ユチョンのインタヴュー | Stand by ジェジュン

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ジェジュン(J-JUN)〜♡
きらめく優しい歌声、
いつまでも!!

『神曲』を書いたダンテだって、人生の路半ばで暗い森に迷い込んだのだ。ユチョン、なんとか仕切り直して頑張ってこれからを生きてほしい。

以下、ヤフーの記事(https://news.yahoo.co.jp/byline/kuwahatayuka/20190212-00114551/)のコピペ。消えるといけないから。

 

【独占取材】元東方神起 JYJユチョン ファンの前で流した涙、そして再び踊る理由

桑畑優香  | ライター・翻訳家/.author

 

「心がすごくリラックスできるようになったので、インタビューも楽しくやりたいな、たくさん話さなきゃ、と思いながら来ました」

グレーのフーディーに黒のジャケットといういで立ちで、取材場所に現れたのは、JYJのユチョンだ。「家でぶつけちゃって」と目の上のごく小さな傷をおどけて指さす。意外にもリラックスした表情だった。

「意外にも」と思ったのは、ユチョンがインタビューに答えるのは、ここ数年において稀なことだから。韓国で日本のメディア取材に応じるのは、実に3年以上ぶりのことだという。

2017年に軍服務を終え、2018年、日本と韓国でファンミーティングを開催してファンに再会したユチョン。

今年2月に初のソロアルバム「SLOW DANCE」をリリースし、3月には日韓で初めてのソロコンサートのステージに立つ。

ソウルで単独インタビューに応じたユチョンが、今の思いを語った。

「真っ白なライトを浴びて僕の心も真っ白になった」

――ソロでのアルバムリリースとコンサートは、いずれも初めての試みですね。2014年に韓国メディアとのインタビューで「何かを感じられるようになった時、自分に変化があった時に、ソロアルバムを出したい」と話していました。

2014年ですか。(感慨深い表情になり)兵役の前ですね。たしかに時が満ちたような気がします。再び始めたいという気持ちと、ファンの皆さんに感謝する心と伝えるために、ソロアルバムを作りました。

――アルバムタイトルの「SLOW DANCE」に込めたものは?

これまでソロではやったことがない、ダンス曲が含まれているんです。昨年のファンミーティングではずっとバラードでステージに立ってきたのですが、ファンの方たちから「踊る姿が見たい」「明るい曲を歌う姿が見たい」という声がたくさんありました。それに応えたくて、作曲家が提案してくれた中からダンス曲を多く選んだんです。ファンと一緒に楽しく盛り上がれるコンサートを作るために、準備したアルバムです。

かつてJYJのメンバーとやったダンスは激しいものでしたが、ソロに挑戦する今回は少しムードがある感じ。だから、「SLOW DANCE」なんです。「SLOW」には、ゆっくり再スタートするという意味も重ねています。

――初のソロコンサートに向けて、ダンスの仕上がりはいかがですか。

久しぶりなので、まだ少しぎこちないかも。でも、やってみたらすごく楽しいですね。一つ言えるのは去年のファンミーティングよりも、さらに盛り上がると思います。ご覧になるファンの皆さんも、僕が去年よりももっと楽しめると知っているので。それは確実ですね。

[アルバムにはダンサブルな新曲の他、昨年のファンミーティング「2018 PARK YUCHUN FANMEETING & MINI CONCERT IN JAPAN'再会 remember the memories'」で歌ったバラード3曲も収録されている。中でも「茨の藪」はユチョンが自ら作詞作曲を手掛けたものだ。「一歩ずつ進む先はどこだろうか」と自問するようなフレーズが繰り返し登場する。]

――「茨の藪」という曲に重ねた思いとは?

ファンに対する申し訳い気持ちと感謝。その思い一つで作りました。夜中になるといろいろなことが浮かび、これまで芸能活動をしながら起きた出来事に対する思いに浸りながら書いた曲です。

――心にあるものをストレートに吐露した曲だと。

そう。それが一番難しかったですね。いっそきれいに飾って歌詞を書けば楽だったと思いますが、正直に心を表したら、恥ずかしい感じがして。勇気も必要でした。僕も初めて経験した感情でしたね。以前はわからなかったんです。正直な気持ちを書くのは、こんなに難しいんだなと、昨年初めて知りました。

――昨年のファンミーティング初日、ユチョンさんは涙をずっと流していました。

あの時は、感情を自制することができませんでした。久しぶりだったこともあるし、僕のステージを見に来てくれた人たちに対する申し訳ない気持ちもあって。ステージが開く前に裏で立っていたときから涙が止まらず、客席を見ることができませんでした。

舞台のライトが……何て言ったらいいんだろう。僕が新人だった時、初めてステージに立った時、前が全然見えなかったんです。それと同じで、ライトの光しか見えないなか、音楽だけが鳴り響く。ファンの方たちがすぐそこにいらっしゃると分かっているのに、全然見えない。勇気がない。

照明ってってこんなにも明るいんだと、本当に久しぶりに感じました。真っ白なライトを浴びて、僕の心も真っ白になった。純粋に僕の気持ちを吐露した瞬間でした。悲しく、申し訳なく、ありがたくて……。本当に申し訳なく、ありがたい気持ち。足もぶるぶる震えていました。

――去年のファンミ―ティングの前と後で、変わったこととは?

