郵政民営化から誕生しましたゆうちょ銀行。この新しい銀行から独自発行のクレジットカードが発行されることとなりました。その名も、
《JP BANKカード》
と言います。2008年5月1日よりゆうちょ銀行窓口にて新規申込みが始まるようです。当初2008年1月から本支店、3月からは各地方のゆうちょ銀行代理店にて発行開始の予定であったと記憶しておりますが随分と長引いていたようですね。ゆうちょ銀行のクレジットカード業務の認可につきましても2008年4月18日におりたようでこの度本格的に参入と言うことになりました。
5月1日から申込み開始されるのがJP BANK VISAカード・JP BANK MASTERカードで、それぞれにゴールドカードが用意されます。発行予定のもう一つの国際ブランドJCBにつきましては2008年年内の発行と言うことで少し発行は遅れるようですね。
【JP BANKカード・プレスリリース】
http://www.jp-bank.japanpost.jp/aboutus/press/2008/abt_prs_id000236.html
このカードの面白い特徴は公共料金の支払先にJP BANKカードを指定することで一般カードの年会費(1,312円)が無料になること、そしてリボルビング払いの手数料が公共料金指定数により最大年利9%(ゴールドカードの場合)まで引き下がることだと思います。ダイナースクラブカードが公共料金の支払いでクラブポイントを付与しない後ろ向きな姿勢であることを考えますと全く逆の特徴を持ったカードであると言えそうですね。また1年間の利用金額によりましても年会費を無料~5,250円まで割引もおこなわれるようです。
そしてなんと言いましても面白いのがVISAブランドはエンボスレス、MasterCardブランドがエンボス仕様のカードであるところではないかと思います。エンボスとはカードに刻まれた名前などのくぼみのことでCAT端末の無いカード加盟店にて利用する場合にはこのエンボスが無いとインタプリタ型の機械でお買い物をすることができないと言うことになります。その為、VISAブランドのJP BANKカードにつきましてはELECTRONIC USE ONLYと右記されているようですね。
電子マネーにつきましてはキャッシュカード一体型はEdyがクレジットカード単体型はiDが搭載されるようですね。ここでも面白いのがJP BANKカードにはキャッシュカード一体型だけではなくクレジットカードのみの単体型JP BANKカードも用意されるようですね。キャッシュカードと一体化していることに抵抗のある方には便利なサービスなのかもしれませんね。それでも電子マネーをキャッシュカード一体型と単体型で区別する方法は少し不便なようにも感じますがフェリカの技術的な仕様上仕方ないところなのかもしれません。ちなみにキャッシュカード一体型カードにはEdyが搭載されるようですがケータイ用のiDは利用可能となるようです。まあ今のところケータイiDはドコモにしか対応しておりませんのでケータイユーザーの半分以上は未対応となってしまいますけどね。
それ以外の特徴としましては三井住友VISAカードとほとんど同じようで、まだプレスリリースの段階ではありますが三井住友VISAカードに比べますと見劣りする様にさえ思います。それは何故なのかな?と考えてみたのですが、JP BANKカードはあくまでもゆうちょ銀行が発行する多機能キャッシュカードとして期待されていたと思うのですが、そこの部分に大きなメリットが記載されていなかったからだと思います。JP BANKカードを期待されていらっしゃった方々の多くはこのカードで他社ATMの引きだし手数料無料や通帳レスなWEB明細サービス、郵便振替手数料優遇などゆうちょ銀行のサービスにメリットがあるものを期待されていたことでしょうね。そう言った意味ではカード発行業務について三井住友カードを見習うのではなくSMBCカード(三井住友銀行のクレジットカード一体型iCキャッシュカード)を見習って欲しかったと思うのは私だけでは無いと思います。
さて私としましてはお財布を少しでも薄くできたらと思う関係上JP BANKカードには大変に期待しておりましたがまだよくわからないカードであるためもう少し勉強してみてからと思いました。年内にはJCBブランドのJP BANKカードも発行予定ですのでそちらも気になるところです。一昨年提携したSuicaとの一体化カードはもしかしますとJP BANK JCBカードで実現するかもしれませんし、JCBが発行業務を請負うのであればQUICPayが利用できたりOkiDokiポイントにあるJALマイルへの交換も可能になるかもしれませんからね。VISAブランドではANAマイルへの移行のみですのでJALマイラーの私としましては(笑)少々物足りなく思っております。
今後は各種提携カードも睨んだ様々なJP BANKカードが発行されているかもしれませんが、是非基本機能をゆっくりと充実させて行って頂きたいと思います。ゆうちょ銀行はメーカー系や流通系のクレジットカードと違い、金融の分野の基本サービスの充実が最も大切であると思います。そう言った意味では郵便局などとのタイアップで郵便料金優遇サービスや簡易保険でポイントUPサービスなどが登場してくるのかもしれませんけどね(笑)。



