(教師カーラ・ノヴァク)
「レオナルト・シュテットニッシュ」
(生徒オスカー)
「エーファ・レーバウ」
(フリーデリーケ・クーン)
「ミヒャエル・クラマー」
(トーマス・リーベンヴェルダ)
「ラファエル・シュタホビアク」
(ミロス・ドゥデク)
※ドイツのある中学校での出来事。
仕事熱心で正義感の強い若い教師のカーラ。
彼女は、新たに赴任した中学1年生のクラスの担任になった。時間とともにカーラは、同僚や生徒たちから信頼されていった。
そんなある時、校内では盗難事件が相次ぐ。犯人として疑われたのはカーラが担任をするクラスの生徒だった。
カーラは、校長らの強引な調査の仕方に反発し、彼女は独自に犯人探しを始めるのだった。
密かに、職員室の部屋を隠し撮りしていた。その映像にある人物が盗みをはたらく瞬間が記録されていた。
※2023年ベルリン国際映画祭ではW受賞。
2023年ドイツ映画祭では、作品賞・主演女優賞・監督賞・脚本賞・編集賞の主要5部門を受賞した。
※2024年、米アカデミー賞、国際長編映画賞にノミネートされた。(最優秀賞にはならず)
※『白いリボン』から、14年間レオニー・ベネシュは、ドイツ国内を中心に着実にキャリアをかさねてきた。
18歳の時の新人賞は、まだ演技の本質をわからず感性のみで演じたと思うが、14年間の女優生活で、演技の本質も理解し、『ありふれた教室』での受賞はレオニー本人も嬉しかったと思う。
彼女の実力がまた評価された。
これからのレオニー・ベネシュは、ヨーロッパを代表する国際的な女優になること間違えないと感じた。