ファンミーティングをやって……(しばらく考える)、一番変わったのはファンの方に対してすごく正直になれたこと。それから、飾らないようになりました。グループでデビューすると、それぞれのメンバーに与えられた役割やイメージっていうのがありますよね。そのイメージで芸能活動をすると、その姿が本当に性格になったりするんです。でも、そうじゃなくて、本当に素直に自分自身を見せる勇気が生まれたこと。

――昔はどんなイメージに見せようとしていたのですか?

必ずダンディーに見せなきゃ、っていうのがありました。メンバーがいるときは、それでいいんです。それぞれに立ち位置があるから。だけど今回はソロコンサートなので、作られたイメージではできないんです。頭で考えて作るのではなく、ありのままの僕をお見せするタイミングが来たんだと思います。

――一人でやるときは、360度見えてしまう。

すごく恥ずかしい気もしますが、楽しみです。

――ファンミーティングでは、日本全国を回るホールツアーを行いましたが、一番心に残っていることは?

地方都市で、イベントが終わった後にマネージャーとスタッフと居酒屋に行ったんです。新入社員がたくさん来ている、ごく普通の居酒屋でした。会場のホールを出ると急に雨が降ってきて、コンビニで傘を買って。雨が降っている雰囲気も良かったし、歩いて外に出るというのも僕にとっては特別なことでした。

それまでは心に余裕がなかったんです。でも、ファンに会って、心がリラックスできた。何を食べてもそれまでは味気なく感じていたけれど、おいしいと感じるようになって。少しずつ余裕が生まれていると感じた瞬間でした。ツアーの終盤のことです。だいぶ時間がかかりましたね。

「信じあえる人の存在に気づいた」

――昨年夏にホールツアーを終えてから、どんな風に過ごしていましたか。

ほとんどずっと家にいました。合間に会社で仕事をして、ダイエットをして。もっと早く体重を落とさなきゃいけないのに、なかなか減らないんです。それでもだいぶ痩せました。半身浴をして汗をかいています。

――ソロコンサートのステージに立つために。

そうです。当然やらなきゃいけないことなんだけど、それまで僕が言い訳をしていたんだと思います。

――家にいるときの過ごし方は?

映画が大好きで、たくさん見ています。気分のアップダウンもありました。ファンミーティングでファンの方に会い、心が楽になったと思ったら、終わって一人になると寂しくなってしまったり。でも、アルバムやコンサートの準備が始まって、振り付けやレコーディングでいろいろな人に会いますよね。話をしたり、時には冗談を言ったり。そうすると力を得られる。先週スタッフとそんな話をしていました。人に会うと元気になります。

――最近心に残ったドラマや映画は?

「おおきく振りかぶって」という日本の野球アニメを見ました。主人公が口下手で毎日泣いていて、そのくせに欲がある。人が本能的に持っている感情を絵にかいたようなキャラクターです。いらいらするぐらい、弱すぎて。でも、彼に信じあえる人ができ、彼を中心に信頼が広がっていくストーリーなんです。そのアニメを見て、個人的に感じることがたくさんありました。日本のアニメは面白いだけじゃなくて、人の感情を丸ごと見せるものが多いですよね。

――考えされられたというのは、共感したという意味ですか。

そう、共感です。自分の周りの人の存在に気付いて、一人じゃないと思うこと。野球は一人でやるスポーツじゃないのと同じように、僕も一人でできるわけじゃない。コンサートもアルバムの準備も、一人でできるものじゃないから。

先週マネージャーと一緒にサムギョプサルを食べに行きました。焼肉を食べながら、たわいもない話をする。そういうことが今は楽しいです。以前はそんな風にまったく思わなかったのに。

――「いつも注目を浴びているから、一人になりたい」と思ったこともあるのでは?

