令和2年6月8日
「放射線治療最終日」・・・・39回コツコツ通ってやっとこの日が来た…(涙目)
遂に!!!である⚡⚡
思い起こせば昨年の6月、還暦間近ということもあり市民検診で、オプションのPSA検査をカミさんから勧められるがままに受けたのが今回の闘いの全ての始まりだった。
その時はPSA値が15.4という数値に愕然とし、マジで「死」を考えた。
この感覚は実際に癌宣告をされた人じゃないと実感できないはず。
何故ならば、この平和な現代社会で普通に生活していて、大の大人が「涙を流して本気で命乞いをする」場面って皆無だろう(笑)
正に第二次世界大戦(知らないが)の生死を分けた体験と同じかもしれない。
・・・・・あれからちょうど1年が経過したんだね・・・
あの時点でPSA検査を受けずにそのまま知らずに生活していたら、多分1年後の今頃は血尿が出たりとかの症状が出て、検査した時には転移が認められるステージ4とかになっていただろう(;'∀')
つくづくカミさんには感謝しなければならないよね💛
早速いつもの時間にGセンターに行き、もう今となっては目をつぶっても行ける別の建屋の地下2階の放射線治療室に到着。
受付のオネイサンから「最終日ですねww」と言われると何だか感慨深い。
そして相変わらずサクサクと呼ばれて、39回目であるトモセラピーの寝台に横たわった。
照射治療中、この1年の色々な事を頭の中でグルグル巡ぐらせているうちに、アッという間に最終トモセラピーが無事終了。
最後なので放射線技師に聞いてみる…
僕・・・「人によって放射線治療しやすい人とそうでない人はいますか?」
40年位前になるが、僕が通っていた大学の実習で一般企業に出向き社員向けに各種検診を実施した時、人によって要領を得なくて上手く検査ができなくて難儀した記憶があったからだ。
放射線技師・・・「ここでは最初にキチンと型を取ってから毎回の照射をするので、殆どやりにくい人はいません。多少のズレは手元で完全に調整できますし。」
僕・・・「なるほどそうなんですね。お陰様で39回、滞りなく済ますことが出来ました。長い間ありがとうございました<m(__)m>」
放射線技師・・・「こちらこそ、これからくれぐれもお大事になさってください」
そして受付のオネイサンから、「この後の予定は入っておりませんが、これからどうするんですか?」
僕・・・「こちらの放射線科の医師からS病院に、放射線治療終了した故の手紙を出してもらうことになっていますんで、手紙が届いた頃を見計らって僕からS病院に電話して予約を取ってS病院に戻ります。実際このGセンターに来たのはトモセラピーがあったからなんです」
受付のオネイサン・・・「そうなんですね。ここにくる患者さんは色々なパターンがありますので。長い間お疲れさまでした。お大事にww」
僕・・・「長い間お世話様でした<m(__)m>」
丁寧にご挨拶をして治療室を後にした。
会計を済ませて病院を出る。 思わず振り返り、もう二度とGセンターに来ることがなくなるように祈った。
帰りは僕自身の「絶対に負けられない闘い」の一つの節目(第一節)が終わったことをシミジミ感じながら、通い慣れた路を思い出を刻むようにノンビリと運転して帰宅🚗
こうして書いてるとほのぼのして何だかもう治った雰囲気になるが、これで完治するほど癌は甘くない。
これから僕自身の「絶対に負けられない闘い第二節」の幕が上がるのだ⚡⚡
癌細胞は、僕が油断して免疫力の事が頭から離れる隙を狙っている🔫
そんな癌細胞に負けるわけにはいかない。
これから先も、毎朝のニンジンジュース、フコイダン等欠かさず、食事もよく噛んで抗酸化作用のある食べ物を意識し、肛門様のために腹八分目で肉類は少なめにして謙虚な気持ちで自分の身体に向き合いながら生活しよう💛
それが僕自身の癌の「完治」に繋がると信じている。
「絶対に負けられない闘い第二節」は、ホルモン治療の継続とPSA値の監視だ。
ここから10年間、PSA値が安定していれば僕の勝利、僕の体の中に一個の前立腺癌細胞も無い状態つまり「完治」となる。
今後の展開はマジで「神のみぞ知る」ってことになりそうだ。
高リスクの前立腺癌なんで将来的に何が起こるかハラハラドキドキである。
今日は取りあえず2か月間に渡る放射線治療が終了したのでお祝いしたいが、月曜日は生憎ジムでサンドバック打ち、胸と三頭筋のトレーニングからのヨガの予定。
ここは、ルーティンを崩さずに頑張ろう💪
そう言えば、今月26日に映画「ランボー・ラストブラッド」が遂に上映される。
僕のハンドルネームに使っているランボー。
第一作目からなんと40年弱が経っているのには驚いた。僕も年を取ったわけだ(笑)
シルベスタースタローンもそうだが、僕はこの「ランボー」の大ファン💛
彼の映画はほとんど見てるが、やはり「寄る年波には勝てぬ」とはよく言ったもので、「ランボー」も遂に最終章になるようだ。
今回の映画は、何かの縁かちょうど僕自身の治療の節目にも当たり、自分の闘いとダブって僕にとって非常な励みになる。
悪人(僕にとっては癌細胞)を次々にやっつける逞しさを目の当たりにすれば、僕の免疫力も倍増されるだろうよ💪
今からワクワクしてどうしようもない60歳の癌患者ですが、何か・・・?
続く・・・・・