dining kangaroo

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       ~ダィニングでかんがぇる !

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2017H29s92/9/17 sun

暮れ。
その年最後の家族行事を無事に済ませ、焼津から八十万都市への帰途についた。お昼12時をちょっとだけ過ぎていた。


島田のあたり、
どこからやって来たんだろう、
旅客機がスローモーションで高度を下げてきている。
午後の時間はたっぷり余ってる。
ランディングするその辺りへ行ってみることにした =3
ひと昔も前、建設中のころに行ったことがある。平らにならされただけの台地。見学用のプレハブがポツンとあっただけのころ。


案内看板を辿って飛行場へ近づいてゆく


良くなっていく見晴らし :-)


左にトンデモナイものが見えてくる。どんな絵や写真よりも鮮やかに、あざやかに描かれた マウント富士 =3 =3


そして飛行場、富士山静岡空港 >=}-


有料アタリマエの都市感覚をマヒさせるパーキング

富士飛行社を想わせる台地の滑走路と 空と

飛行機に誘われ天空に浮き立つ富士がアクセントになって

もはやデッキからの広大な展望を切り取りたい衝動を抑え込めない =3

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だからってヒコーキってやつは恐ろしくノンビリで

フレームに収めるべきワンシーンを  あぁ なんてこったー ;-O

切り落として しまたー

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上から下からビルを歩きまわって、
自分たちへのお土産も買い込んで、
まるで旅を終えた気分になって、
我われ核家族ご一行様は、あらためて八十万都市への帰途についた。



サラリマンに出張は憑きモノ(つきもの:うれしくない相棒) ダ =3
10年前にもセントレアを予行演習した。
だって搭乗失敗は許されない。
12分待てば次がやってくる赤電(あかでん:八十万都市の南北73kmのうち下の方18kmほどをはしる遠鉄電車) とはちがう。
あのときもたくさんの店舗を巡って自分へのお土産を買い込んだ。そうして歩き方を覚えた =3


サラリマンてのは、どこにあっても上手に回る歯車でなきゃならない (=_=)
やはりそのためには演習が必要なのであーる =3
費用がかさむのであーる ;-P
ゆえに、上手に回って稼がなきゃならないので、あーる (T_T)/

 

2017H29s92/9/3 sun

昨年、
嫁さんがシダーローズの話題を出すようになった。
ついに、ボクにも忖度(そんたく:褒美が欲しくて媚びてみせること) のチャンスが巡ってきた =3


コレ↓
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ふだん見かける "まつぼーっくり" とは明らかに風体(ふうてい:見て取れる特徴) が違っている。ヒマラヤシーダという木のボックリらしい。
嫁さんのブームに相乗りすべく、ボクは密か(ひそか)にそのありかを探ることにした。



その日は突然やってきた =3=3
シーダやシダーの記憶も薄れゆく頃、暮れ。
結婚記念日はやってきた =3
    
音も立てずに忍び寄る記念日ほど怖いものはない。だからと言って、なにも計画していない記念日ほど失礼なものもない。
ボクは、ふだん通り姑息に、一か八か(いちかばちか:準備不足なウン任せ) の行動にでた。
後方VIPシートに嫁さんを、そして胸にはサプライズのミニプランを秘め、八十万都市に数多(あまた)ある公園のひとつ、飯田公園 "みどり~な" へとマイファミリーカーを走らせた =3


平日だからだろう、みどり~なの時間は止まっていた。カルガモもオッサン(おっさん:営業車を操るサラリーマン) も気兼ねなくくつろいじゃうほど、のどかだった。
ここに来たのは、嫁さんに 「へぇ~~~」 って唸って(うなって)もらいたかったからだ。

実はここには、あの、ヒマラヤシーダがある =3
あわよくばシダーローズも落ちているかもしれない =3
日本中を探し回って、やっと見つけたんだ =3  …ってな設定ダ (-_-;



そして、見つけた、杉のような…

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松のような…?

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枝垂れた様子がシロップをかけたよう…

シーダの下に行って見上げてみたら、、

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        Oh…hhhh…… 




言葉も出ないほど呆れたことがある。
ぐうの音も出ないほど叩かれたことがある。
そしてついに、声も出ないほどの光景を目の当たりにした =3


ボクは嫁さんとふたり、のどかな時間と空間と、予想外のサプライズをご馳走になった ;-)


見上げれば、いつだっていいことがある。
見上げれば、いつか見てろよオレだって ! な気分が涌いてくる。

ついに下を見ることもなく、シダーローズに出合うこともなかったけれど、
行動して良かった :-D

本日も仰向けでいい夢見るゾーっ :-)

 

 

2017H29s92/7/2 sun

いつでもどこでも気づかなくて、なんでもかんでも間違えてばっかりの自分が悔しい。
竜頭山での敗北がアタマから離れない。


山頂からの下りルート、いったいどこで間違えたんだろう。
仕事なら 「アハハ~」 で済ませられるが、生死にかかわる間違いはサラリマンでも笑い飛ばせない。

答えが落ちていないか、あれからしばらくネットをうろうろしていた。
他人様(ひとさま)の山行記録を眺めてみたり、誰だろうウンチクある記事を読ふけったり、様々なブログを閉じたり開いたりしていた (x_x)
そしてある日、雑念湧きだす深夜、ある記事に釘付けになった =3

山頂から下ってきてほうずき平に出たところ、あの、人気観光スポットを思わせる賑やかな案内板に、なんと ! アイスの当たり棒みたいな標示板が付いている!

まさに求めていた情報が書かれていた =3
目玉が飛び出た (! _ !)



竜頭山へは車で行ける。
天竜スーパー林道に乗れば秋葉山を経由し竜頭山へ渡ってゆける。しかも山頂付近をかすめるので都合がいい。
竜の頭頂部が1352mだから、つまり、660ccのマイカーで1000m超えの山に挑む… ってことになる。
はて? 排気量を超える高さまで上って行けるのか…

 (660cc < 1352m) 

怪しい不等式が浮かんだ。
ボクはガソリンをたくさん入れた。
タイヤにエアをたくさん入れた。
ミラーを拭き、ぐるっと窓を拭いて、シートに座ってベルトを締め、気持ちも引き締めてから機嫌を伺ってみた。「行けるか?」
視界が明るく感じた !
そして、ボクはトリップメーターを 0 に戻した =3



2016/12/11 sun
天竜スーパー林道 竜頭山(りゅうとうざん:1352m) かすめドライブ
浜松市天竜区佐久間町~春野町
所要時間 朝から晩まで
走行距離 100kmオーバー


朝、
国道152号線を北上してゆく。気が遠くなるほどひたすら北上してゆく。
二俣の、
看板賑やかな分岐を上社(かみしゃ:秋葉山の上にある神社) 方面へ進行し、
船明(ふなぎら)、花桃の里(はなもものさと)、暴れる竜の身体を這うように走って、そして、秋葉山へつなぐ赤いアーチが右手に見えてくる。

右折し、
アーチを渡り、
信号のない交差点で止まる。

どっちダ =3

青い行き先看板を探して空中をキョロキョロする。何もない。空しかない。
後ろに車が付けている。ブイン ブイン てやっている。
フロントガラスに顔を近づけて真上を見たけど、やっぱり空しかない。
後ろの車のおっさんが鼻息荒くにらんでる (*..*d  どけコラビームを射ってくる =3
丁寧に作られたスーパー林道の案内看板が左前方にあったようだけど、気づけない (x_x;
おっさんの気迫に押し出されて正面の細い道へ… 
テングの洗礼かもしれん…
ムカつく~ =3

悔しくてUターンする気になれん。
細い道はどんどん山の中へ入っていく。


一旦スピードを落とすと加速に時間がかかる。660ccの宿命だ。
だからなるべくアクセルを踏み続けたい。ところがブラインドコーナーが怖いからブレーキを踏んでしまう。ふと、思う。
エンジン2つ欲しいゼぇー
なんとなく暗算してしまう… (660cc x 2つ)
そして答えに驚愕する (x_x;