その通りです。昔はそうでした。今も注目を浴びるのは、どこかぎこちない。それは僕の性格なんだと思います。だけど、今は一人じゃなくてみんなと一緒にいたい、ファンと一緒にいたいと感じています。

今年1月、所属事務所は、インスタグラムにユチョンが笑顔で手を振る写真とともに「Happy New Year!」と書き込み、Weiboで中国のファン向けにウサギの帽子をかぶったライブ放送を行った。その直後にYouTubeに公式チャンネルを開設。SNSや動画などネットの世界でのコミュニケーションに力を入れ始めている。

――ユチョンさんにとって、ファンとは?

東京で「SLOW DANCE」のアドトラックが走っているのをファンの方がSNSに載せてくれたのを見ました。こんな風に信じてくれているのだから、本当に一生懸命準備しなきゃって。

以前はまったくインターネットを見ませんでいたが、今は一週間に1、2回見るようになりました。なぜならファンが考えていることを知ってこそ、準備ができると思うから。

――YouTubeの公式チャンネルも作ったり、公式ファンクラブのページにユチョンさんが直接書き込みをしたりするようになりました。

できることは何でもやってみよう、見せられるものは全部見せよう、と。この間ずっと休んでいたので。新しい姿をたくさん見せたいなと思って。書き込みも、僕が直接書いています。「アンニョンハセヨ」とか、たいしたことじゃないですけど。

「サッカーに例えれば、同点から始まる後半戦」

――ジェジュンさんとジュンスさんとは最近会っていますか?

少し前にジュンスと会いました。ジェジュンはずっと日本で活動しているし、実際なかなか会うのは難しいですね。でも時々連絡しています。

――ユチョンさんのコンサートについては?

ジュンスがアルバムの振り付けを見ました。スタッフを通じて、「SLOW DANCE」の振り付けを見て、カッコいいと言ってくれてうれしかったですね。

――ドラマや映画でユチョンさんを見たいというファンも多いです。

やりたいですね。やりたい。半面、今すぐちゃんと演じられるかという気持ちもあります。長いことやっていないので。でも、やりたいですね。演じる姿も見せたい。

――ドラマ「屋根部屋のプリンス」のようなラブコメディ、映画「海にかかる霧」のようにシリアスな作品など様々なジャンルを演じてきましたが、今後はどんな役に挑戦してみたいですか。

すべてやってみたいですね。今だったら当時とは違うものになると思います。例えば、「トキメキ☆成均館スキャンダル」をもう一度やるとしても、まったく別のものになるでしょう。すべてのジャンルをもう一度演じてみたいですね。まだやっていないのでどうなるかわかりませんが、おそらく以前よりも、演技の幅が広がっているんじゃないかと個人的に思っています。

――ドラマやコンサート以外にやってみたいことは?

仕事以外で? そうだ、日本のユニバーサルスタジオに行ってみたいですね。友達がガールフレンドと行って、自慢するんです。パレードが良かったって。僕もそんなところに行きたいですね。温泉に旅行したり、自然な姿をファンに見せたい。以前はそんなことをファンに見せたりしなかったんです。自撮りの写真とかも嫌だったのですが、これからは僕の自然な姿をお見せしたいなと思います。

――デビューから15年。振り返っていかがですか。

うーん。15年という数字は、簡単に作られるものではないですよね。すべての人が努力して作り上げた15年です。明らかに長かったんです。でも……すごく短かった。あっという間でした。

――15年後のユチョンさんは?

15年後は……49歳ですね。その時にやれることがあると思います。50代でできる演技、歌があるだろうと。デビューからは30周年になります。先日、20周年目の嵐がグループ活動休止を発表しましたよね。SMAPが解散し、嵐が活動休止になり。あー、と心が痛かったのですが、その記事を見ながらこんな風に思いました。15年が経っても、僕はいい姿をお見せしたいな、と。

僕はいま、1年目から再スタートを切ったような気持ちであると同時に、サッカーに例えれば、後半戦が始まったところだと思うんです。シュートしたところに相手にゴールを決められて、同点から再びゲームが始まる。これまでの15年にとらわれるよりも、未来の15年を目指して進んでいきたい。そういう気持ちのほうが大きいです。これからが楽しみです。

(写真のキャプション)

『ボヘミアン・ラプソディ』を見るのが怖いという。「僕に似ていると皆がいうから」。だが事務所の人が「すべての芸能人が見るべき映画だ」と諭すと顔を上げてうなずいた(提供:C-JeS エンタテイメント)

 

■パク・ユチョン

1986年6月4日生まれ。180cm、O型。2003年歌手デビュー。09年からJYJとして活動。「トキメキ☆成均館スキャンダル」(2010)、「会いたい」(2012)、「匂いを見る少女」(2015)など多数のドラマに主演。映画「海にかかる霧」(2014)では、青龍映画賞など9つの映画賞で新人賞を獲得した。

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