はい、ダイニングコンサルタントの黒羽です。
お仕事でも、
プライベートでも
お付き合いのある、大事な先輩が、
畳の表替えをしたいと…
そこで、
こちらも大事な友人である、
畳屋の砂川くんをご紹介、
本日、表替えと聞いたので、
ちょっと、作業を見に行きました。
作業場に顏をだすと、
「すごい畳だよ…」と、砂川くん。
この畳の裏、
棕櫚（しゅろ）が使われている畳床。
棕櫚とは、
天然のヤシの実の繊維。
亀の子たわしに使われている材料。
湿気に強く、通気性のよい棕櫚を、
湿気に弱い藁（わら）床の裏に縫い付けた、
高級な棕櫚裏床…とのこと。
砂川くんは、ぼくの
おさななじみ…
かつ、畳技能オリンピック2位！
の男。
そんな砂川くんが、
職人になって20数年で、
2回しか出会ってないほどの畳床！
確かに、
先輩のお宅…
造りは半端ない…。
この棕櫚裏の床（とこ）が、
どれほど珍しいか、
どれほどたいした床か…
そして、
その床を通して見えてくる、
先輩のお宅を造った、
こうだったであろう職人たちの話など、
しっかりと聞かせてもらいました。
この砂川くんの
自宅兼、作業場である、
三代続く、
老舗の畳屋さんです。
今思えば、
ダイニングコンサルタントとしての
初めてのお仕事は、
ここ、砂川くんのお宅でした。
というか、
まだ、
ダイニングコンサルタントとは
名乗っておらず、
ただの椅子好きのアドバイスで、
ぼくのオススメの椅子を、
購入してくれました。
その椅子は、
岐阜にある
「むげ工房」さんの椅子。
むげ工房さんを見つけたのは
オークションサイトの画像。
ただ、
その椅子の画像を見た瞬間に、
「間違いない…」
と確信していました。
柔らかなカーブを描いた、
背もたれの形状…
その背もたれからつながる、
肘掛けの高さ…
座ってみたい…
という気持ちを抑えられず、
すぐに連絡をとると、
送料を負担すれば、
試し座り用のサンプル品を
送ってくれるという！
お願いしたら、
すぐに届きました。
その座り心地は、
想像した通りでした。
背中と肘は、
心地よく体を支え、
見た目以上に軽い躯体に、
驚きすら感じました。
そんな椅子を
砂川くんにいつも話していました。。
砂川くんは畳屋さん。
畳屋さんのダイニングには
椅子はありません。
畳に座って、ちゃぶ台で食事です。
そんな砂川くんが、建て替えをするとき、
ダイニングに椅子を置くことを
決めてくれました。
いま、砂川畳店のダイニングには、
この椅子があります。
ご家族の会話の時間をつくっています。
良い椅子を、
大事な友人が、
今も喜んで使ってくれている…
ダイニングコンサルタントして、
ホントに嬉しいことです。
クロハチインテリアデザイン
fuscoma.
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