食と云うのは、命ある限り切っても切れないテーマ
逆に食と切り離されたら、死が待ち受ける。ぼく達は、生きる為に食べねばならぬ運命。
其の運命を、心から喜んで受け入れ、味覚の欲する侭にグルメ研究。其の甲斐有りき、ぼく達は旨い店や料理を求めて行ける。健康や季節感等、流行を狙った旬の味に惹かれてしまう世の人々。
名だたる作家も食に魅せられた面々が沢山。当時に思いを馳せつつ、推しメニューをパクリ。
大好きな食感を口に浮かぶネタ。心身共に疲れ果てた時、本の一口に励まされたり。
今考えてみると、此の国は飽食とも言われている。平気で食べ物を棄てたり、無駄にしてしまう。
其の一方で、栄養の行き渡らぬ子供達が苦しんでる。廃棄分の解消は、彼等に差し上げられないだろうか? ミラノ万博でも、其れを問い掛けていた。実際には出向けなかった故、TVで知った事。
だからと言って、無理に食べさせるのも毒。アナフィラキシーショックなんか起こされても…。
アレルギーで口に出来ない…。ぼくなんか鯖や鰹の青魚で、腹を痛めてしまう脆弱体質だから。
皆が必要な物を、身体が欲するエネルギーを口に出来れば問題ないのに。栄養状態を鑑みて。
世界中に栄養が行き渡らぬ故の口減らし計画なんて、起こって欲しくない。命は只消え逝くのみ。
頂きますの意味を考えて欲しい。胃袋に詰め込むだけ詰め込んだら其れで満足と思う勿れ。
食べ物の恨みが、別の意味で襲い掛かって来ようなら、ガチで悲劇としか言えない。
ブロイラーの如く、栄養分を流し込んでいたら其れこそ味気ない物になる。嚥下も咀嚼も忘れる。
詰まりはモグモグゴックンさえできないと、人として、生物として、悲しい存在になってしまう。
食べる事。生きる上で重要な事。成績がトップでも、上等な肩書でも…、重要なのは食べる事。
神様の使命が疎かになると罰を受けてしまう。永久の謎であり、楽しみな事。だから頂きます。