Dreamcatcher

 ドリームキャッチャー  


 2003年・アメリカ映画。




 脚本・監督
 「ローレンス・カスダン」

 脚本
 「ウィリアム・ゴールドマン」

 音楽
 「ジェームズ・ニュートン・ハワード」

 撮影
 「ジョン・シール」





















 出演
 「ダイアン・ルイス」
 (ジョーンジー(ジョニー))

 「トーマス・ジェーン」
 (ヘンリー)

 「ジェイソン・リー」
 (ビーヴァー)

 「ティモシー・オリファント」
 (ピート)

 「ドニー・ウォルバーグ」
 (ダディッツ)

 「モーガン・フリーマン」
 (アブラハム・カーティス大佐)

 「トム・サイズモア」
 (オーウェン・アンダーヒル、キャプテン)

 「C・アーネスト・ハース」
 (バリー・ネイマン)




 アメリカ北西部のカナダ国境沿いのメイン州。

 4人の少年はダディッツという障害をもつ少年をいじめからすくった。
 そしてダディッツと友人になった4人の少年は、『Line』ラインという『Telepathy』テレパシーをもつことになる。
 その4人の少年の名前は、ジョーンジー(ジョニー)、ビーヴァー、ピート、ヘンリーだ。


 ある夜、ジョニーはダディッツの姿を見て通りに出るが、車に跳ねられて事故にあってしまう。しかし、その怪我が治るスピードが人間のものでないような早さで回復していまう。
 そして毎年恒例の冬のハンティング・キャンプに間に合った。


 メイン州、森の中。

 ジョニーは、リック・マッカーシーという遭難した男を救ける。ビーヴァーが彼の看護をして容体が良くなる。
 すると、キャビンの前では、森の生物たちが一斉に移動をしている。異様な光景である。生物は皆、同じ方向に動いている。
 すると、軍がこの地域を隔離閉鎖している。
 何かが起こったのは間違えない。


 ジョニーとビーヴァーは、救けたリックが血まみれで死んで入るのを見つける。そのあとをたどるとトイレに繋がっている。
 そこには見たこともない生物、ワームのようなモノがいた。
 ビーヴァーは、そのワームに殺されてしまう。
 ジョニーも逃げようとするが今度は『未確認生命体』わけのわからない人間のようなモノ「グレイ」というエイリアンが襲ってくる。
 ジョニーは、自分の肉体がその「グレイ」に乗っ取られてしまった。


 キャンプ近くの森の中。

 ヘンリーとピートは、SUVで走っていると雪道に女性が座りこんでいる。
 それを避けようと急ハンドルをきると車は横転してしまう。
 ヘンリーとピートは、怪我をしないですんだ。ヘンリーは、助けを呼びに行くためにその場を離れる。ピートは女性を救けようとするとワームがでてくる。
 その女性は死んでしまう。
 ピートは、かろうじてそのワームを排出する。

 ピートは、ジョニーの姿をした「グレイ」に騙されて誘拐される。
 「グレイ」の中にいるしジョニーは歩いているヘンリーにテレパシーで隠れているように送る。
 ヘンリーは、キャビンに戻りビーヴァーが死んでいるところにワームが卵を産んでいるところをみつけてキャビンに火をつけて卵を始末する。


 地球外生命体を専門とするアメリカ軍の部隊が影で存在している。
 そのユニットを指揮しているのがアブラハム・カーティス大佐だ。
 このユニットの今回のミッションはエイリアンを殲滅するだけではなく、この地域の人達を隔離する目的もある。
 カーティス大佐は、この仕事が終了すればリタイアするつもりだ。そのことを部下のオーウェン・アンダーヒル,キャプテンに話し指揮権を譲ることにする。

 カーティス大佐とオーウェンの作戦が始まる。
 エイリアンの宇宙船を爆撃していく。
 ヘリコプターからはミサイル攻撃でエイリアンを殲滅する。
 宇宙船は自爆する。


 「グレイ」に肉体を乗っ取られたジョニーはグレイを観察している。
 ジョニーの姿をした「グレイ」はピートに協力しろというか拒否したのでピートを食べてしまう。

 ジョニーは、「グレイ」が何故自分の身体の中にいるのかを考えて「グレイ」の行動を見ているとダディッツを探していることに気付く。
 

 ヘンリーは、カーティス大佐たちがエイリアンと接触した人間を殺す計画であることを確認するために軍のキャンプに行き、自分は何もされていないことを説明する。


 ヘンリーとアンダーヒル・キャプテンはキャンプから出てダディッツのところに向う。

 白血病で死にかけているダディッツは、「グレイ」が幼虫ヲ成長させるために水が必要でクワビ貯水池にむかっていることをヘンリーとオーウェン・キャプテンに伝える。


 最後の決戦。
 「グレイ」は、ジョニーの肉体から出るとダディッツと戦う。
 「ダディッツ」は、「グレイ」 とは別のエイリアンで敵対しているのだ。
 「ダディッツ」と「グレイ」は、赤いドリームキャッチャーのような雲の中で爆発する。

 ジョニーは、貯水池の汚染を止めなければならない・・・


 ※僕は、この『ドリームキャッチャー』の映画の内容は、良いと思いましたが、このタイトルが映画の内容とそぐわないので、どうしたものかと思っていました。ドリームキャッチャーというタイトルでスティーヴン・キングの原作となると、悪夢のホラー映画を連想しましたが、本作はドリームキャッチャーとは関係ないです。それで、スティーヴン・キングの原作のドリームキャッチャーについて調べると、彼は、この小説は『Cancer』キャンサー、癌というタイトルで書き始めていました。それが、夫人のダビサ・キングさんから、強く反対されて、絶対にタイトルを変えるようにと説得され了承し、ドリームキャッチャーに変わりました。
 なので、タイトルと内容が一致しないのです。

 それに、この作品は興行的に大失敗し、後にローレンス・カスダン監督本人が自分のキャリアに傷をつけたと言っています。
 色々な意味でいわくつきの作品ですが、とうのスティーヴン・キングはこの映画をとても気に入っています。

 僕も、この小説・映画のタイトルは『Cancer』のほうが、しっくりします。