 (1320cc < 1352m)

不等式は頑なに(かたくなに) ”小なり” のままだった。おどろいた =3
今まで生きてきたなかで、いちばん哀しい真実を導き出してしまった気がした。
なんて、か弱いやつなんだヨ マイカ~

すでにもう、”この道で合ってるのか?” っていう当初の不安を忘れ、目的までも忘れ、過酷にクネクネした上りをウジウジと走り続けた。


およそ15分。
秋葉神社の駐車場。
テングにからかわれるのはイヤなので通過。
さらにクネクネが続く。


どのくらい走ってるのか、
時間の感覚がマヒ、
距離感もなくなって、
振り落とされないように竜の背を走り続けるだけの作業が続く。知性の出番なんてまるでない。


12:00
前方に見覚えある建物 !
竜頭山山頂付近、天竜の森ほうずき平の避難小屋ダ =3
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およそ一月前に来た場所。

マイカ~を駐め、ほうずき平の緩やかな上り斜面を歩く。
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あの時も歩いた遊歩道のカーブ、リュックを降ろし水を飲んだベンチテーブル、覗き込んだ苔むした株、そしてあの、路頭の分岐点。

賑やかな案内板が、そこに立つ。
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あの時、どっちへ行けばいいのか分からなかった。
登山者のための案内板じゃないって思った。
だからまさか、
ソレが、ソコに、付いていたとは…


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ボクは、
この当たり棒を、
11月5日の14時に、ここで目撃したかった。

 

 

2017H29s92/6/3 sat

去年、
2016年の年が明けて間もない頃、我が家にローカルブーム級の情報が舞い込んだ=3 メガワットのアンテナを張る嫁さんが旬鮮情報を持ち帰った=3

”並ばなくても食べられる牡蠣(かき:海のミルクでござる) がある!”


1月23日、土曜のお昼12時。
ボクと嫁さんは可及的速やかに "牡蠣食べ隊" を編成し雄踏(ゆうとう:八十万都市西方に位置する20番のバスに乗って行ける町) へ向かった =3


店頭には数名のお客さんが列をなし、皆さん順番に3個500円で牡蠣を注文していらっしゃる。
並んだ感覚もないまますぐに我われの順番になり、そしてボクも3個500円で牡蠣を注文した =3

おっさんが目の前で殻をはずし皿に置いてくれる。
ひとつ目の殻をむいた、とたんにおっさんは目までむいた。「こぉれは大きいなあー」
後ろに並ぶお客さんまでどよめいた。
我われは舞い上がった =3


大事なその一皿を持って、ボクは嫁さんとテーブルへ向かった。
その大事な一皿を挟んで、嫁さんはボクの目の前に座った。
嫁さんは、オレとカキの両方に目をやってみせた。
そして、疑問を呈された。


「おい、これだけなのか?」


フム、たしかに………


3個が2人で割り切れないことに、ケチなボクも慌てた (x_x;



ここ八十万都市の西のはずれには浜名湖がある。汽水湖ゆえに穫れる魚介は多種多様だ。ドウマンガニくるまえびウナギあさり牡蠣ノリなどなどなど、これでもかってほどの幸に恵まれる。
ただ、だけど、「ちょっとドウマンでも食ってくるかー」、なんてことにはならない。

そこに近年、スっと行ってパクっと食べられる廉価な牡蠣小屋なるものが出現した。
「ちょっとカキでも食ってくるか~」 そういう気持ちにさせる。しかも可能だ。
ただ、ボクは少しのんびりし過ぎた。
そのうち行こう!なんて思ってるうちに、気軽に行けるところじゃなくなってしまった。予約と混雑のデコレーションが更なるブームを呼び込んじまった。

そんな折、敗者復活ようなチャンスを嫁さんが掴んできてくれたわけだ。
その店舗は、メジャーになってしまった牡蠣小屋とちがって大鍋で蒸し焼きされたものが提供される。個数を言って注文すれば、おっさんが殻をはずして提供してくれる。網焼きするものとはちがった豊満過ぎるふくらみが目も楽しませる。


写真奥のひとつがドヨメキを呼んだ一品 =3



嫁さんの手が、迷うことなく一番でかいソレに伸びた。
ボクはケチの代償として、率先して左の一個をいただいた。そして大人しく両手を膝の上に置いた。



お楽しみの時間は ぺろん という間に消滅した。



我われ牡蠣食べ隊は、不完全燃焼のまま、課題を抱えたまま、
自然消滅っていうか、
空中分解?
みたいな…
 

2017H29s92/5/21 sun
 
山のベテランは言った。「浜松界隈でメジャーな竜頭山へ行くかね」
 
とおいむかし、山にのぼりたいって言ったら応えてくれた。
ただ、その前にやらなきゃならない課題を戴いた。近郊のいくつかの山を登っておくこと。
 
この八十万都市には、北へ行くほど山がウヨウヨあってくれる =3
100m低山から始まって、さらにさらに奥へ行けば南アルプス深南部に2000m級の大御所までおいでなさる =3
ボクは身近な山から始めた。
子どもたちが遠足で行くような、登るというよりハイキングのような、ちょっと急な道だなぁぐらいの。
 
低山と言えど、得られたものはデカかった。
理不尽で不合理で屁理屈な妄想が常識を飛び越えて降り掛かってきた。そんなモノやコトがどの山にも普遍的に備わっていた。
そんな異質な世界が在ることの驚き。そんな異様がまかり通ってることへの興味。そんなところへ入り込んでいくスリル。そんなところを彷徨って(さまよって)知ってしまう自分の器量。そんな異世界から戻ってこられている不思議。これでもかっっ! ってくらい毎度まいどまいど山はココロをかき回してくれた。
 
だから、竜頭山が楽しみで仕方なかった。竜頭山がゴールのような気さえしてくる。
 
山のベテランに声を掛けようか。課題をクリアしたよ! って。
 
それとも、ひとりで行ってみる? もう、おれも、ベテランだから?
 
 
そしてボクは、フライングした =3 フガッ
 
 
2016/11/5土
竜頭山(りゅうとうざん:1352m) ワンダートレッキング
浜松市天竜区佐久間町~春野町
所要時間 9時間
歩行距離 20kmぐらいかナ
 
 
これまで、テングだ、オニだ、センニンだ、なんて妄想に振り回されてきた。いるわけもないモノたちに踊らされてきた。いい加減、大自然の勇壮を前面に出した(ふつうの)山に挑戦したいと思っていた !
 
妄想はいらないと思った。
真剣にトレッキングに集中したいと思った。
この竜頭山が、卒業試験ぐらいのつもりだ。
そしてボクは、リュウのアタマに単身トライした =3
 
 
 
早朝7時、
三遠南信道をウサギ印のマイカーで北上した。
 
8:00
平和登山口
すでに4台が駐車している。3名の年配パーティが登っていくところ。さらに3台がやってくる。
 
8:05
登り始める。

9

 

 
たった5分で苦しい。坂って苦しい。走る女子に抜かれる。
 
 
9:10
青ナギ
走る男子に抜かれる。
20

20

 

ここは驚愕(きょうがく)の5差路 !
19

19

 

ここでまさかの6本目を発見(オレンジクレヨン線)!
道らしくないが踏み跡あり。登る!
 
