El callejón


 エル・カジェフォン(スペイン語)


 袋小路(直訳) 


 Blind  Alley


 ブラインド・アレェイ(英語)


 袋小路(直訳) 


 サイレント・ウェイ(邦題) 




 
 2011年・スペイン、コロンビア映画。
       (76分)


 脚本・監督
 「アントニオ・トラショラス」

 音楽
 「アルフォンソ・コンデ」

 撮影
 「ハビエル・サルモネス」




















 出演

 「アナ・デ・アルマス」
 (ローザ・ネリ)
 (ラウラ・ネリ、ローザの妹)二役。

 「ディエゴ・カダビデ」
 (ガブリエル)

 「レオノール・バレラ」
 (ラ・マードレ、ガブリエルの母)

 「ジュディス・ディアケート」
 (ニエラ)

 「アルフォンソ・ロハス」
 (サイレンシオ)




 スペインのある撮影スタジオ。

 1980年代風の映像で、オースティン・パワーズの映画のようなサイケデリックな照明とファション・スタイルでダンスを踊る若い美しいダンサー。
 彼女の撮影シーンは、ダンスだけで終わって、すぐにスタジオをあとにする。



 スタジオでダンスの撮影をしていたのは、ローザ・ネリでダンサーだが、それだけでは生活していけないので、アルバイトで清掃の仕事をしていた。
 ローザに、妹のラウラから連絡があり、アパートの洗濯機が故障したことを知らされると、ローザは明日の朝に必要なダンスの衣装を自分で洗うために24時間営業のコイン・ランドリーに向かった。
 夜遅くに若い女性が歩くのは少し危険だが仕方がない。
 ローザは、不気味なホームレスから脅かされる。
 その彼女を助けたのが若い青年ガブリエルだ。
 彼は、魅力的な青年で、彼のことが気になるローザだった。
 コイン・ランドリーの中で、ガブリエルの洗濯機が終了して回転が止まると、ローザは、思わず中を見たら、血まみれの女性の服が入っていて驚き、ショックを受ける。

 慌ててローザは、コイン・ランドリー内にバリケードをはるが、ガブリエルは彼女に出てこなければ、このまま、お前を追いかけてアパルトメントまでついていくぞ、と脅した。
 ガブリエルは、連続殺人鬼だった。
 ローザは、なんとかガブリエルから逃れようとするが、彼の本当の正体はモンスターで、しかも吸血鬼だった。
 
 すると、別の女がコイン・ランドリーに入ってくる。この女も吸血鬼で、ラ・マードレという。
 ラ・マードレ(母親の意味)は、ガブリエルの母親だった。

 はたしてローザは、生き残ることができるのか?

 ローザは、夜明けの朝の太陽の光を見ることが出来るのだろうか?・・・




 ※オープニング・クレジットは、何故か、本編のホラーにまったく関係のない、アナ・デ・アルマスのサイケデリックなダンス・シーンから始まる。
 あ然として観ていたが、凄く色っぽいアナのダンスに見惚れてしまった。
 80年代のホラー映画のオマージュなのか、ダンスのシーンだけが80年代風なのも、アンバランスでとても気に入りました。
 映画は、スペイン特有のゴシックホラーではないが、撮影の雰囲気はゴシックホラーの要素があり面白い。
 オールヌードもいとわないアナ・デ・アルマスだが、この作品では、徐々に薄着にはなるがヌードまではいかなかった。
 23歳前後のアナ・デ・アルマスの絶叫ホラー映画を観るだけでもイイし、彼女の美しさだけが印象に残る作品です。
 でも、オープニング・クレジットのアナのダンス・シーンが1番印象に残ってしまった。

 アナ・デ・アルマスが、世界的なスターになっていなければ、配信なので観ることのできなかった映画だと思います。75分と短い時間ですが楽しんで見れます。