Bang&Olufsen | 湘南の建築家のひとりごと

Bang&Olufsen

デンマークのメーカーで「Bang&Olufsen」通称「B&O」があります。

音響、映像の機器を主体とした製品です。
ここの新作には、いつも刺激的な「裏切り」があります。
いつも「こうきたかっ!」となるのです。

「既製概念にとらわれない斬新なデザイン!」
と、安易な言葉で表現できない深さを宿しているのです。
音響機器メーカーとしての性能を基軸に形態を考察した結果のデザインが
実にロジカルでありながら、明快な線や面の表現で成立しているのです。

本当の意味合いにおいて「デザイン」が表現されているのです。

俯瞰で全体を見た時、はたまた実際にパネル類をタッチしたときのトルク感や
材料の質感など、全てに明確な理由付けが根底にあり成立しているのです。

一瞬は「デザイン」が強く強烈な個性を放って見えがちですが
全てに意味をもって、うわべだけのカタチではないので
実は、どんな空間にも存在でき、主張も、そして同化もできているように思えます。

「デザインする」というキーワードに少なからず接している私としては
その言葉の奥深さの意味を、認識させられます。

デザインを考察する意識が深ければ、例え奇をてらう表現や、注目度合いを高める表現は
浅はかなものと気づき、永続性に乏しいと気づくのです。

建物などは特に、その一棟だけで存在する訳でなく
街並や地域性においての社会的責任も必要なので、デザインの重要性が大きいのです。
(決して、「街並にとけ込む」だけで解決できる意味合いではありませんが)

大きさなどのスケールは違えども、デザインについて考えさせられる製品です。

最近のデザインブームのなかで、ともすれば最先端的なデザイン表現に見える
「Bang&Olufsen」の製品ですが、視点を変えるとブーム性へのアンチテーゼを
投げかけ、我々の選択眼としての本質を目覚めさせるテーマを秘めているように感じます。







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