すぐに山道に出た。たぶん、ソマ小屋ルートに乗ったかも =3
 
シカらしきヤツに見られながら立派な渡しを渡る。
26

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おそらく、ソマ小屋ルート、のつもり =3
 
 
9:30
沢沿いに新しく設置されたらしい貯水タンク。そこで山道は終わり。まさかのコース見失い。
 
沢の両岸とも45度以上の斜面で、登ろうという気が起きない。来た道を戻ろうっていう選択も浮かばない。うろうろして20分。
イヤイヤ右岸の斜面を登った。
34

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そんな斜面にも細い道を見つけた。林業の人が歩くのか、ケモノが歩くのかはワカラナイ。そんな道も利用しながら、ジグーサグーと少しずつ上へ向かった。
きつかった。
 
 
10:05
コース復帰 =3
標高600m
35

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これぞ、ソマ小屋ルートだろう =3
 
 
10:20
標高700m
36

36

 

この辺にソマ小屋。ももに非常識な痛み。足を持ち上げるのがつらい。
 
10:40
標高800m
37

37

 

 
この辺で、下ってゆく走る女子とすれ違う。出発直後に抜いていった女子だ =3
 
11:00
標高900m
ももがー
38

38

 

 
11:10
標高1000m
39

39

 

ばんざーい! 初の1000m超え =3 諸手を挙げて喜ぶ。
 
背後直下に登山者。ペースが早いゾ =3 抜かれてたまるか!
 
静かな山の中、いつの間に迫ってきていたんだろう、孤独な登山だと思っていたけど、追いつかれそうなんだけど、なんだか嬉しい =3
あっという間に追いつかれる。
彼は 「あと少し行くと一本取れる所がありますよ」 と言い残し先に行かれた。嬉しー =3 (一本取れる、とは一体…??)
 
”一本取るゾー” を掛け声にがむばった =3=3
 
 
前方に開けた場所、男性が立っている。
なるほど、ザックを下ろし休憩なさっておられるようだ。これか、”一本取る” ってのは!
ボクも、ここで一本取った =3
 
会話した。
この竜頭山には、10年前は大輪から登っていたとのこと。
雪の積もる季節は登れるところまでにしておくとか、A4サイズでラップされた地形図を持っていることとか、慣れてるはずの山でさえ慎重であるべきなんだと心得た。
終始、落ち着いて話される。「どひゃひゃー」 とか 「アハハ~」 とか、ない。大自然の一部を成しているかのような。
この人のなかに、テングやオニやセンニンやリュウなんていったモノを放り込むと、どのように処理されるんだろう…
 
酸素の薄いなか、いろいろを深く考えながら、一本の時間を共有させていただいた。
ここからは尾根道になる。目測30°の勾配。
彼は上手にザックを背負った。
よぉっこらせっと=3 おっとととと… なんてことにならないから不思議だ。
静かに流れる動作で整え、歩き出した。
風が尾根を上がっていくよう。
 
 
どぉっこいしょぉぉ っとリュックを背負った =3
ももが痛い。
1メートル歩いた。
休憩した。
ももが痛ーい
 
 
 
11:40
標高1100m
40

40

 

 
 
この辺で、下ってゆく年配パーティとすれ違う。先行して出発していった3名さんだ =3 順調で何よりです。
3番手を歩いていた女性が声を掛けてくれた。「がんばれ」
嬉しいです !
 
 
12:00
標高1200m
うをぉぉ…
41

41

 

かなり高い所まで来てしまった =3
なんだろう、木の上から 「わんわん」 て鳴き声が聞こえるヨ
45

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酸素を切らした脳ミソが悲鳴を上げてるに違いない =3
 
 
12:30
標高1300m
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東屋でお弁当。
景色の楽しみ方がワカラナイ…
 
 
13:15
標高1352m 山頂制覇
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山頂の楽しみ方がぁぁ…
 
 
 
避難小屋の温度計は12℃でも寒さは感じない。
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ほうずき平をうろうろ。
照りのあるシカの糞がころころしてる。
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13:50
短気なので下山開始 =3
 
山頂から下ってきてほうずき平、道なりに進んで、たぶん下山ルートに乗ったつもり =3
山道は、なぜか、ゆるく上り調子… そのうち下りはじめ…
 
30メーター前方を信じられないスピードで2頭のシカが突き抜ける =3
追いかけるように下って鉄塔。
伐採された斜面が右下方に広がる。
どんどん下って、そして道がなくなる。コース見失い…
引き返すという選択肢が浮かぶも、ももが、ももが… もう登り返すのは絶ーっ対無理ダ (ToT;
 
開けた伐採地が終わって植林帯に突入、下る。
ぜったいにあるはずの林道まで下っていくしかない。
植林斜面を競歩のように下る。
5時には暗くなる。それまでになんとかしないと、これは遭難ダゾ =3
2時半、下り続ける。
 
 
下方植林の間に舗装路が見える。林道ダー =3
斜面の下端まで転げるように下る。
真下に林道がある =3 がっ、
3メートルも下ダ =3
 
どうするか…
 
下を覗き込む。と、落ち葉を踏む音が ミシッ ミシッ と2回… 誰かいるっ!
 
シルバーに揺らぐ毛並みの、全身の動きが柔軟の、それはまさにクマと言っていいだろう大きな塊が、真下から飛び出した =3
全身を柔軟に躍動させて、音も立てずに、林道を横切って、向こう側の林の中へ駆け抜け消えた =3
 
 オ オォォ オクビョウ者メェェ =3=3=3
 
あの巨体にして、あの柔軟な動き、あの瞬発力、身体全体をしなやかに動かして走る様。あれに追われたら逃げられない、ぜったいに勝てない。
 

まったく動けなかった
やや目が潤む…
臆病者め
クソッ
 
 
シカの糞を撮っていたころが懐かしい。
木の枝先をつかんでバネ代わりにし、下へ飛び降りた。
北緯35°4′55″ 東経137°52′44″
 
クマ避けと寂しさを紛らわすため、杖を カーン コーン と舗装路に打ち付けながら競歩で林道を下る。
 
 
バイクのおっさんが下ってゆく。
使われていない林道じゃないようだ。スーパー林道かもしれん。(→スーパー林道から伸びる林道福沢線だった)
うねうねと続く林道が下方に見えている。まだ高度があるようダ =3
 
 
ほうずき平の駐車場で見かけた年配夫婦の車が下ってゆく。
このまま行けば国道に出られるってことだ !
うねうねと終わらない林道を下る。
 
 
 
民家、
 
 
キャンプ場、
 
 
そして、国道!
 
16:05
国道152号線 出会い ;-D
車の往来がある うれしい ;-D
遠鉄バスだって通ってる うれしい ;-D
まばたきが 止まらない!
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ソーナンは免れた。けれど、いったい、平和登山口は、マイカーは、どの辺にあるんだろう。…歩くしかない。
 
 
 
国道沿いの民家に買い物帰りの第一村人を発見、尋ねた。
「平和(へいわ)登山口って… どこらへんデスカ?」
「…ヒラワ? 竜頭山の登山口ですよね、まだちょっとあるけど」
 
どうやら、ボクは、ヒラワ登山口という所から登ったようだ。
 
 
それから40分は歩いた気がする。しかし着かないヒラワ登山口…
 
 
洗濯中の第二村人を発見、尋ねた。
「平和(ひらわ)登山口って… どこらへんデスカ?」
「道を見るとまだあるように見えるけど、そんなにないですよ」
 
「ありがとうございます!」 うれしい! あと少しか!
「気をつけて」 ハイ! 嬉しいぃぃ 洗濯がんばってください !!
 
 
それから1kmほど、すでに薄暗いなか、カーブを過ぎると、目に飛び込んできた、一台だけの、間違いない、おれを待ってくれている車ダ (T_T)
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「ただいま」 って、こんなに心から声をかけたくなったことはない。
マイカーに手をかけたとき、携帯が鳴った。
「もうすぐ帰るのか?」
嫁さんは見ていたのか? なぜ電話をかけたくなったんだ、このタイミングで!
 
