山岳修行…水鏡 | たまてつ TamaTetsu

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多摩地域(東京都西部)の今と昔の鉄道写真を中心に、
たまには他の地域の写真や鉄道紀行のことなども
Railroads in the Westside Tokyo

↓ 次の撮影地までは下り一方だったのでらくちんでした。

 湖の上にかかる数馬峡橋の上に案内してもらいました。正確には「湖」ではなくて多摩川。少し下流の白丸ダムによってできた白丸調整池というようです。

 

 その調整池に向かって落ち込む山の斜面に張り付くように、青梅線の線路が敷かれています。林やトンネルの連続で、列車が見えるのは、チラリとのぞくコンクリート橋を渡る時のみ。

 風はなく、水面は穏やか。立っている場所はまだ山の影の中ですが、線路の通る斜面には朝陽が当たっています。

 

 こうしてみると、よくぞこんな所に線路を、と思えます。

 

 ホントは列車をもっと左に置きたかったけど、こっちから見て右の岸の川面近くに白い服を着た人がいて、けっこう目立ちます。

「もっと地味な服を着てきてほしいですよねえ。」

と、TSさんに私が言いました。

 TSさん、ちょっと複雑な表情で、

「そうですね。」

 後で気づきました。その時の私、自分で白いジャケットを着ていました。

 

 広めのレンズに交換。これなら白服の人も目立たないでしょう。

 列車も目立たなくなったけど。

 

 満足して次の目的地へ、歩道のない国道を3人が一列縦隊でテクテクと。

 

 白丸ダム。

 放流する時はなかなかの迫力が楽しめそう。

 このダムを魚に迂回させる魚道の見学施設には、ながーいらせん階段があるらしいんですが、残念ながらすでに冬の休業期間に入っていました。

 

 ここから鳩ノ巣駅まではそれほど遠くありません。