シャネルはそのシルエットを変えない、もしくは、ほとんど変えることがない、と言えるであろうが、それこそがまさにシャネルの強みなのである。

『ヴォーグ』、1921年4月1日号


『ライフ(LIFE)』1957年8月号

Gabrielle Chanel





シャネルが1954年に考案したテーラード・スーツが、その時までの彼女の特色と成功とを生み出した原則を引き継いでいるとするならば、これは、他のどの作品にも増して一つの到達点と言えるものであり、マニフェストとしての重要性を有しているだろう。


1962年

Gabrielle Chanel











選ばれた素材の質の良さに由来するスーツの形状と上品さは、かつてないほど、解剖学的な構造を尊重し、動きのことを考えていた。


そして、第二次世界大戦後に表れた、凝りに凝ったファッションとは正反対の飾り気のなさへの欲求に従っていた。


1960年

カンボン通り31番地メゾンシャネルの大階段に立つ アトリエ主任、ジャン・カゾーボン








『ヴォーグ』1960年10月号










シャネルのスーツが保ち続けてきたイメージは、流行には決して左右されず時代を超えるものであり、よく考え抜かれた事物の明らかな簡潔さだけを残している。


なぜなら、それは生活の捉え方であり、人間の生き方であるからだ。








シャネルは、偏愛の対象であったモデルであり、自らの分身でもあったマリー=エレーヌ・アルノーに、


「あなたのドレスは、あなたの送る人生やあなたの車、あなたの仕事、あなたの愛する人たちに相応しくなければならない」


と言ったのではなかったか。


1958年11月27日

モデルたち 

[左から右へ]

マリー=エレーヌ・アルノー、

ジゼル・フランショム、

パウル・リッツォ、

ミミ・ダルカング











1959年

Gabrielle Chanel





















Lil Summer

Azul(2025)