快進撃を繰り広げたロッテ。ペナントレース2位ながら84勝、交流戦初代王者、リーグV、そして日本一と栄冠を独り占め。飛び抜けた活躍をした選手がいたわけでなく全員が“つなぐ野球”に徹したからだが、その論功行賞(?)が、外国人助っ人たちの全員残留。
今季のロッテの外国人軍団の成績といえば-。セラフィニ=27試合で11勝4敗、防御率2.91。ベニー=98試合で打率.271、13本塁打、71打点。フランコ=129試合で打率.300、21本塁打、78打点。フランコ、セラフィニの成績は文句なし。ベニーは下半身の故障に泣かされての内容。だが、パスクチといえば、二軍暮らしも長く33試合で打率.284、8本塁打、20打点と今イチ。それでも全員残留の理由は?
「長距離砲にはスランプはあるが、短打と足にはない。彼らはボビーのつなぐ野球にマッチした戦力として呼んできたからね。パスクチ? 自分が連れてきた選手だから生活も面倒みるということ」(球団関係者)。“ボビーファミリー”を路頭に迷わせることはない-というわけだ。
ただその中で李スンヨプだけは例外のようだ。打率.260、30本塁打、82打点。ロッテ唯一の長距離砲だが、李は米メジャー志向を持つと同時に、守備機会のあるセ・リーグへの移籍も視野に入れている。
「パじゃ目立たないから、セに行きたいと言ってるようだ。セで韓国と親交があるのは中日だろうけど、彼の成績で獲得に動くのか。もし李が移籍したいとなればボビーは引き留めない。引っ張り気味の李のスイングはあまりお好みじゃないからね」(球団関係者)
結束の固い“ボビーファミリー”は、来るモノ拒まず、去るモノ追わず-が原則のようだ。
とはいえこの話、バレンタイン監督の来季残留が前提。現在、来季契約に関してロッテ側と論功行賞での大幅アップについて交渉中。が、仮に交渉が決裂、指揮官がメジャー復帰となれば、一族郎党で離脱とロッテには緊急事態となることは必定だ。
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