昨日、桃鉄のゲーム実況を24時間テレビのユーチューブ配信で見届けた。コロコロの漫画で見た通りのキャラや、大ドンデン返しの3つ巴、人気を長年博すビデオゲーム界の双六、且つ人生ゲームその物だった。
感動ポルノと最近、揶揄されッ放しのチャリティー特番も配信の裏では、公開オークションや推しアイドルのライブ、そしてぼくが大好きで堪らない謎解きのアトラクション等、24時間TVに対し抱えていたフラストレーションを、一瞬で悉く拭われる。
どうせ今年は観ないと決めていた筈だったのに、桃鉄&謎解きの興味津々コンボに、スマホ画面より目を離せず、皮肉ながら良い所で接種の時間。謎を自分で解くのも好きな身分は、終盤の謎に出逢えず残念過ぎた。それでも、人質役が救われて何より。
本物における人生は、桃鉄と変わりない。
いつ貧乏神やスリの銀次に出くわすか、逆に収益をガッポリ得るか、誰にも不明也。
それでも、賽コロを振るだけ前進できる。
オリパラも24時間TVも、そしてワクチン接種も。実施に漕ぎ着けるべく、賽を投げた。どれだけバッシングを受けても、これが本人等の意思なら、止めてはいけない。
逆に「誰かのヒーローとなれたらば」願わずして、無償の愛と正義を貫ける原動力。
実はぼくも、ワクチン接種の数時間前、心の底から心配だった。ワクチンを打って、発熱等の副反応が出たらどうするんだ…⁉︎
今でこそ、打った部分の軽い筋肉痛で済まされたも、接種による死亡例さえウェブ記事に載ってしまった。心配も無理ないか。
1箇月前にも母がワクチンを打った。2回共大丈夫だった。熱も倦怠感も無かったという。違う点は、打つ瞬間。母は痛かったのに対し、ぼくは一切の痛覚が無かった。「無いですっ‼︎」担当のお医者様に、そう応えた程、拍子抜けと言ったら不謹慎だろう。
打ってからの15分間、万一の為に待機せねばならず、その間もスマホで配信を観ながら、暇を潰した。
歩きスマホも然し、他の人も院内待機中に迷惑をかけたくなかった。此処は我慢で、ミュートを貫く。
帰宅後は「キンプリ・スパガ・ボイメンが護ってくれる」と信じ、再び配信を楽しむ痛い昭和の化石。
数日前、作業所で聞いた接種後の経過。高熱に魘された人もチラホラいる中、ぼくは助かり恵まれた。
3週間後、2回目を同じクリニックで打たねばいけない。昨日の朝方、37度を超えた時は、流石に驚愕。
勿論、高熱を発症した訳ならず、何度も測り直し、水分を摂り、安全圏内まで何とか下げ遂せた。普段の体温も、36.9度と高めの数値を叩き出すも屡々。
こんな渦中だから、何もかもが目紛しく変わり果てる。ぼくに不利と化す面もあれば、待望のメリットも存在する。賽を投げずに変えられない。コマを進める士気、災害もばい菌も乗り越える希望の一手。