お おれさ おれさぁ…

「あと1時間半ぐらいで帰れるヨ!」

17:00
 
 
 
信号のない152号線が気持ちを煽る(あおる)。早く帰りたい。
 
誰もがそうなんだろう。ヒュンヒュン抜かれる。
 
ウサギ印のマイカーで勝てるとしたら、渋滞の先頭になったときぐらい、ダナ =3
 
 
 
ひたすら南下した。
 
 
2017H29s92/4/9 sun

そこはアスレチック・アドベンチャーな山だった。
お金を払って入るトコロにはない、本物のスリリングが待ち受けていた。
そして上には、なぜかまたもや神社が鎮座し…


前回の秋葉山では、自分はデミタス級カップ(:器のちっせーやつ) だったってことが判明した。
そんな程度の人間が、果たして、またまた神にトライって…


その神社、東照宮。
日本三東照宮(とうしょうぐう)のひとつだって言う。
2つは有名で、栃木県の日光東照宮と静岡県の久能山東照宮だ。で、3つ目の枠におさまろうと、あっちにもこっちにもある東照宮さんが名乗りを挙げてるらしい。そしてそのうちのひとつ、愛知県の鳳来山東照宮(ほうらいさんとうしょうぐう)、この積極的アピールなお山が、今回のトレッキングターゲットだ =3


2016/10/22土
鳳来寺山(ほうらいじさん:695m) トレッキング
愛知県新城市門谷鳳来寺
所要時間5時間30分
歩行距離7kmぐらいかナ


"日本三大" と言わないところが平和主義的でいい。ただ、怖いのは、この山、霊山と言われているところ。そのワケが、
こうだ!

1400年前、利修仙人という仙人様がいらっしゃった。
百済(くだら:その時代に朝鮮半島にあった国) へ渡って仙術や仏教を学ばれたらしい。85歳のときだ =3
そして、鳳凰(ほうおう:なにやら神秘を詰め込んでできた鳥型の創造物) に乗って帰って来なさった (-_-?
鳳凰や竜たちと鳳来寺山に住まい修行をつづけられ、
ついには3匹の鬼まで従わせ……

どうだ、怖いだろう。
さらには、入寂(にゅうじゃく:僧がお亡くなりになること) されたのが、御年308歳… って (?_?) モウ何ガ何ダカ

天狗の次は仙人か… って話なわけだ =3
秋葉山ではめまいを覚えた。この山、もしかしたらオレ、破裂するかもしれん…



9:30
県道32号線伊那街道沿い、地図では "鳳来寺駅跡" となっている無料駐車場にマイカーを停めた。すでに数台の車が停まっている。
若者4名の男女混合パーティと中年カップルが、「登山するゾー」 と言わんばかりに準備をしていた。
歩き始めてからの追い越しは精神的エネルギーを使うので、先行しようと我が小隊も準備を急いだ =3
人数が多いほど行動は鈍くなる。お陰さまで少数精鋭の我が小隊は、いち早く出発することができた =3


山へ向かって門前通りを1kmほど進行、入山ポイントに到着する。
例の利修仙人なんだろう、右手には鳳凰にまたがる像が設置されている。ずいぶん幼いようだが、すでに100歳のハズだ =3
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68

1425段の石段がこの奥に始まる。


彼の(かの)久能山東照宮の参道石段は1159段で所要時間は20分という。つまり計算ではおよそ1秒で1段を上るペース。20分間もそのペースを維持できるのか? ロボか…
てことはここの石段、およそ25分ってことじゃん =3
9:55

石段、仁王門…

石だん、橋…

そしてイシダン、傘杉…

またまたいしだん、松高院…

石段を上ると次の石段に着く。次の石段にたどり着くために石段を上る。だまし絵の石段みたいなことになってなけりゃいいんだが…


振り返ると男女混合パーティが迫っていた。実にハツラツと楽しそうに上ってくる。この石段を楽しく上れるなんて……… 思った。
イイナ

思えばスタートしたときから我が小隊に笑顔はなかった。強張って(こわばって)さえいた。それが、ここで男女混合パーティに抜かれたとたん、ゆるんだ。その顔は負け犬だったかもしれん。でも、
この衝撃で、やっと人間らしい味のある顔になったってわけだ ;-D アハハ~


10:20
医王院

振り返ると、
あの中年カップルも迫っていた。実に安定したペースで上ってくる =3 思った。
ロボだ

中年に抜かれる衝撃はでかい。
めまいに備えて石垣に手を掛けた。
目の前をロボカップルが通過する。
実にクールに通過する。

不思議と、卑屈(ひくつ)な気持ちは湧いてこなかった。お先にどうぞ、とさえ思ってしまった。良く言えば "開眼"、だけどたぶん、屈辱を味わい過ぎた末のプライドのマヒ、ってとこだろうナぁ


ま、上った。


10:30
何やら左手に見どころらしいステージが出現する。
足元はイイ加減に耕され、そして水溜まりやぬかるみがあって、見上げれば岩肌をえぐる爪あとまである。明らかにイノシシと竜の痕跡(こんせき)だ。これらを結界(けっかい)の暗示と捉えるなら、この奥、鬼がいると推測できる。
ここで石段コースからはずれ、左手奥へ続く道へ進むことにした。
我が小隊は、鬼を見てやろうと目論んだ(もくろんだ) =3


すぐに巨石に行き当たる。
巨石の下は奥へ深くくり抜かれている。クマの寝床かオニの作業場かもしれん =3
巨石の脇には上へ登ってゆける道ができている。オニの生活道かもしれん。わずかな高低差だが、ジグ、サグと登って行けるようになっている。明らかに頻繁(ひんぱん)な往来を考慮した作りになっている。オニの仕業(しわざ)か。
地蔵さんがポツリポツリと置かれてはいるが、人の往来も気配もない。
棲み家(すみか)は近いと思われる。
クマに注意しながらオニの気配を手繰った(たぐった)。

登りきったところ、そこには巨大な岩盤が垂直に切り立つ。それに沿って道がある。方向的におそらく、鳳来寺本堂へつながると思われる。
82

82

できれば、農作業でもしてるオニの姿を離れたところからコッソリ覗きたい。バッタリは避けたい。
クマに注意しながら岩壁沿いを静かに進行する。


おっと !
ナニの棲み家かっ !?
83

83

息を殺し、ナニの棲み家の庭先を、スローに、スローに横切らせていただく。振り返っちゃいけない。

ふと、ふだんの自分が思い浮かんだ。
面倒を呼び込まないよう波風立てぬよう息を殺して仕事する。
次から次へと仕事が追いかけてこないようスローに仕事する。
反省や後悔をしてムダな時間をつぶさないよう振り返らず仕事する。
なんてサラリマンチックな状況…


クマ避け(くまよけ:鈴とかスプレーとか) は持ってこなかった。クマになんか遭うわけないって思ったから。同じく、オニ避けも。オニになんかに遭うわけナイ… いねーよと。
実にオニに取り憑かれた10分間だった。
心の中のデキモノに振り回されてしまった。
神(かみ:すがったワラの尊称) と同じだナ


10:40
86

86

石段に出合う。
眼下に鳳来寺本堂だ。まさか石段を下りて本堂に着くとは思いもしなかった (-_-)
麓(ふもと)から45分。


さて、
鳳来寺山トレックは、なんとここからだっ =3

情報によれば、東照宮あたりから山道に入れるらしい。
東照宮を探した =3
東照宮を見つけた !
山道を探した =3
意外なところに山道を見つけた !

