山岳修行…ナゾのトロッコ | たまてつ TamaTetsu

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多摩地域(東京都西部)の今と昔の鉄道写真を中心に、
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Railroads in the Westside Tokyo

↓ 鳩ノ巣駅から電車で奥多摩駅へ。

 奥多摩駅からの住宅地を抜ける登坂が、この日いちばんきつかったか。途中、YB6さんに、

「大丈夫?」

って聞かれ、思わず、

「大丈夫じゃない。」

って答えちゃいました。

 

 そびえ立つ工場建物群の横を通り抜ける頃に、道はようやくゆるやかに。そして山中へと分け入ります。

 が、そこから5分も歩かず、それは忽然と現れました。

 

 鉄橋の上に複線。その両方の線路上にトロッコが数両。木々の間に見える動かぬトロッコに、時が止まったような不思議な感覚を覚えます。

 

 それが廃線跡や遊園地のアトラクションではないことは、片側のトロッコに白い鉱石が積まれていることからわかります。

 

 鉄橋の真横へ。

 

 沢の清流に沿って、奥多摩名物の山葵田が伸びています。

 

 YB6さんとTSさんの説明では、このトロッコは、先ほど横を通り過ぎた工場、奥多摩工業氷川工場へ、採掘した石灰石を運び込むための施設とか。

 

 そんな動かぬトロッコを、三者三様、思い思いに撮影していると、突然、金属音が…!? トロッコが動き始めた!!