今日の空(くう)ちゃんは、ずっと眠ってます。

朝から少しミルク入りチキンスープを舐めて、
それからずっと眠ってます。

穏やかなお天気も関係してるのか、
私もとても穏やかな気持ちです。

空ちゃんの呼吸も穏やか。
空ちゃん、どんな夢を見てるのかなぁ?って、
ぼんやり考えてます。

今の肉体を纏った空ちゃんと、
あとどれだけ一緒にいられるんだろう。

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こんにちは。
アニマルコミュニケーター。そして動物肖像画家の松尾由子です。


冒頭の文章は、
これまたアメブロアプリの下書きの中に
眠っていたものです。
投稿(保存)日は、2015年10月7日。

空ちゃんはこの年の12月に
お空へ還っていきました。


下書きのまま
眠らせておくのも忍びない。

当時の空ちゃんの様子や、
私が感じていたことを残すため
投稿することにしました。

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この子が空ちゃん。


とても静かで、穏やかで、冷静、忍耐強い。
そして、愛情深い女の子。


空ちゃんと、産まれた仔猫2匹を
一緒に病院へ連れて行ったとき、

診察台の上でミィミィ鳴き叫ぶ
我が子の声を聴いて、キャリーの中で大暴れ。
布製キャリーのジッパーを開けてびっくり
飛び出しそうになった空ちゃんでした。


それから数ヶ月経った頃、
左耳のなかなか治らない傷が
扁平上皮がんだと分かりました。


お耳など、
切除できる場所の扁平上皮がんは
切除するのが基本。

今なら、
切除も少しで大丈夫だと思います。
毛が生えれば、
お耳が欠けてるのも目立ちませんよ。

そう説明を受けました。


空ちゃんのお耳が無くなっても、
私は見た目の変化は気にならない。

でも、ショックを受ける保護者さんが多いと。
先生の優しさから出たお声かけでした。


それで最初は、
お耳半分くらい残す形で切除。
包帯ぐるぐる巻きみたいな見た目で退院。


まずは無事手術が終わって良かったと、
ホッとしたのも、つかの間。


傷が痒いのか、
空ちゃんは頭をカーペットに
ゴリゴリ擦り付けるようになりました。


その翌日、
なんだか様子がおかしい。
元気がない空ちゃんを連れて、病院へ。

ぐるぐる巻きの包帯を外すと、
縫合した傷口が開いてました。


それで再手術。
結局、上の画像の状態に。

短期間に2回も手術なんて、
かわいそうなことしてしまいました。


幸い、このときの病理検査で
腫瘍は綺麗に切除できたことが分かりました。


空ちゃんは、毎日の消毒や治療も
暴れることなく受け入れてくれました。

保定してくれる人がいないから、
空ちゃんの体を風呂敷で包んで、
抱き抱えるような姿勢で消毒したなぁ。


空ちゃんは、
とにかくジタバタしない子でした。
お風呂だけはどうしてもダメで
逃げ回っていたけれど(笑)

それ以外は、
どんな治療も投薬も
静かに受け入れる強さがありました。

空ちゃんの怯えた顔は
一度も見たことがありません。

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空ちゃんと出逢ったのは、
最愛のラウたんとお別れして、
ペットロス真っ只中だった
2009年の晩夏でした。

電車やバスに乗っているとき、
道を歩いているとき、
お買い物しているとき、

油断すると、勝手に涙が溢れてしまう。
そんな時期でした。


ラウたんとのお別れが辛すぎて、
もう二度と、猫と一緒に暮らさない。
そう思っていた私が
出逢ってしまったのが空ちゃんでした。


ご近所さんから
ご飯をもらって食べていた空ちゃんは、
治療が必要だと一目で分かる
風邪っぴきさん。


思わず思ったのが、
うちに来てくれたら
病院へ連れて行けるのに。
ということ。


ラウたんとのお別れから
まだ3ヶ月くらいしか
経っていなかったこともあり

新しい子をお迎えするのは、
ラウたんに悪い。
そんな気持ちが浮かびました。

でもやはり放っておけない。
病院へ連れて行くだけだったら
いいよね?


会うたび、心の中で
「うちにおいで!」

お空へ還ったラウたんにも
「あの子をうちに連れて来て」と
お願いしてました。


それから数日後、
少し離れた場所から遠慮がちに、
私を見つめる空ちゃんの姿がありました。

声をかけると寄ってきて
私の足にスリスリスリスリ。

ご飯より、撫でて!という感じ。

それから空ちゃんは
毎日、私が仕事から帰るのを
玄関先で待つようになりました。


このときはまだ、
一緒に暮らすことは考えられませんでした。

どうしても
『ラウたんに悪い』という気持ちが強くて。

空ちゃんと一緒に暮らすことは
ラウたんを裏切る行為だと
思っていました。

でも、
急に寒くなった日に
お部屋に入ってもらって。

クッションの上でぐっすり眠る
空ちゃんの寝顔を見つめていたら、
もう、お外へ返すなんて
考えられなくなっていました。

そして空ちゃんは、
かけがえのない存在になりました。


病院で風邪っぴきの治療した後の空ちゃん


後日談。

その後アニマルコミュニケーションを学んで
動物さんの死生観や考え方を知りました。
ラウたんに尋ねると
全然気にしてないことが判明。
思わず笑ってしまいました(笑)

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私をアニマルコミュニケーションに
導いたのがラウたんならば、

空ちゃんは私を
アニマルコミュニケーターとして
育ててくれたお母さん。


あの頃も今も、

大丈夫!
よしこさんなら大丈夫!
もっと自分の力を信じなさい。

ほら、勇気を出してやってみなさい。
あなたは強いんだよ。

と、勇気づけてくれていますキラキラ


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今……
どうしようもなく辛いときは
空(そら)を見あげて
空ちゃんの名前を呼びます。


空ちゃんはこれからも
お空から私をサポートしてくれるそうです。

アニマルコミュニケーターとして
ひとりでも多くの方のお役に立てるように。


だから思うんです。
『稼げないから廃業しますなんて、
私には有り得ない』と。


これからも私は
同じ志を持ってる人たちと共に
人と動物が幸せに共生するお手伝いを
続けるんだから。

お空や私のすぐ横で応援してくれている
大好きなみんにゃと一緒に。

だから、
続ける理由はあっても、
辞める理由はない。


あら…
空ちゃんとの想い出を綴っていたのに、
なんか最後は
決意宣言になっちゃいましたね(笑)


とにかく、
私は今も、空ちゃんと一緒ニコニコオッドアイ猫

想い出話をするとまだ涙が出るけれど、
大丈夫! 苦しくない。


かなりの長文。
最後まで
お読みくださり
ありがとうございましたニコニコ


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