Oppenheimer 2024 鑑賞。『オッペンハイマー』
2024年4月7日(日)
グランドシネマサンシャイン池袋
12:15〜
IMAXレザーGT
シアター12
座席=C−14
"Oppenheimer"
『オッペンハイマー』
2023年、米国映画。
製作・脚本・監督
「クリストファー・ノーラン」
原作
「カイ・バード」
「マーティン・J・シャーウィン」
『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』より、
音楽
「ルドヴィグ・ゴランソン」
撮影
「ホイテ・ヴァン・ホイテマ」
1926年、22歳で学生の頃のJ・ロバート・オッペンハイマーから物語は始まる。
1938年、ドイツが原子の分裂に成功した後、核分裂が発見され、オッペンハイマーは核分裂が爆弾として使用できると確信する。
第二次世界大戦中の1942年に『マンハッタン計画』原子爆弾を造る計画が米陸軍レズリー・グローヴスが中心となりオッペンハイマーが同計画のリーダーに選出された。
彼らは、米ロスアラモス研究所新設してオッペンハイマーは初代所長に任命された。
1954年、原子力委員会委員長のルイス・ストローズは、いわゆる政敵であったオッペンハイマーを陥れようと、ある計画を実行する。
オッペンハイマーは、水爆開発に反対の立場を表明していて、ストローズは、そのことを利用し、彼の国家への忠誠心を問い、彼があたかもソビエト連邦側のスパイであるかのように訴え、非公開の公聴会を開き、オッペンハイマーを断罪しようとした。
※『オッペンハイマー』の僕の正直な感想は、少し作品が過大評価されていると感じた。オッペンハイマーの伝記としては仕方ないと思うが、3時間はなにしろ長過ぎる。
後半の公聴会部分はごっそりカットしほうが良かったと思う。
作品を通して監督が何をいいたいのかボヤけているように感じた。
オッペンハイマーの苦悩などは描かれているが、原爆を作ったことに対するオッペンハイマーの思いが伝わらない。
それと、クリストファー・ノーラン監督といえばIMAXフィルム・カメラによる撮影が代名詞だが、本作のようにドラマ部分がほとんどで俳優のアップにこのカメラを使用する意味が理解できなかった。
IMAXフィルム・カメラの他にカラーフィルム用の65ミリカメラと、新たに作ったモノクローム(白黒)用の65ミリカメラで撮影されたが、もちろん高精細の映像が映し出されるが、俳優たちの細かいシワを見せられたように感じる。