Dinoです。
早速ですが、日本はおろか世界でもまだまだ少数の電子バグパイプについて私見を書いていきたいと思います。
まず電子バグパイプというものについてですが、私が把握している限り世界で電子バグパイプを作っているメーカーは4社くらいではないでしょうか。
・ドイツ Redpipes
http://redpipes.eu/Seiten_engl/index_engl.html
・スウェーデン fagerstrom technopipes
http://www.fagerstrom.com/
・カナダ Ross technologies ePipes, MicroPipes, MIDIPipes
http://ross-canada.com/wordpress/
・スペイン Hevia MBS-300
http://heviaelectronicbagpipes.com/characteristics/
電子バグパイプ奏者として有名なのはスペインのHEVIAではないでしょうか。
私も電子バグパイプを知るきっかけになったのは彼のBusinidre Reelですし。
上記4つの電子バグパイプですが、バグパイプの形をしているのはRedpipesとHeviaです。
あとはチャンターに電子機器が内蔵されただけのモデルですね。(Rossはチャンターにスピーカーがくっついてます)
RedpipesとHeviaの違いですが、Heviaは購入方法がいまいち良くわかりません。
HPを見る限り直接メーカーにコンタクトして購入方法を知るようですね。
またPCに専用のVSTソフトをインストールして鳴らすMIDIタイプなのかなと思います。
対してRedpipesはMIDI out以外にLine出力とヘッドフォン出力があるため、アンプに接続したりヘッドフォンを使用してそのまま使うことが出来ます。
購入も日本で輸入代理を行っているお店がありますので、そちらから購入することが出来ます。
私もテクノパイプはそちらで購入しましたが、Reddpipesは直接ドイツのRedpipes社とコンタクトをとって購入しました。
Redpipes社のRolf Jost氏ですが、私の拙い英文メールにも非常に丁寧かつ迅速に応対してくれました。Facebookでもつながりを得られたので、現在は音つくりについて色々とアドバイスをもらっています。
さて本記事はRedpipesの購入についてなので、Redpipesを中心に書きますが、Redpipesはドイツの彼の工房で一つ一つ手作りなのでオーダーからやく1月ほど待つことになります。
私が購入したのは「Caledonia P4 Celtic」というモデルで、一般的なグレートハイランドの形状をしたモデルです。
このCaredonia P4 Celticですが、電子バグパイプでありながらブローコントロールを備えています。
分かりやすくいうと、オリジナル同様ブロー管から息を吹き込まないと音が出ません。
しかもオリジナルよりは圧倒的に楽ですが、常に一定の圧力をバッグにかけていないと音がとまったりよろけたりします。(わざと強くしめて音を半音ずらすことができます)
またP4 Celticと書いていますが、これは世界的に有名なバグパイプメーカー「McCallum」社のポリペンコ製バグパイプP4を指しています。
つまりバッグとドローン管、ブロー管、チャンター自体はオリジナルのバグパイプということです。
違うのは電子バグパイプ故、チャンターにセンサーが付いているのと、コントロールユニットからアンプへのシールドが伸びることくらいでしょうか。
音は電子音であることを念頭においておく必要があります。
オリジナルのバグパイプから慎重にサンプリングを重ねた上でつくられた音ではありますが、それでもオリジナルと全く同じというわけにはいきません。
電子音であることを理解した上で使うべきですね。
もちろんUniversal PiperやStudio PiperのようなVSTソフトを使えば、よりオリジナルに近い音色にすることは可能です。
実際Universal Piperを使ったところバグパイプをよく知らない人には迫力の違いはあるものの音色は同じように聴こえるみたいです。
私はRolfと話をしてみて彼の電子バグパイプ音へのこだわりに共感したため、VSTを使わずアンプやエフェクターでの電子バグパイプ音を作ろうとしています。
次回以降は私のRedpipes奮闘記と称して素人ながらの音作りをアップしていきたいと思います。
あ、そうだ。
P4 Celticですが、日本人が買うときはブロー管の長さに注意が必要です。
元々が欧米人向けの製品ですので、知らずにスタンダードで買うと小柄な人には厳しいと思います。
私も170cmそこそこなのでスタンダードモデルのブロー管は少々長く、新たにショートタイプのブロー管を注文することになりましたから。
購入前に相談することをお勧めします。
では。