石切神社でお百度参り | 卵巣がん ネガティブの壺

卵巣がん ネガティブの壺

闘病という括りにはなりますが、元気を貰える系…
ではありません。

私の愚痴・怒り・悲しみ・苛立ちなどをこの壺に
カー!ペッ!と吐き出して、少しでも楽になれたら、
またちょっとだけ上向きになってみるか、って感じ
です。

10/23(金) 

石切神社にお参りにでかけた。

でんぼ(デキモノ・腫物)の神様と呼ば

れている癌封じで有名な神社です。

1年前に戴いたお守りの返納・新しい

お守りを戴く事、それにお百度参りの

為に。

 

あいにくと朝から雨だったが、お昼か

らは回復する見込みで降水確率もか

なり低く、家を出る頃には止んでいて

ヨシ!と出かけたが…

新石切の駅についたら、また雨が降っ

ていた(´;ω;`)ウゥゥ

それもパラパラ…ではないレベルで。

 

仕方ないので、駅前のカラオケBOXで

雨宿り(笑)

寒くない部屋で好きな物飲んで、適当

に唄って、3時間で1100円程。

よき雨宿りでした。

雨も止んだし、ストレスも解消できたし、

さぁお参りへ!

 

でも、4時過ぎていて雨も止んだばかり

だったので、私の他は3人だけでした。

100回まわるのは休憩なしでも私の場合

は1時間+15-20分はかかってしまいます。

もう暗くなってきて本殿の扉も絞められて。

寒くなってきたし。

なんかちょびっと悲しくなってきました。

 

去年、初めて来た日は秋晴れのとても良

い天気で気もち良かったのになぁ

春もコロナで、外出を控えたかったけど、

気持ち良い陽気にやっぱりお参りにでか

けてしまったんだっけ。

 

気分が下がったせいなのか?

なぜだか他に回っている人達の足が速い

だけで、この方達は癌を患っている家族

の為に願掛けに来られているのかな、

という読みを安易にしてしまって(笑)

自分1人が自分の為にお百度を回り続け

ているんじゃないかな。

こんなに一生懸命に願掛けして貰ってい

る家族がいて、羨ましいなと思ってしまった。

主人は仕事が忙しすぎてついて来て欲しい

と言えない。

息子も休みの日は遊んでいたいだろうし。

そもそも、今度お参りに行くーと言っても

どちらも同行しようか?とも聞いてくれない。

 

そんな風にネガティブな考えがチラチラ浮

かびつつ、回っていたのだけど。

 

100回、それも僅かに本殿まで斜面になっ

ているのは結構キツく半分もいかないうち

に息が上がり「最後までできるのかな」と不

安になってくるんだけど、残り10数回になっ

てくると去年の秋・今年の春と変わらず回

れそうな確信が生まれてきて、

「今年も誰にも頼らず自分の足でここまで

公共の乗り物で移動できた上にお百度がで

きた事がありがたい事だなぁ、ありがたいな

…」って。

心の底から思えました。

健康な人ならば当たり前の事なのですが。

当たり前の頃だったら、こんな風に感謝

できてなかったのですね。

 

一緒に回っていた方達が私と同じ癌患者

本人だったのか、家族の為のお参りであっ

たのか、わかりません。

でも、本人であったのなら。

私と同じようにに感謝しながら回ってられた

と思います。

 

家族の為であれば…

羨ましいと感じてしまったけど、そんなワケ

なかった。

大切な家族が来たくても自分の力で、来られ

ない状態の可能性の方が高い。

今も辛い痛みや苦しさを堪えて横たわって

られるのかも知れません。

それ以上に苦しむ姿を見守る事しかできな

い辛さは私達本人とは違う辛さなのでしょう。

なんて事を思ってしまったんだろう、アホな

私。

弱いなぁ いつも自分だけが苦しい気持ち

でいる気になってしまいがちで。

私はまだ経過観察でいられているのに。

何故、それを素直にいつまでも喜べないの

だろうか。

病人なんだから気を遣って欲しいとか、

自分でいつまでも病人から抜け出さずに

いて甘えていると思う。

 

来年も1人で来られていますように…

家族は私の為に時間を割く事なく、それぞれ

の時間を過ごせていますように。

私の家族も今は私が大丈夫だとわかってい

るから、何も言わないのでしょう。

結局、家族には普通にして貰っているのが、

自分も1番安心なのに。

私が来られなくなったら…きっとお参りしてく

れるよね。

私も家族の健康を祈り続けていよう。

 

お百度を始めた時とが終わった時で、思い

が変わりました。

 

なんだか書いてるうちに何が言いたいのか

わかんなくなってきちゃいました(笑)

とにかく、祈願できただけでなく、また気づき

があった事に感謝です。

 

でも、今度は晴れている日に行こう。