Young actresses from oseania.

 ヤング・アクトレシーズ・フロム・オセアニア(オーストラリア編)

 オセアニアの若手女優たち 









Primrose  Kern


プリムローズ・カーン



プリムローズはサクラソウの一種でプリムローズという淡い黄色の花びらの植物の名前でもある




 生年月日は公表していないが、2003年生まれ。


 オーストラリア、クイーンズランド・ケアンズ出身。


 国籍=オーストラリア


 バレエ・ダンサー、女優


 所属=Boston Ballet

    ボストン・バレエ 







 ボストン・バレエで練習をするプリムローズ・カーン。



 プリムローズ・カーンは本名か芸名かさだかではないが、その名前といい、可憐な容姿といい、バレエ・ダンサーになるために生まれてきたような女性だ。 




 オーストラリアでバレエの公演をするプリムローズ・カーン。


 現在は、ボストン・バレエに所属するバレリーナだが、2024年3月15日(金)から公開される映画『RED SHOES  レッド・シューズ』で女優デヴューを果した。 





 "The  Red  Shoes:Next  Step"

 『RED  SHOES  レッド・シューズ』(邦題)


 2023年、オーストラリア映画。

 監督
 「ジェシー・エイハーン」
 「ジョアンヌ・サミュエル」

 脚本
 「ザカリー・レイナー」
 「ジョン・バナス」
 「ピーター・マクロード」

 音楽
 「ドミニク・カブーン」
 「ブロンテ・マリー・オニール」

 撮影
 「ケント・マルクス」

 振付
 「ダニエル・ガウディエッロ」 







 写真は「レッド・シューズ」のグレイシー役のプリムローズ・カーンだ。グレイシーは主人公のサムをいじめるバレリーナ役だが、プリムローズが女優としてこの作品にデヴューするエピソードが面白いので紹介する。
 『RED  SHOES』の振付を担当するダニエル・ガウディエッロは、偶然にもプリムローズの昔のバレエのコーチだった。ダニエルは、プリムローズに作品のボディ・ダブル(ダンス・シーンの吹替え)を依頼したが、彼女を見た監督がプリムローズを気に入り、グレイシー役をオファーした。プリムローズは女優デヴューするつもりではなかった。

 演技未経験のプリムローズは、サムをいじめるグレイシーを演じたが、撮影でシーンのテイクが終わるたびに、主人公サム役のジュリエット・ドハーティに謝っていた。撮影だから当然のことだが、サムに投げかける厳しい言葉が彼女を本当に傷つけていると思ったのだろう。まだ、撮影中、19歳だった純粋なプリムローズ・カーンの人柄を感じるエピソードだ。 




 左側にいるバレリーナがグレイシー役を演じるプリムローズ・カーン。

 主人公サム役のジュリエット・ドハーティとグレイシー役のプリムローズ・カーン。


 出演
 「ジュリエット・ドハーティ」
 (サム)

 「ローレン・エスポジート」
 (イヴ)

 「ジュエル・バーク」
 (ベン)

 「プリムローズ・カーン」
 (グレイシー) 



 カチンコをだすカメラアシスタントとプリムローズ・カーンとベン役のジュエル・バークの撮影中の一コマ。


 ※バレエの名門校に通う才能豊かなダンサーのサムは、プリマをつとめる『赤い靴』の上演間際に同じ、バレエ・ダンサーで憧れだった姉の訃報を受けショックで踊れなくなってしまった。そこからサムの転落が始まり、落ちるところまで落ちたサム。やがてサムは自分を取り戻し、再びダンスの世界に戻ってくる再生の物語。 











 とても美しいプリムローズ・カーンは、偶然か必然か女優デヴューを果たしたが、彼女は映画女優として活躍する要素をいくつも持っている。演技の勉強もすれば、オーストラリアを代表する女優の1人になれる素質があると思う。 





 映画『RED  SHOES  レッド・シューズ』を連想させる『赤い靴』のプリムローズ・カーン。
 バレリーナだけでなく女優としても観たい美しい女性だ。