その山道は、
鳳来寺本堂前を通過し、
閉店休業中の売店前を通過し、
やや歩いたところで左手の石段を登り、
鳥居をくぐって境内からさらに急な石段を登り、
やっと鳳来山東照宮社殿を目の当たりにしたところで、ふっ
と左手の社務所に目をやり、さらに首を深く左に捻り込んでやると、
建物脇に入っていける細い隙間程度の通路が目に飛び込んでくる。
そこを入っていった奥にあった =3


11:10
我が小隊は山道に取り付いた。

足腰の筋肉が働くよう意識しながら歩いた。


この山には、急斜面に山道を通すため木製の橋が多く掛けられている。
実にスリリングな橋が多い。
108

108

朽ち果てる間際の手摺り。
113

113

その眼下には深く奈落へ落ちてゆく急斜面が展開している。


右へ左へ蛇行し、上へ下へと起伏する先の見通せない山道、
ゴツゴツ岩場でアクロバティックに調理しているパーティ、
シャカシャカとシッポを振るヘビ、
広範囲に山のあちこちから人の声が聞こえてくる。

まるでアスレチック、まるでアドベンチャー、そう思った。
これまでに登ってきた数々の山のなかで、いちばんにおもしろい。



11:40
鷹打場(たかうちば)
山から岩場がせり出ている。
119

119

写真に見える岩テーブルから、もっと先へ出ていける。そこには、左右180°以上の景色が広がる。

お昼にした。
突端の足場の悪いところにリュックを降ろし、腰を下ろし、靴を脱ぎ、なぜかメガネもはずした。
お弁当を出し、
食べた。
129

129

座布団様(ざぶとんよう:座布団のような) のオニギリは、2cm程度の厚みで四角くにぎる。ベチャっとした海苔に空気を含まないムッチリした食感も特徴だ。
そんな姿だけど、海苔の香りに食欲が湧くし、ぼろぼろ崩れないズシンとした握りに安心感があって、少なくない具が終始おいしく、なにより食べた感があって嬉しい。
あの30円程度がお似合いのおにぎりとは実用レベルが違う =3


12:00
いく人かの声が近づいてきた。岩テーブルあたりまで来ている。

ダカラ水を一口飲んでお昼休憩を終えた。
靴を履いた。
立ち上がった。
メガネを踏んづけた。左レンズが外れた。レンズはポケットに入れメガネを掛けた。
リュックを背負った。
突端から岩テーブルまで戻り家族連れに挨拶をして先へ進んだ。


13:05
鳳来寺山山頂に到達。
なんて景色のナイところなんだ…

女子2名が腰を据え人間関係について談話されている。景色がないから会話に集中する。
片や、若年カップルがしきりに自撮りされている。景色がないから自分たちを撮るしかない。

広くもなく、居場所もないので進むことにした。道なりに進んだ。
すぐに看板に戸惑う。この先 "棚山方面" とある。まっすぐ進んではダメらしい。ぐるっと周って本堂へ戻りたいんだけど…
カップルの自撮りが止まらない。
観察道って書いてある道を見つけた。 …ナニ? カンサツドウって

山頂からは、3方向へ道が伸びていた。来た道、棚山へ行く道、そして観察道。ぐるっと周って本堂へ戻りたいんだけど…
女子の会談が止まらない。
来た道を戻るのはイヤだし、棚山へは行かない(どこだよソレ)。
てことで観察道を進むことにした。 …ナニ? カンサツドウって

下っていく山道。10分ほど歩いた。鳳来寺本堂へ向かってることを示す道標を見つける!

朽ちた休憩所、
絶景ポイントがあって、
眼下彼方(かなた)には森林の中に寂しさ満載の休憩所がポツンと見え、
さらに下って、
朽ち果てに候う(そうろう)奥の院、
利修仙人入寂の地、勝岳不動、
谷底へ崩れかけた山道、
鉄製の階段に木製の橋、
そして、、

13:50
鳳来寺本堂着 !
ぐるっと周って戻って来れて嬉しい。
山頂から45分。


参拝客が増えている。
用も思いつかないので、さっそく石段を下ることにした。数分で馬の背岩展望台へ分岐する案内標。本線石段から外れて、そちらの山道へ進む。

山道の縁(へり)はイイ加減に耕され、
ときどきガレガレ、
馬の背を思わせる尾根に、
山道らしからぬ岩ゴツゴツの、
どうやら、、
190

190

50分前に見たポツンの休憩所みたいだゾ =3
あそこで見た森林の中にいるらしい。

ここは、終点なのか… ?

戻らんといかんのか… ?

山をトレックしたくなる気分がどこから湧いてくるかって、
 「えーーっっ こんなところに道ガーーっ」 \(To*)/ ウヲーッ
そんな興奮体験が蘇ってくるからだ。

そしてまた、
ここにも、
道が !

こんな岩場の上に、終着と思わせる所に、朽ちた休憩所の、さらに向こうへ明らかな山道が伸びる =3 
レンズのない左目でもハッキリ見えるゾーっ \(^o*)/ ウガー


道は、
とてつもなく崩れていたり、
ヘビを踏みそう触りそうになったり、
下って転んで、ガレて転んで、滑って転んで、3回の転倒に右手のオネエサン指を捻挫して、
なかなかの下り加減でスピード落とせず、
太ももが上がらないほどの強烈な疲労感と、
この悪路がどこまで続くのかって、
とつぜん、

なだれ込むように、

仁王門近くの石段に合流ーっ =3=3



15:10

「帰ってこれたぁ」 …ココロの奥底から出てきた言葉。


運転席から山を見上げた。
ナニカの際(きわ:ギリなこと) にいたんだろう、走馬灯のようにいろいろが頭を巡った。
いろいろな本物がココロを掻き回してくれた。
ありえないほどアタマを使った。
カラダがどんどん動いた。
汚れて怪我して筋肉痛で汗まみれでも不満が一切湧いてこない。それどころか爽快感と充足感が溢れてくる。お金を払って入るトコロより数段上の、否、1425段さらに上の満足だ。
気軽な「行ってきた!」 でない、価値ある体験だった。



翌日、右手のオネエサンが何かを訴えていた。ひと回り太ったオネエサンが。 (=_=;


2017H29s92/2/12 sun

山行というより参拝のための山だった。
山道のような参道には常夜灯が立ち、茶屋があり、賭場もあり、ついには古寺、そして山頂には神社まであった。
足腰強化の山行が目的であって、くれぐれもご利益頂戴の参拝はしないよう心して掛かった。


2016/7/30土
秋葉山(あきはさん) 下社(116m)~上社(866m) トレッキング
浜松市天竜区春野町
所要時間およそ6時間
歩行距離10kmぐらい


春野と言えば天狗が住まう里だ。
象徴的巨大天狗面まである。ヤツを見上げて縮み上がった人も多いだろう。闇に眩し(まばゆし)目に凍りついた人もいるかもしれない。鼻の下で雨宿りした人も、もしかしたらいるかも知れない。
あるいは春野と言えば K’zロード(ケーズロード)だ。どの道がそれなのか、よく分からんが =3


map
ない。役に立たないから描くのはやめだ。



8:50
下社前駐車場
下社(しもしゃ)へ寄り、聞いてみた。
どーゆーことなんだよ? と。
なんだよ下社って? と。
 「上社(かみしゃ)を建て直すまでの代わりだったんですよ」
ああそーかい、と。
未知の山に登るときはいつだってナーバスだ。無口なサラリマンだってコミュニケーションを欲してしまう。巫女さんは丁寧に応じてくださった。元気が出た。

さて、
今回の山行は、行って戻ってくるコースだ。往復ピストンなんて、いちばん気乗りしない。輪を描くコースがいい。だから一生けんめい探した。そして、行きは千光寺経由、帰りは九里橋を渡るルートを見つけた。ヒモ付き風船のような輪だが、うれしい。



9:20
下社前の県道を千光寺へ向けて歩き始めた。向こうには秋葉山がそびえる。左手には気田川(けたがわ)が流れる。歩きと同じ方向へ流れてる。つまり、川も山へ向かって流れているってことだ。
さっそく天狗のかどわかしに遭ってるようだナ
この山行、気を抜くと上社でうっかり参拝してしまうかも !



