令和1年7月24日

 

 

 

いよいよ結果を聞きに行く日がきてしまった。

 

あれから今日まで結果が気になってソワソワし、飯も不味かったのは言うまでもない。

 

重い足取りで朝一番、今回は天下分け目の大事な結果が出るので、カミさんと一緒に病院へ行く。

カミさんは「大丈夫だからね・・」等と励ましてくれていたが、僕の耳には全く入ってこない。

 

 

僕的には散々調べ倒していたので、この期に及んで「癌じゃありませんでした」等という結果になんかなるわけなかろう!・・・とある程度覚悟はしている。

 

暫く待たされ夫婦で診察室に入り、担当の医師から淡々と今回の検査の事について説明される。

 

そして前立腺についての前振りの説明の後・・・

 

 

担当医師は毅然とした口調で

「生検結果、12本の検体の中から7本に癌が見つかりました。」とキッパリと言い切った⚡⚡( ゚Д゚)

 

 

実際覚悟はしていたが・・・

 

結果は・・・

 

「「「「「「前立腺がん!!!」」」」」

 

  

所謂「ガン告知」をされたわけだ。

 

 

 かみさんは「あぁぁ」っと呻く・・・

 

そして僕はというと、実際にガン告知をされて、自身こんなにも感情を取り乱すとは・・・

自分でもびっくりするくらいだった・・・

 

自分の中では「癌イコール死」のイメージがあったんで、自然に涙が溢れてきた・・

自分の「死」が間近に見えた瞬間である。

マジで泣き叫んで命乞いをしたくなった・・・

 

 

そして何とか絞り出した言葉が「もう長く生きられないんですかね・・・?」

 

 

医師は僕の様子に気付いたのか「早速完治を目指して治療しましょう!!仕事を辞めたりせずに普段通りの生活を送ってください」と力強く言ってくれた。

 

それから僕は絶望のどん底の中で、医師からの今後のスケジュール説明を聞く。

 

今後の流れで、「癌があることが分かれば、次はこの癌が転移してるか、どれだけ広がっているか、どんな性格の癌か、を正確に調べなければならない。」

「そのために後日(8月7日)MRIと骨シンチの検査をする」という事。

 

MRIで癌の大きさや位置を把握し、骨シンチで全身の骨に転移してるかどうかわかるようだ。

 

この日はこれら検査の予約(8月7日)をして終了。

 

 

帰りは茫然自失で、帰宅するまでどうやって帰ったのか覚えていないくらいだった・・・(;´Д`)

 

 

 

 

 

 

 

 

令和1年8月7日

 

 

検査当日朝一番病院に行き、早速検査衣に着替えて点滴や注射をして骨シンチとMRIの検査だ。

 

準備して移動途中、点滴のスタンドをコロコロ引きずりながら、廊下のガラスに映る自分が完全な病人に見える( ;∀;)

 

元々自覚症状もないしバリバリの健康体だったのに・・・

いや、実際今でも何の自覚症状もないんだが・・・

 

そう思うと、何だか急に情けなくなってくる。

 

 

こうして何ともない身体を色々弄繰り回され、免疫力が低下して本当の病人になっていくのかな・・

などと考えてしまう。

 

 

午前中には全ての検査が終了し、次回の結果の予約(8月14日)を済まして帰宅した。 

 

はぁ~・・・

 

 

 

 

 

続く・・・・