外壁
外壁は建物の印象を大きく左右する。
つまり、外壁の選択次第では、考え抜かれたデザインが施された
建物も素材一つで表現性がスポイルされてしまう。
ただ、商業的な目的や多目的な用途がミッションの場合は意外性や
打破的な意味を含めた素材選択はおおいにあると思う。
私の場合は住宅建築や店舗設計の御依頼をいただく機会が多い。
そして、住宅建築の外壁においては私なりに慎重に検討している。
それは、そこに住まうお客様とのヒアリングから得た家のキャラクター要素や
その家が建つ周りの雰囲気。近隣の家との距離感など要素は多い。
いかに、周辺環境に調和し奇抜で一時的な演出性を控えながらも
同化されることなく、むしろ静かにそして永続性ある主張ができる外壁の選択が大切に思う。
そんな外壁の選択眼は、過去からの経験が大きい。
これまでの仕事の履歴を軽く説明すると、新卒ですぐに湘南の地で仕事に就いた。
当時なら、東京にあるアトリエ事務所での修行が一般的だった。
でも何故かそちらへの興味が湧かず、縁あって藤沢片瀬にある「技拓」という会社に入社させてもらい
設計室にて設計のイロハを学んだ。
「技拓」は湘南の雰囲気を伝える住宅の元祖である。
社長を筆頭に社員の多くが鵠沼育ちの生粋の湘南人間のような集団だ。
当然、さり気なく文化的でカッコいい大人達。
設計施工という肩書きの会社ながら、それ以上のセンスを求めて御依頼されるお客様が多かった。
そして、次に「クリプトン」という会社に転職。
社長の名は、佐賀亜光氏。
彼も生粋の鵠沼人間で仕事はもとより
日本のサーフィンの草分け、サーフィン業界ではレジェンドだ。
ここでは、クリプトンで手掛けた殆どの設計をさせてもらった。
そして現在に至る。
「技拓」においては外壁材として杉材など、自然素材を
張る工法のノウハウを経験した。
単に「自然素材を張る」だけでなく、美しく見せるためには
プランニング(平面計画)から徹底した配慮が必要なことや
自然素材ならではの経年変化の見せ方やメンテナンスの容易さの重要性など多くを学んだ。
「クリプトン」においては自然素材と白い外壁という組合せのテーマで
どうすれば、湘南らしい住宅が表現できるかを考えた。
佐賀氏は設計ではなく経営者だったが、藤沢の自然と海の関係や、当時そこに建てられていた
別荘のたたずまい方などローカルの視点で多くを語ってもらい、「現在の湘南にふさわい建物の
あるべき姿は!」などを話し合い、色の配色や素材の使い分けの検証を重ねながら、スタイルを
作り上げていった。
「あくまでも、さりげなくカッコよくいこうぜ!」をテーマとして。
本当に僭越であり、おこがましく、嫌らしく聞こえるが、現在巷で「湘南のスタイル」
とうたって白い外壁と板張りとのコントラストの建物の表現を作り出したのは
「技拓」で学んで「クリプトン」で実践した我々だと思う。
そして、なによりもそのスタイルに共感して御依頼をしてくれたお客様方のお陰で
実践、実績を得ることができた。
だから、今でも「湘南のスタイル」とされる建物とは一線を画す設計が出来る自負はある。
表現的には僅かな差異に見えるかもしれないが、この差が建物の魅力の多くを引き出す。
そして建物の寿命への貢献度も技法の差で大きく左右している。
現在は、更に表現の引き出しを増やすべく新たな試みも行っている。
施工のパートナーとでもいうべき心強い施工会社がある。
そこの技術は職人さんの心構えから始まりとても意識が高い。
そして、技術者としての自信に満ちた経営者自らが現場の目線を持っているから慣習的な仕事でなく
前向きに変化している。
「普通の外壁なら、そんなに変わんないじゃん!」という声も聞こえてきそうだが
出来上がるまでの工法、素材の厳選などまつわる全ての集大成が「外壁」であり
ビジュアル的にもダイレクトに表現される箇所であり、なかなか悩み多いが、深く考え抜いた結果として