県道途中に千光寺へ上る石段を見つける。
9:40
千光寺
ここは秋葉寺(しゅうようじ)の里坊(さとぼう)、と紹介されている。秋葉寺が山の上で遠いから里の近くにも建てた、みたいなことだと理解した。
ほぼ山頂の標高850mに秋葉神社(あきはじんじゃ)が鎮座し、少し下って標高720mに秋葉寺(しゅうようじ)、さらに下った標高150m、まさに里の間近に千光寺、という位置関係だ。
それはそうと、なぜ ”あきはでら” と読まないんだ ?? 
お寺さんは音読みが慣例らしい。


9:45
九里橋から上ってくるコースとの合流地点に着いた。帰りはここを九里橋方面へ下る予定だ。
道標には、上社まで3.6km、115分、とある。そしてここからは参道らしからぬ登山道になる。
いつもながら、山道に出合ってゾクゾクする。
それに今回は天狗が付いて、ゾク ゾク ゾク、だ =3


逆流する川、参道は登山道、点在する常夜灯に見つめられ、茶屋に意識を持っていかれ、登るほどにイライラしてゆく。
この山は、人を護ってくれるものじゃない気がしてくる。むしろ人を寄せ付けまいとしているような、横柄で危うい印象を持ってしまう。この山は、なにか厳重に護られているナと思ってしまう。
なにかあったら受け入れるしかない、と思った。
おれみたいな腹黒く屁理屈な輩(やから)は、道中、天狗に遭ってしまうかもしれん。そんな気もした。


10:10
もみじ茶屋
一服させていただく。

高札(たかふだ)が目に留まった。
17

17

周知させたいんだろう、お上(おかみ)のお触れを読む。
おどろいた !
この茶屋は13町目、秋葉寺は50町目にあたるという。
ほんと、道程の目安が刻んであって、、ありがたい…
そうしてボクは、大して重くなかったリュックにノルマも詰め込んだ。

体力強化に加え、精神のタンレンにもなるなあ…

これはウレシイなあぁぁぁぁぁぁぁぁ…



10:20
をっ たおれるっ !!!
18

18

…ホッ


すぐに18町目
十八丁茶屋
一服させていただく。
喉が渇いてしかたない。天狗の仕業か…


10:40
30町目
富士見茶屋
一服させていただく。

この参道で初めて建物が現存する茶屋だ。
30年前まで人が住んでいたらしい。それにも驚くが、どうやって建てたんだろう、人力で材料や道具を運んだのか… て、天狗か ?!
… テングがアタマからハナレナイ

どんどん飲水が減っていく。もうあまりない。 …天狗がコッソリ飲んでるんじゃないのかと… おれは思うンだが…



11:30
ついに50町目 =3
秋葉寺山門、
そして秋葉寺(しゅうようじ)
天狗が舞い降りた地だ。
建造物は朽ちそうなほどに古い。境内の庭が広い。

山頂の神社まで間もなくだ。
「よし!」 そういう気分になる。
「目指せ秋葉神社!」 そういう気持ちが湧いてくる。
本堂でこのご縁を表明する。正式に天狗とのファーストコンタクトだ =3


12:00
標高800m
下界ほどの暑さはここにはない。


12:15
上社(かみしゃ)
ここにはスーパー林道を使って来ることもできる。駐車場も完備だ。
境内には、車で楽々来た人たちと下社から這い上がってきた人たちとで10組ぐらいがいらっしゃった。


本殿から、対面する景色を眺めた。
78

78


振り返り、
はて?
拝むことがないナ、、なんて思った。
ま、せっかくなので、ご縁を表明しておく。

駐車場まで歩いてみた。
戻ってみた。
土産物店に入ってみた。
トイレに寄ってみた。

やることが… ナイ

ふと、ネットの情報を思い出した。ここは山頂ではない、ということ。本当の山頂は、もう少しだけ登ったところになるらしい。そんな情報だ。
記憶を頼りに秋葉山の本当の山頂を目指してみた。
覚えているキーワードを順に見つけていく。

吠える犬
ケモノ道
藪(やぶ)
でかいタンク
そして、2本の赤テープが巻かれた1本の木!


13:10
小高い頭頂に生えた1本の神の木を撫でて差し上げた =3
あまりにもケモノ道すぎてキツイ現場だった。頑張ったんだからご縁を表明しておけばよかったナと思った。


境内に戻ってくると、お上のお触れが目に留まった。
81

81

記念植樹のプレートだ。
かなり高名なのか名前に因んでなのか、あっちとこっちに2本も植樹しておられる。


秋葉山制覇の興奮も収まってきた。
日陰を見つけてお昼ごはんにしようと思った。
東屋(あずまや)の日陰は人が集まってくる所だから避けたい。…が、気になるものが置かれている。参拝客向けなんだろう、テーブルに給水タンクだ。冷たい麦茶にちがいない =3
ボクは素直に 「一杯いただこう!」 そう思った。

一歩を踏み出す、、より早く小学生連れの4人家族がさーっと給水タンクに近づいた。おっかさんの手が伸びる。タンクから自分の水筒へ、麦茶の大移動が始まった。
子どもたちには日陰のベンチ確保を指示して、おっかさんは冷たく美味しいだろう麦茶の移し替えに夢中になった。
タンクの給水口は細いので時間がかかる。
たぶん、おっかさんは、「いっぱい戴こう」 そう思ったんだろうナ

おっかさんが給水口に顔を近づけた。
どうやら、麦茶の大移動は完了したようだ。
ボクは、、あれが、冷たくて、いい香りがして、美味しい麦茶だってことを、、ついに確認する機会を…
ボクはつまりソレを飲み損ね (T.T) た。

やはりテングは出たか …そう察することにした (Y.Y)
第六種接近遭遇ダ =3



13:30
少し下って気分相応ジメッとしたところを見つけ、お昼ごはんを食べる。アブのようなヤツが励ますように周りを飛んでくれている。
気持ちを切り替えなきゃいけない。
残りの一口を飲み干してやった =3

帰途につく。



14:45
気分も坂も45°下り
99

99

ひどく苦痛に感じた。やましければ上れない、わだかまりあれば下れない、そんな坂ダ =3

そして九里橋、

そして駐車場。



そういうワケで、
うっかり5円を2回も放り、
天狗の一振りにキズを負い、
帰れば家族に 「秋葉神社に行ってきた!」 と言ってしまい、
ふとんに入れば 「秋葉山に行ってきた」 と言い直そうかと悩み…



この山行、心のヨゴレが浮き出た気がする。
なにかあったら受け入れるしかないと思ったものの、その器(うつわ)でなかった。
でもいまさらサイズもカタチも変えられない。
それがおれなんだから。
それを受け入れる。

あぁ
いかん
屁理屈が出てきた。
そうだ、お清めダ !
塩の道を歩こう =3


2017H29s92/1/21 sat

前回のトレッキングから1ヶ月も空いてしまって慌てた。
前夜に他人様のブログをながめ、どこを歩こうかと探した。
大きな山だと行き方や地図の準備などが間に合わないと思い、コースが整備された山に決めた。
子供のころに宿泊訓練で泊まった少年自然の家があって懐かしい。
経験の浅い自分のために用意されたような山だ。


2016/7/23土
観音山(かんのんやま、578m) トレッキング
浜松市北区引佐町 東久留女木(ひがしくるめき) 
所要2時間20分
距離7kmぐらいか

東久留女木と言えば、昨年10月に井伊直虎のロケで使われた棚田のある地だ。
そこから南東へ直線2km、観音山少年自然の家が今回のスタート地点だ。


情報によると、少年自然の家に寄って登山届けを書かなきゃいけないようなので、そのようにした。
幼稚園の利用があって賑わっている中、事務所へ向かった。
職員の方々は忙しそうだったが、登山したいことを告げると明朗快活かつ丁寧にルート説明してくださり、ルート図まで貸し出してくださった。心が浮き立ってくる。
すでに感動山のドラマは始まっているようだ =3

5



ここ、敷地内に入ってくる途中には、3m高ほどの石垣に豪快な丸木のはしごが掛けられている。
6人ほどが一斉に登ることができる。
10:30
ひとり、これより観音山に取り付いた。


子どもたちのやってくる山だからだろう、番号札が山の至る所に設置されている。それがGPS代わりになって、貸し出してもらったルート図に照らせば現在場所が分かる仕組みだ。
整備されすぎた山だナ、なんて思っちゃったりした。


道が険しい(けわしい)。
登り始めると、目を疑うような悪路のお出迎えがあった。
つまづくし、
滑るし、
なんだよこれっ!なんて思っちゃったりした。
10

10

試されてる気がした。


息が苦しい。
星の広場を過ぎたあたり、常識を覆すほどの盛大な小バエのお出迎えがあった。
口が開けられない。
息がしにくい。
なぜか小バエは顔の周りだけを飛び回る。
払っても払っても離れない。
走っても走っても付いてくる。
常に安定して100匹程度がつきまとう。

間違いない、、試されてるぅ…


11:35
山頂
29
29

高い山じゃないはずだが、、ナゼ、酸素が… 息が苦し…
あ、ハエか。


いまだ顔の周りは小バエが賑やかだ。
ふと、ひとりじゃない、小バエの皆さんと大勢で登ってるんだって思うことにした。だとしても、にぎやかにお昼ゴハンとはいかない。
ハエがたかる。


またふと、思いもよらないことを思ってしまう。  …ハヤク下山シタイ
渡されたルート図はクリアファイルに閉じ込んである。ある程度コシがある。ウチワのように扇ぐことができる。
ふと、勘違いしてしまう。 …ハエ払い用?


