The New Mutants

 ニュー・ミュータント  



 2020年、アメリカ・マーベル映画。



 脚本・監督
 「ジョシュ・ブーン」

 脚本
 「クネイト・リー」

 音楽
 「マーク・スノウ」

 撮影
 「ピーター・デミング」




















 出演
 「メイジー・ウィリアムズ」
 (ラーン・シンクレア・ウルフベン)
 (スコットランドのオオカミのミュータント)

 「アニャ・テイラー=ジョイ」
 (イリヤナ・ラスプーチン)
 (ロシアの魔術師のミュータント)

 「チャーリー・ヒートン」
 (サミュエル・サム・ガスリー)
 (アメリカ、キャノンボール・ミュータント)

 「アリシー・ブラガ」
 (セシリア・レイエス、ミュータント)

 「ブルーハント」
 (ダナエル・ダニ・ムーンスター)
 (夢、恐怖の幻想を操るネイティヴ・アメリカンのミュータント)

 「ヘンリー・ザガ」
 (ロベルト・ボビー・ダ・コスタ)
 (太陽のエネルギーを操るブラジルのミュータント)



 オープニング・モノローグ
 
 父は言った「心の中には良い熊と悪い熊が住んでいる」
 少女は「どっちが勝つの?」
 「それは自分次第だよ」と父が答えた。



 アメリカ、ネイティヴ・アメリカンの保留地。
 この保留地に竜巻がくる。
 少女のダニーと父は、一緒に避難している。
 父親は、娘を気に隠す。
 その後、父親は何者かに殺される。


 ダニーが目を覚ますと、病院と思われる場所にベットに拘束されている。
 セシリア・レイエス博士は、少女にここはミュータントの隔離施設でダニー、あなたを治療する所なのよと彼女に言った。

 そこには、イリヤナ、ラーン、サム、ロベルトの若者4人がいる。
 彼らは、それぞれミュータントとして特殊能力を持つことで大変な経験をしていた。

 サムは、父親の同僚の炭鉱を崩壊させ、ロベルトは、ガールフレンドを誤って焼殺し、ラーンは、魔女の烙印を押され司祭を殺し、厳格なカトリック教会を逃げ出し、イリヤナは、子供の時に奴隷にされ性的虐待を受ける。皆、そんな経験をしている。

 ロベルトは、太陽エネルギーを操り、サムは、ジェットスピードで飛び、イリヤナは、次元間の移動の魔術をもち、ラーンは、オオカミに変身することができる。
 その彼らをコントロールするレイエス博士もプラズマエネルギーを操るミュータントだ。

 その5人は、X-MENのメンバーになると思いトレーニングをしている。 
 
 ダニーは、ミュータントとしてのバリアーが徐々に開放されてくる。
 イリヤナもレイエスも彼女の見ている。
 ダニーは、人の中にある恐怖や欲望を幻想としてこの世に表せる力がある。

 そして、施設の中で笑い顔の仮面の男が徘徊するようになった。それは、ダニーのパワーによって出現した現実だ。
 ダニーの創り出したモンスターは、現実に被害を及ぼすようになり、施設の親会社のエセックス・コーポレーションは、ダニーを危険視し
処分するように命ずる。
 ダニーは、安楽死させられそうになるが、ラーンが手術室に入りレイエスに重傷をおわせなんとかダニーをすくう。

 イリヤナは、自分についての資料を見つけて、この組織はイリヤナを殺人者として教育するのが目的だと知る。
 この施設もX-MENとは無関係の組織であった。そのためにレイエス博士を教育係にしたのだ。彼らは、レイエスを倒さないと、ここから逃げられないと悟る。 
 しかし、レイエスも彼らに、ダニーの力は、想像を超える。彼女を生かしておくと全員殺されると言う。
 そして、レイエスは彼らを押さえつけることに成功した。
 レイエスはダニーを殺そうとするが、ダニーはデーモンベアを創り出した。それは、ダニーの中の真の恐怖が現れたモンスターだった。
 デーモンベアはレイエスを食い殺し、ダニーの彼女の意識を解き放とうとしている。そして、彼女は意識を失ってしまう。

 ラーンは、ダニーの意識下に潜入して目を覚まさせようとする。
 イリヤナは、次元空間を移動し、「リンボ」に行き、剣と鎧、それにロッキード(竜の化身)を持ってきてデーモンベアと戦うための道具を手に入れる。
 イリヤナの魔術をつかってデーモンベアに応戦するがダメだ。サムとロベルトも加わってデーモンベアと戦うが相手の強さに手も足もでない。
 ダニーの意識に彼女の父親が現れる。
 彼は娘に「自分の恐怖と向き合いなさい」と娘を励ます。
 ダニーは、覚醒し、デーモンベアと対峙する。
 ダニーは、自身を落ち着かせ集中させ、自分の恐怖の象徴であるデーモンベアを消すことに成功した。

 レイエスがいなくなったので施設を覆うバリアーもとけ、5人のミュータントたちは施設を出て、街にむかって歩き去る。・・・



 ※マーベルのX-MENシリーズと違う、ホラー映画の作りで、映像もすごくダークです。このシリーズが好きな人たちには受けなかったのか、3部作の予定が本作1作で終了しました。
 僕は、このダークなホラー、ヤングアダルトシリーズが好きですが、人気が出ませんでした。アニャ・テイラー=ジョイのロシア人の魔術師ははまり役だと思うのですが。