再び薫ったラベンダー
ラベンダー。
満開のニュースには若干早いものの、いよいよ開花のシーズンを迎え
ある意味富良野の風物詩、特に週末の国道38号と花人街道国道237号
の“ラベンダー渋滞”への注意も富良野警察署から出されるようになりました。
こうしてイコール富良野と言われるまでになったラベンダーも紆余曲折が
あったようです。
スタッフSさんに、ラベンダーのことも教えてもらいました。
もともとラベンダーは栽培されていたのですが、観賞用ではなく香料用の
農産品であって全く観光とは疎遠だったようです。
それが、70年代になって化学香料の普及と海外からの原料輸入自由化が
進むと富良野沿線のラベンダー農家が次々と廃業し畑が消えていくという
状況で、先は真っ暗だがあと一年やったら畑を潰そうと栽培を続けたのが
富田忠雄さんというかた。
そんな中、ひとりの写真家が撮ったこの不遇のラベンダー畑の写真が状況
を一変させます。
75年、当時の国鉄が展開していた「DISCOVER JAPAN」(懐かしいかたも
いらっしゃるでしょう。)というキャンペーンのカレンダーにこの一枚が載るや
全国から写真家が訪れ、富田さんも小さな香り袋を試しに自分の農園で売
ってみると大評判、観光農園として再生なったのです。
この農園こそ今や富良野を代表する(場所は隣の中富ですが(;^_^A)ラベンダー
園「ファーム富田」です。
「なんもラベンダーだってたまたまこうなってしまったのさ。」
たしかに随所に記されていることですが、その歴史を地元でずっと見続けてきた
Sさんから聞くおはなしには適いません。
大地いっぱいに咲く紫の花々もこんな歩みと奇蹟があったんだなと。。。
あの独特の薫りもまた違って感じるかもしれません。