山頂を通過すると信じられない場所に出た。45度の下り坂 =3
棒きれを水平にして写真を撮ってみた↓
30

30

ロープが一本たらされている。「ココ下れ」 ってかぁ… はぁ?
左手にはクモの巣払い用棒きれ、右手には小バエ払い用ウチワ、口も開けられないので文句さえ言えない =3
滑っては尻もちをつき、滑っては腕を擦りむき、45度を滑り落ちてゆく。


林道に出た。
小バエ100匹も安定して付いてくる。
寂しい林道がしばらく続いた。


途中、お昼ごはん中のパーティに出会う。先生と女子大学生みたいな構成だ。
景色もなく、ジメッとした暗いカーブ、小バエだって舞ってるはず。そこに10名ほどが座り込んで食べている。
なぜこんな場所で?
本当に人か?
何を食ってるンダ?
想像するほどに怖くなってゆく…

でも考えてみたらこっちだって、
土まみれで、メガネを曇らせ、擦り傷も痛々しく、右腕を引っ切り無しに振り続けてるわけだから、
気味が悪いのはお互い様だったかもしれん。



12:25
ルート図に写真付きで載っている場所に着いた。
36

36

小バエが減っている。
お昼ごはんを決意した。
小バエを振り切りたくて、ぐるぐる小走りで回りながら、「うめぇ うめぇコレ ハ ハッ」 て、おにぎりを食べてやった =3




悔しいが、いろいろと対応できなかった。
ナメてかかった自分が恥ずかしい。
特に、小バエごときに対処できなかったことは、屈辱の一言だ =3

12:50
39

39


この感動山トレック、まったく感動を味わえなかった。
感動を呼び込む力が足りてなかったってことだ。
”またあう日まで” に込められたメッセージに、やりがいある宿題をいただいた!そういう気分になった。



いずれまたキミが咲くころ、感動山チャレンジを計画しようと思う =3
33

33





そうだ、
ひとつ、気づいたことがある。
ヤマユリの周りには小バエがいなかったってこと。すでに小バエをまとっていたってコト。

生き抜くには突破力が必要だ。
特に、ふだんから無茶で滅茶で苦茶な仕事が降ってくるサラリマンには必須能力と言っていい。
現役サラリマンは、だから生き抜くため、コマカイことに気づいてしまうのだー =3

待ってろよっ
メマトォォォーイ !


2017H29s92/1/15 sun

その昔、
初トレッキングで三岳山(みたけやま) そしてとっか山を歩いたことがある。(記事2016/7/17)
予定では、とっか山を下り、すぽるてん(:引佐総合公園) へ舞い降りるはずだった。
実際には、経験不足からの判断ミスで、すぽるてんとは反対方向へ下ってしまい、記憶にも記録にも残せないほどの恥ずかしい結末を迎えてしまう。
今回の山行は、その時の記憶の修正がメインだ。
恥ずかしい記憶は、自分のなかでも無かったコトにしてしまおうって寸法だ =3


2016/6/26日
城山(しろやま:114.9m)~とっか山(410m) トレッキング
浜松市北区引佐町(いなさちょう)
所要時間7時間半、内おしゃべり1時間30分
歩行距離10kmぐらいか…?


ただ、前回と同じルートを辿っては、同じ過ち(あやまち:脳ミソのフライング) を繰り返さないとも限らない。なので、前回とは逆周りに歩けるルートを探してみた。
で、
城山を越え、竜ヶ石山(りゅうがしやま) から東北東へ伸びる尾根を下り、とっか山、そしてすぽるてん、
と計画した。
この山行、目的が女々しいので少しでも箔を付けたいと思った。最初の目標地点を "井伊直虎の城山" にしたのは、そのためだ =3


map

map



10:00
すぽるてんを出発した。
スーパースターを履き、黒のズボーン、七分の黒白シャーツ、ワンショルダーバーッグ =3 定番スタイルってやつだ。
井伊谷(いいのや)の町なかを歩き、まずは最初の目標、城山を目指す。

井伊谷には、国道257号線に直交する2本の道路がある。その道路間も何本かの細い道でつながれており、その2本目を… なーんて地図を読んでちゃいかん !
町の北側にボテッとある小さな山が城山だ !
とにかく山に近づいていく =3
どの道を歩いたっていい =3
近づけっ =3
ある程度近づいたら引佐図書館前の坂道を歩くよう補正する。
それが登山口を見つけるコツだ !

10:25
山頂広場に到達。
山頂にはなんら興奮するモノがないので通過するだけ。この山で興奮を味わいたいなら、春だ =3 (記事2016/6/12)
裏側へ下ってゆく。
20

20



北西の方向に竜ヶ石山がある。
次の目標は、竜ヶ石山の尾根ルートに取り付くこと。地図を見ると、竜ヶ石山山頂から東北東に向けて尾根が伸びている。そこに山道があると踏んだ(ふんだ:経験からひねり出すひらめき) わけだ。
その尾根ルートに乗っかることができれば伊平(いだいら)に出られる。
伊平に出られれば、そこから兎荷(とっか)集落へ、そしてとっか山へと登っていかれるっていう算段だ =3
この、あるのかも分からない尾根ルートへの取り付きが、今回の山行では一番の難関になる。

道がどんどん痩せていく。
どこからでもかかって来い!みたいに、目の前には竜ヶ石山の尾っぽが横たわる。
前方に、地場の最終村人だろう、こちらを気にして見ている。きっとその先には道がないんだろうナ
何か言われるかも…

案の定、

「おい」 「ハイッ!」

おっかないのですぐに返事した。

いきなり村人は 「やる」 と言ってリュックを突き出してきた。存在も行動もナゾだ (-_-;
が、
よくよく見れば、
なんと知り合いの、山のベテランだった =3 (記事2016/10/30)

状況がよく飲み込めん、なんでこんな知らない土地に立ってるんだ、気味が悪い !!!

山のベテランと1時間半ほど喋って過ごす。

これから向かうルートをベテランに話すと、彼は薄ら笑いを浮かべて見送ってくれた。出会いもナゾなら別れもナゾ…
もらったリュックにワンショルダーバッグを丸ごと収めて、消えかかっている道を進んだ。
12:00


道なき山を登り始める。
何度も怖くなったし何度も戻ろうかと思った。


13:15
突然だった。半べそで斜面を這うように登っていたとき、目線の高さに山道が見えた =3 ついにっ!
28

28

「信じられん… ほんとに山道があったなんて… 」 とにかく興奮したっ =3

さらに、竜ヶ石山の尾根ルートだってことを決定付けるモノが目に飛び込んできた!
31

31

小さく書かれた ”山頂” とは、間違いなく竜ヶ石山を指している。
この斬新な緑は、貞雄のおっさんの案内だ =3 (記事2016/11/13)

この喜びを ムギュぅっ と表現してくれているよう。
32

32




荒れ気味の山道だったが、どんどん下った。
13:40
あっという間に伊平にランディング =3
41

41


この登山口は、遠鉄バスも走る国道257に面している。
第三の目標地点は、この国道を挟んだ向かいの山の中腹にある。

向かいの山とは、言わずと知れた ”とっか山” だ。とっか山への登り口が中腹の兎荷集落にある。
今回の山行を計画する際、とっか山へのアプローチをしつこく熱心に調べて分かったこと。登山口は、徳月寺の奥にある!


