ぼくは大人になれないから、障害者と云う道へ逃げた。ぼくは、障害者として10年が過ごした。
二十歳を過ぎたから、ぼくの正体を暴いたから、当時は、横柄に荒れ捲っていた20代。
障害者手帳イコール絶対的な免罪符だと自負していた。何しても許されるべきと威張ってた。
何も解ってくれなかった親も、今の母が言うに、最初から解ってた。
当時は急速的で爆発的な認知度の増大故か、自閉症の人々も、理解されつつある現在。
ぼくの例だと、アスペルガー。今は、自閉症スペクトラムという概念。一生付き合う病。
他に無理矢理合わせよう物なら、其の人には拷問。だから、度々迷惑をかけてしまう。
出生前検査でも判らない。地獄を生きたと思う人。判って安堵した人。逆に…。
ぼくは、日常の誰にも言えぬ苦しみを抱えて、今日も生きる。生き辛さを天秤にかけるな!!!
災害の表立った爪跡は、何時か治せる。片や心の傷は、表面と比べて遙かに時を要す。
そんな奴等に鞭打っても、かえって逆効果。或いは暴走行為に走る危険性も生まれてしまう。
障害者の気持ちが、健常者には理解不能。今だから覆している。人が人間性を失わぬ為。