必ず、完成度の高い仕上げが約束できる。

つまり、外壁の選択次第では、考え抜かれたデザインが施された
建物も素材一つで表現性がスポイルされてしまう。
ただ、商業的な目的や多目的な用途がミッションの場合は意外性や
打破的な意味を含めた素材選択はおおいにあると思う。
私の場合は住宅建築や店舗設計の御依頼をいただく機会が多い。
そして、住宅建築の外壁においては私なりに慎重に検討している。
それは、そこに住まうお客様とのヒアリングから得た家のキャラクター要素や
その家が建つ周りの雰囲気。近隣の家との距離感など要素は多い。
いかに、周辺環境に調和し奇抜で一時的な演出性を控えながらも
同化されることなく、むしろ静かにそして永続性ある主張ができる外壁の選択が大切に思う。
そんな外壁の選択眼は、過去からの経験が大きい。
これまでの仕事の履歴を軽く説明すると、新卒ですぐに湘南の地で仕事に就いた。
当時なら、東京にあるアトリエ事務所での修行が一般的だった。
でも何故かそちらへの興味が湧かず、縁あって藤沢片瀬にある「技拓」という会社に入社させてもらい
設計室にて設計のイロハを学んだ。
「技拓」は湘南の雰囲気を伝える住宅の元祖である。
社長を筆頭に社員の多くが鵠沼育ちの生粋の湘南人間のような集団だ。
当然、さり気なく文化的でカッコいい大人達。
設計施工という肩書きの会社ながら、それ以上のセンスを求めて御依頼されるお客様が多かった。
そして、次に「クリプトン」という会社に転職。
社長の名は、佐賀亜光氏。
彼も生粋の鵠沼人間で仕事はもとより
日本のサーフィンの草分け、サーフィン業界ではレジェンドだ。
ここでは、クリプトンで手掛けた殆どの設計をさせてもらった。
そして現在に至る。
「技拓」においては外壁材として杉材など、自然素材を
張る工法のノウハウを経験した。
単に「自然素材を張る」だけでなく、美しく見せるためには
プランニング(平面計画)から徹底した配慮が必要なことや
自然素材ならではの経年変化の見せ方やメンテナンスの容易さの重要性など多くを学んだ。
「クリプトン」においては自然素材と白い外壁という組合せのテーマで
どうすれば、湘南らしい住宅が表現できるかを考えた。
佐賀氏は設計ではなく経営者だったが、藤沢の自然と海の関係や、当時そこに建てられていた
別荘のたたずまい方などローカルの視点で多くを語ってもらい、「現在の湘南にふさわい建物の
あるべき姿は!」などを話し合い、色の配色や素材の使い分けの検証を重ねながら、スタイルを
作り上げていった。
「あくまでも、さりげなくカッコよくいこうぜ!」をテーマとして。
本当に僭越であり、おこがましく、嫌らしく聞こえるが、現在巷で「湘南のスタイル」
とうたって白い外壁と板張りとのコントラストの建物の表現を作り出したのは
「技拓」で学んで「クリプトン」で実践した我々だと思う。
そして、なによりもそのスタイルに共感して御依頼をしてくれたお客様方のお陰で
実践、実績を得ることができた。
だから、今でも「湘南のスタイル」とされる建物とは一線を画す設計が出来る自負はある。
表現的には僅かな差異に見えるかもしれないが、この差が建物の魅力の多くを引き出す。
そして建物の寿命への貢献度も技法の差で大きく左右している。
現在は、更に表現の引き出しを増やすべく新たな試みも行っている。
施工のパートナーとでもいうべき心強い施工会社がある。
そこの技術は職人さんの心構えから始まりとても意識が高い。
そして、技術者としての自信に満ちた経営者自らが現場の目線を持っているから慣習的な仕事でなく
前向きに変化している。
「普通の外壁なら、そんなに変わんないじゃん!」という声も聞こえてきそうだが
出来上がるまでの工法、素材の厳選などまつわる全ての集大成が「外壁」であり
ビジュアル的にもダイレクトに表現される箇所であり、なかなか悩み多いが、深く考え抜いた結果として
必ず、完成度の高い仕上げが約束できる。
