1日2往復の湧別駅は有人駅 「湧別支線」(1981年) | たまてつ TamaTetsu

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Railroads in the Westside Tokyo

 名寄本線は、宗谷本線の名寄駅と石北本線の遠軽とを「コ」の字型に結んでいたローカル線でしたが、途中の中湧別駅からオホーツク海に向かって1駅だけ湧別駅まで、ヒョロッと飛び出た枝線、通称「湧別支線」が存在しました。
 その枝線も含め、第2次特定地方交通線に指定され、全線廃止されてしまいました。廃止路線の中で唯一の「本線」でした。

 湧別支線には1日に朝夕2往復の列車しか走っておらず、乗りつぶしではこの区間を中心に計画を進める必要がありました。おかげで、この後の湧網線では、夜の闇の中を行く列車に乗らざるを得ないことに…。

湧別駅
$アナ・デジ鉄道シーナリー-湧別駅

↑ 夕方の列車で到着した湧別駅には、驚いたことに駅員が存在しました。おかげで「湧別→中湧別」の乗車券を購入することができました。

四号線仮乗降場
$アナ・デジ鉄道シーナリー-四号線仮乗降場
1981年8月18日(2枚とも)

↑ 「湧別支線」は全長4.9kmでした。最初に「中湧別から湧別まで1駅だけ」と書きましたが、実は途中「駅」がありました。正式な駅としては認められておらず、仮乗降場と呼ばれていました。
 全国版時刻表には掲載されていませんでしたが、「北海道時刻表」には全ての仮乗降場が掲載されていたと記憶しています。
 写真は、湧別からの折り返し列車の中から撮影。だって、ここで降りてしまったら翌朝まで列車がありませんから。

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