The  Secret
 Life  of  Bees

 ミツバチの秘密の生活(直訳)

 リリィ、はちみつ色の秘密 
 (邦題)


 2008年・アメリカ映画。



 リリィ、はちみつ色の秘密は、スー・モンク・キッドの傑作小説の映画化です。
 原作のタイトルと映画のタイトルは同じで、
『ミツバチの秘密の生活』です。
 ミツバチの女王蜂を中心とした生体と、この作品のテーマ・モチーフである2つの事柄をリンクさせた物語です。




 ミツバチは、女系社会のコミュニティでつくられています。
 作品のテーマの1つが主人公のリリィが母親の実存を探す旅で、女性たちとの交流を通して成長していきます。
 この人間の女性たちを巡るコミュニティとミツバチの生体をリンクさせています。







 この作品ば、1964年から始まります。アメリカは、キング牧師を中心とした公民権運動をおこなっている時期です。
 物語の舞台がアメリカ南部で、黒人差別が多い土地柄で進行します。
 そこで、1965年に、
 『Voting Right Act of 1965』
 『1965年の投票権法』です。

 写真上は、
 「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア」キング牧師と、

 「クロード・ペッパー」
 民主党の上院議員から、下院規則委員会・委員長を努めた左派自由主義者のクロード・ペッパーです。写真下で向かい合っている二人です。
 この時にアメリカ議会でこの投票権法が成立しました。
 アメリカの黒人が初めて勝ち取った権利です。

 このマイノリティである黒人のコミュニティと、ミツバチのコミュニティをリンクさせています。

 この2つの重要なテーマが、この作品では静かに語られます。
 小説の世界観をそのままに映画として再現しています。






 原作小説
 『The Secret Life of Bees』
 『ミツバチの秘密の生活』







 「Sue  Monk  Kidd」
 「スー・モンク・キッド」

 1948.8.12 アメリカ、ジョージア州シルベスター出身。

 小説家。

 『ミツバチの秘密の生活』原作・2001年

 代表作
 『The Mermaid Chair』
 『ザ・マーメイド・チェアー』
 『人魚の椅子』2005年

 この人魚の椅子は、映画もされました。
 『The  Mermaid Chair』
 『人魚の椅子』

 監督 
 『スティーヴン・シャクター』

 主演
 「キム・ベイシンガー」
 で2006年に映画化されました。







 「Gina  Prince  Bythewood」

 「ジーナ・プリンス・バイスウッド」

 1969.6.10 アメリカ、カリフォルニア州・ロサンジェルス出身。

 脚本家・映画監督。

 代表作
 『Love&Basketball』
 『ラブ&バスケットボール』
 2000年・長編デビュー作品。

 脚本・監督
 「ジーナ・プリンス・バイスウッド」
 
 製作
 「スパイク・リー」







 「Will  Smith」
 「ウィル・スミス」

 1968.9.25 アメリカ、ペンシルベニア州・フィラデルフィア出身。

 188cm

 俳優・映画プロデューサー・ラッパー

 ウィル・スミスも、原作の小説が気に入って映画化に力を入れたのだと思います。

 僕の記事で、ハリウッドスター 肉体改造,ウィル・スミス編を見てください。







 「Mark  Isham」
 「マーク・アイシャム」

 1951.9.7 アメリカ・ニューヨーク出身。

 ミュージシャン・トランペッター・映画音楽作曲家。

 マーク・アイシャムは、プレイヤーとして数多くの映画音楽のレコーディングに参加しています。







 「Rogier  Stoffers」
 「ロジェ・ストファーズ」

 1961.11.9 オランダ・ユトレヒト出身。

 撮影監督。

 代表撮影作品。
 『The  Vow』
 『君への誓い』2012年・アメリカ映画。

 監督
 「マイケル・スーシー」

 僕の記事で女子にゼッタイ観てもらいたい映画!『君への誓い』を参考にしてください。

 『Every day』
 『エブリデイ』2018年・アメリカ映画。

 監督
 「マイケル・スーシー」

 主演
 「アンガリー・ライス」

 僕の記事で№100 女子にゼッタイ観てもらいたい映画!『エブリデイ』をぜひ、読んでください。

  
 ※この作品は原作も素晴らしく、映画化されても作品のクオリティーを落とすことなく仕上がった映画です。
 Part 2では、作品の内容を解説します。