The Green Inferno 


 グリーン ・ インフェルノ 


 密林地帯の地獄絵図(僕の訳) 



 2013年・U.S.A 映画


 


 製作・原案・脚本・監督

 「イーライ・ロス」


 脚本

 「ギジェルモ・アメード」


 音楽

 「マヌエル・リベイロ」


 撮影

 「アントニオ・クエルチャ」






















 出演

 「ロレンツァ・イッツォ」
 (ジャスティン)

 「アリエル・レヴィ」
 (アレハンドロ)

 「ニコラス・マルティネス」
 (ダニエル)

 「ダリル・サバラ」
 (ラース)

 「カービー・ブリス・ブラントン」
 (エイミー)

 「マグダ・アパノヴィッチ」
 (サマンサ)

 「アーロン・バーンズ」 
 (ジョナ)

 「イグナシア・アラマンド」
 (カーラ)

 「マティアス・ロペス」
 (カルロス・リンカーン)



 女子大生のジャスティンは、自然破壊をする大企業に反対する、過激なアクティヴィズム(積極行動主義)のグループに関心がある。
 そのグループのリーダー格は、アレハンドロという男だ。
 ジャスティンの父親は国連の職員をしている。


 南米アマゾン熱帯雨林を石油化学企業が、開発するために森を伐採している。その様子をビデオにおさめようとしていた。
 企業は、原住民のヤハ族を迫害していた。

 ドラッグ、密売人のカルロスから協力をへて、彼らは密林地帯に潜入する。
 自分たち自ら開発の妨害する行為をして、インターネットで注目された。
 しかし、アレハンドロたちグループは、警備(傭兵)に殺されかける。
 彼らグループは、警備に捕まってしまった。
 しかし、ディーラー(密売人)のカルロスのおかげでグループは開放された。

 彼らの、帰りの飛行機がエンジントラブルで森の中に墜落してしまう。
 カルロスを含めた多くのメンバーが死んでしまった。



 グループはなんとか、たすかろうと彷徨っていると、全身を赤い色でぬったヤハ族に襲われる。
 このヤハ族は、食人族であった。ヤハ族は、グループを弓矢で襲いカーラは首を射抜かれ死んでしまう。
 グループは抵抗するが全滅されると思い、大人しく捕まり村まで連行された。

 グループは、竹で作られた檻に閉じ込められた。
 ヤハ族は儀式を始めようとしていた。長老の女性はジョナに、生きたまま目をくりぬき、全身を切断され生きたまま食べられてしまう。


 企業に抵抗するグループのリーダーだと思っていたアレハンドロは、実際には現在、伐採をしている企業のライバル社でカルロスと2人、そのライバル企業に雇われ、妨害工作をすることが仕事だった、と告白する。
 激怒したグループのメンバーは、アレハンドロを無視して自分たちだけで逃走しようとする。
 しかし、翌朝、長老たちがジャスティンがバージン(処女)であることを知ると彼女を拘束して割礼の儀式をしようと考える。

 ジャスティンの割礼の準備を始めている。

 サマンサは、足が速いから自分が助けを呼びに行くと隙間を見て檻から脱走する。


 翌日、割礼儀式が終って戻ってきたジャスティン。料理された肉が差し出される。みんな腹が減っていたので、その肉を食べている。
 エイミーも肉を食べていると、その肉についている模様がサマンサのタトゥーであることに気づいた。エイミーは、サマンサを食べていたのだ。
 エイミーは、皿の破片で喉を掻っ切って自殺する。



 ここから、グループのメンバーが生き残るための脱出劇が始まるが、ほとんどのメンバーは、生きたままヤハ族に食べられてしまう。
 かろうじて生き残ったジャスティンとアレハンドロだったが、ジャスティンはヤハ族の少年に助けられて脱出したが、アレハンドロのことは見捨てた。
 自由の身になったジャスティンだったが、ヤハ族(食人族)のことは沈黙して擁護し続け開発企業の非難を続けた。

 アメリカに帰国したジャスティンの所にアレハンドロの妹から連絡がきて、衛星写真を見せられる。その写真にはヤハ族の酋長と同じ身体を黒塗りにした人物が写っていた。彼は、ヤハ族の新しい酋長のようだ。
 その男は、紛れもないアレハンドロだった・・・



 ※リアリティーのあるドキュメンタリー風の映画なのか、人肉を喰らうスラッシャー映画なのか中途半端になっている。
 僕は、エログロ満載の女性アイドルのスラッシャー映画を徹底して描ききればとても面白い作品だと思うし、また、そのようなカルト映画に見える作品です。
 でも、食人族の設定がリアルすぎて笑えない所もあります。
 アマゾンの先住民の人たちが観て気持ち良いものだと思わないでしょう。
 食人族の設定にリアリティーを持たせなければ、80年代のスラッシャー映画を彷彿させる傑作です。