白 | 湘南の建築家のひとりごと

朝、今日履く靴をその場で決める。
とは言っても、靴の趣味があるわけでもなく
仕事場へもジーンズか短パンなのでスニーカーもしくは
デザートブーツからのチョイスです。
しかも、黒か白で数種類だけです。

今日は予報は雨でした。
なのに、なぜか雨の日はいつも白のスニーカーを選んでる。
家をでてから、いつも「なんで俺、白なんだ?」と自問自答です。
雨に濡れて、泥がはねて、汚れて。と考えればこの選択はよくわかりません・・・


ところで
家の室内で大きな面積を占める部分として「壁面」と「天井面」があります。
そして、それらの仕上材料として、私は「ドライウォール」つまり塗り壁を
よくおすすめしています。
「ドライウォール」は「ビニールクロス材」と比べれば、コストも高いし
仕上がるまで工期も長くかかります。
ただし、とっても「壁面」や「天井面」の仕上がった質感がよいのです。
(健康的な素材としての謳い文句としてのアピールはあえてしません)
光りがあたると職人さんの手作業の雰囲気が伝わってきたり
光りの反射で壁面の色の見えかたが変化に富んだり、またなぜか
壁を伝わって外部から入る風が爽やかな感覚があります。
これらは工業製品の建材ではなかなか出しにくい
その家だけのオリジナルテイストが醸し出されるように思います。

そんな壁の色として、私はよく「白」をおすすめしています。
(白でもベージュ系やグレー系と様々ですが総称して)
たしかに白は汚れやすいのは事実です。
スイッチやドアノブまわりの手垢、はたまた壁が画用紙代わりとばかりに子供達のクレヨンの跡、
また、椅子の背もたれなどのひっかかり跡などで汚れる事もしばしばです。
でも私は勝手ながらお客様にこう言います。
「汚れも家族の時間の積み重ねですよね」
その家だけのオリジナルテイストの壁にはその家族のオリジナルの軌跡があれば
より一層、家への愛着が湧くのではと思います。

「家の歴史が人の思いを育て、その思いが家とのつながりを深めていく」
そんな家が設計者としては勝手ながら理想に思います。

余談ですが、「そうは言っても汚れたままはどうもねー」
この場合に「ドライウォール」はもう一度その面に重ねて塗装できる利点があります。
「ビニールクロス材」だと剥がしてからまた、張ってと大変な部分もあります。

雨の日に汚れを承知で白いスニーカーを履く。
いい加減、汚れたらゴシゴシ洗ってまた白くする。
そして次の時は白い状態で履けるといううれしさ。
そして、その繰り返しが一足のスニーカーへの愛着に変わるのかもしれないと思いました。

でも、やっぱりなんで、あえて雨の時なんだろー?
わかんないなー 俺。




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