Jackie  Brown 


 ジャッキー・ブラウン  




 1997年・U.S.A 映画




 原作
 「エルモア・レナード」
 『ラム・パンチ』をベースに、

 脚本・監督
 「クエンティン・タランティーノ」

 製作
 「ローレンス・ベンダー」

 撮影
 「ギジェルモ・ナバロ」



















 主演

 「パム・グリア」
 (ジャッキー・ブラウン)

 「サミュエル・L・ジャクソン」
 (オデール・ロビー)

 「ロバート・フォスター」
 (マックス・チェリー)

 「ロバート・デ・ニーロ」
 (ルイス・ガーラ)

 「ブリジット・フォンダ」
 (メラニー・ラルストン)

 「マイケル・キートン」
 (レイ・ニコレット捜査官)

 「マイケル・ボーウェン」
 (ボーマン・リヴィングストン)

 「トミー・タイニー・リスター・Jr」
 (ウィンストン)

 「リサゲイ・ハミルトン」
 (シェロンダ)

 「ハティ・ウィンストン」
 (シモーネ・ホーキンス)



 
 ロサンゼルスの空港

 中年女性でキャビン・アテンダントをしているジャッキー・ブラウンは、武器商人のオデール・ロビーの闇の仕事、ガンランナー(密輸)をして金を稼いでいる。主にメキシコとの商売で金の密輸をキャビン・アテンダントの仕事を利用してやっているのだ。

 そんな時に、オデールの部下でボーマン・リヴィングストンが逮捕される。
 オデールは、保釈保証人の仕事をしているマイケル・チェリーを雇って、ボーマンを保釈させた。
 オデールは、ボーマンが警察に口をわるのを防ぐため、口封じに彼を殺した。



 ATF(アルコール・タバコ・火気、爆発物局)のエージェントのレイ・ニコレットとLAPD(ロサンゼルス市警察)の刑事、マーク・ダーガスの2人は協力してオデールの捜査をしていた。ボーマンから得ていた情報でジャッキーをマークしていた2人。

 ニコレット捜査官とダーガス刑事は、ジャッキーを密輸容疑で逮捕して、オデールを捕まえるために彼女に協力を要請するが、ジャッキーはウンと言わないでいた。
 オデールは、またマックスを雇ってジャッキーを保釈させ、ボーマンの時と同じように口封じをしようとしていた。


 ジャッキーも自分の歳を考え、このヤバイ仕事から足を洗う頃だと考えていた。もう潮時なのだ。
 しかし、ジャッキーは最後にオデールの金をくすねようと考えている。
 まず、ジャッキーは、ニコレット捜査官とダーガス刑事に協力するフリをした。

 オデールの方も、昔からの仲間で刑務所を出所したばかりのルイス・ガーラを雇う。
 オデールの女の一人、メラニー・ラルストンは、ルイスにオデールを裏切って金をくすねようと提案する。ルイスは、オデールにメラニーのことをチクったが、オデールは問題ないと言う。


 
 ジャッキーは、オデールの仕事での55万ドルの密輸する計画にあわせて、ニコレット捜査官たちが送金した5万ドルを盗む計画をたて、親しくなったマックスに協力してくれと頼む。
 オデールの女の一人、シェロンダは、彼の仕事で交換人をやっている。シェロンダは、どこかの女とバックを交換する。その様子を見ていたマックス。
 彼は、ジャッキーに、シェロンダがバックを交換したことを伝えたです
 ジャッキーは、オデールの連絡係の一人、シモーネ・ホーキンスをつかって金を渡す。

 金を運ぶ当日、オデールは、シモーネが1万ドルを持って街を出たことを見つける。代わりにメラニーを呼んで交換人として使うことにする。

 ジャッキーは、ショッピング・モールのデパートの試着室でメラニーとあい、彼女は、フードコートでバックを交換すると言うが、メラニーはここで交換すると言った。
 ジャッキーは、4万ドルをマックスに渡して、彼女は1万ドルを受け取り、メラニーにバックを渡した。

 ジャッキーは、直ぐにフードコートに走ってニコレット捜査官を見つけるとメラニーが試着室で金を盗んだと言う。

 ショッピング・モールの大型駐車場では、メラニーが、駐車した車の場所を忘れたルイスを嘲笑うと、ルイスは、カッとなって思わずメラニーを殺す。
 ルイスは、オデールに報告し、金が行方不明だと言うが、ショッピング・モールでマックスを見たことを思い出し、オデールに言うと、彼は激怒しルイスを殺す。

 オデールはマックスに、ジャッキーが金を返さなければ皆殺しにすると脅す。

 マックスは、オデールの家に行きジャッキーが金を返すと言って自分のオフィスにいると話す。
 オデールは、マックスとオフィスに入るときに銃を彼に突きつけると、ジャッキーは、オデールが銃を持っていると叫ぶ。
 後ろに隠れていたニコレット捜査官とダーカス刑事は、オデールを射殺した。


 ジャッキーの罪は帳消しになり釈放される。 
 ジャッキーは、スペインのマドリードへバカンスの計画をたてた。ジャッキーは、マックスを誘うが彼は断った。
 マックスはジャッキーに別れのキスをして、彼女を見送った・・・



 ※クエンティン・タランティーノ監督作品の中では短い作品です。
 パム・グリアが出演している、黒人映画(黒人が主役のB級作品)をモチーフに自分で作った作品で、日本ではあまり、公開されることの少ない映画を完コピしたような映画です。
 面白いジャンルの作品で、アクションとお色気という低俗なプログラム・ピクチャー、日本でも、映画全盛期の2本立て作品のようなモノです。
 今回は、そんなB級映画を豪華キャストで撮りましたが、作品はB級のままですが、これもクエンティン・タランティーノ監督らしいと思いました。