ところが、兎荷集落までが難関だった。
考えられないほどの高地にある。マチュピチュに着くんじゃないのかと思ってしまう。

アスファルトからの熱射を浴びながらうねうねと登った。
途中途中に岩や滝など、ローカルな名所をアピールする看板が立っている。が、
暑くて、苦しくて、とても楽しめない。
飲水がどんどん減っていく。
汗がどんどん出ていく。
魂も抜けてゆく…



14:30
集落入り
手描きの地図を確認

六社神社発見
奥へ

徳月寺発見
境内奥を探索

15:00
登山口を発見!
75

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とっか山は三岳山のすぐ隣にある。メインはやっぱり三岳山なんだナ
第四目標地点、とっか山山頂を目指す。


15:20
とっか山山頂着 =3
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山頂は T字路になっている。まっすぐ行けばすぽるてんのはず。左へ行けば三岳山山頂。
前回の記憶に被せるため、ここは一旦、三岳山山頂へ向かう。
修正作業は慎重であるべきなのだ。
往復に35分。


15:55
とっか山山頂着 =3

さて、
山頂は T字路になっている。左へ下りて行けばすぽるてん。右へ行けば伊平、川名(かわな)方面だ。
右を見れば、こっちだよと言わんばかりに見事な山道が続いている。左はどうしたことだろう、踏み跡はあるようだが不安しか湧いてこないような雰囲気だ。
しかし、ここは地図で調べた通り、左折だ !!
最終目標地点、すぽるてんを目指す。



10分も下ったころ、、道がなくなる。え !? と思った。希望を断たれたような…
しかも不安を煽るような巨石…  なぜ割れてるんダ…
105

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断たれ岩とでも名付けておくか (T_T)


ぽつぽつとあった赤テープも見当たらなくなった。
あまりの不安に、道なき山林斜面を競歩のように下る。
疲れも痛みも感じない。
呼吸が浅くて早い。
汗も涙も枯れた。
魂はとうの昔に抜けている。



あ、民家がある…、と思った。
いつの間にか民家が見えていた。
覚えているのは、”斜面を競歩で下った” 、それだけ。



17:00
国道257だ。ここは遠鉄バスも走ってる。
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どうも、山頂の T字路左折は違うのかもしれん…
計画では、とっか山を下れば、ふわっとすぽるてんに舞い降りられるはずだった。それが、花平ケアセンターに不時着だ。

…ところで、山って、スケールがでかい。家の階段を上って下りてくるのとはまるで違うスケールだ。
つまり要するに、数キロ程度のズレは誤差、と考えてもいいのかもしれん…


歩いた。


17:35
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ヘリコプターのようにふわっと降りるか、あるいは飛行機のように滑走してきて着くか。それだけの違いだ。今回は計画通り!と言っていいだろう。女々しく振り返ってちゃいけない。


あとは時間が仕上げをしてくれる。あの日の山行と この日の山行の記憶を、アホな脳ミソがゴチャっと混ぜ合わせてくれるだろう。
修正作業は、そこで完了する =3


以上、
どうぞよろしくお願いいたします (_O_)


2017H29s92/1/14 sat

明けましておめでとう!
新年早々、半年前の記憶を辿らせていただく =3


快晴に誘われ、海のある町へ出かけた。


2016/6/18土 快晴
浜松市西区雄踏町 x 舞阪町(海抜5mあたりか) ウォーク
雄踏町某所を発ち南下、遠州灘の砂地帯を西へ進行、えんばい市を周遊、弁天島海浜リゾートを横断、北上し渚園をホップ中之島でステップ雄踏総合体育館でクールダウンしてジャンプ、スタート地点に着地。
所要時間3.5時間
歩行距離12kmぐらい


帰宅後、記憶を辿り(たどり)、ウォーキングルートをプロットしてみた。
map

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西区雄踏町某所に車を停めた。
スーパースターを履き、黒ズボーン、白黒七分袖シャーツを着… 要するに定番スタイルってことだ =3
快晴の中、歩き始めた。
8:10


まずは海だ。
ここから数キロで遠州灘に出られるはず。
心なしか波の音が聞こえてくるよう。
潮風が薫ってくる気がする。
南下を始めた =3

右に湖南高校を捕捉、新幹線の高架をくぐり、東海道線をまたぎ、そして東海道を横断する。その先には畑が広がる。砂地の畑だ。
土でなく砂で野菜が作れるナゾを、農作業中のおじさんがコソッと明かしてくれた。「肥料を混ぜ込んで保水させてるだよ」

4


8:40
さらに南下していくと浜名バイパスにぶつかる。横断歩道もない自動車専用道路だ。
このすぐ向こうに海がある。
まちがいなく潮風が薫ってきている。
でも横断道はない。
無理に渡ろうもんならミンチだろう。
車はマッハで交差する。

ここまでか

とりあえず目の前の人工物に八つ当たりしておく =3
手すりをグイグイ揺すってやる =3
無断でズンズン立ち入ってやる =3
細い階段をドスドス下りてやる =3
地下通路を   ぉ?

北緯34°40′39″、東経137°37′28″ 、地下通路を発見っ =3=3
こんなところに↓地下へ潜行する階段がー!
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すこぶる謙虚に、30mほどの地下通路を歩かせていただき、反対側の階段を上らせていただく (_O_)

ウ…

まぶしぃ

そこには

遠州灘しかなかった!
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遠州灘を肉眼で捕捉!
23

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いつだって期待を裏切らないその光景 =3
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右へも
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左へも
48

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馬鹿みたいにつづく =3

笑えてくるほど果てしない =3


ときに風紋をなぞり
ときに波に追われ
スーパースターの足跡を刻み付けながら
阿呆じゃないかっていうくらいの笑顔で1キロほどをクルージング ;-D アハハー



9:10
砂一粒ほどの欲望を満たし
お陰様をもちまして
北緯34°40′41″、東経137°36′53″ 、砂地帯を離脱!


左側に遠州灘を見ながら
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余韻のせいなのか砂地帯を歩いてきたせいなのか、揺らぐ松並の小径(こみち) を西へ向かう。

終点は港だ。
このころからハイカーとすれ違いだす。どこから来るのか、どんどんやってくる。濁流のようにやってくる。
ちょうど開催日だった舞阪漁港えんばい朝市を見てまわり、そして弁天島海浜リゾート地帯に突入。

写真一番奥に浜名大橋。今切口(いまぎれぐち) をまたぐように架かっている。
今切口は、ほんの200m幅の自然水路で浜名湖と太平洋をつないでくれている。おかげで浜名湖にも潮の干満があって貝拾いがおもしろい。
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その右手前に鳥居。ナゼに湖の中に鳥居なのか。5年前、そのナゾに迫るべく我われファミリーは舟をチャーターし、鳥居の建つ島へ渡ったことがある。
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島に立つ !
景色は360°に渡った。
ぐるっと見渡せば天も地も行方不明におちいる。
挙げ句、目の前の景色が動きだす始末。
よろめき砂地に手を付き目を凝らすと、なんと、目の前で、引き潮の儀式が始まっていた。みるみる広大な砂浜が現れ始める =3
身震いした !
 

ようこそ、浜名湖へ!


そんな感覚が襲ってきた。

うぉぉぉぉぉぉ

走った !


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写真↑左奥のリゾートホテルあたりで乗船、鳥居ふもとで島に上陸、潮が引いた砂浜をモーゼのごとく行進した後、振り返りショット。

目の前で起きていることが大き過ぎて、「へぇ~」 って納得してしまう。
麻痺なのか悟りなのか、鳥居の存在にもナゾを感じなくなった。
感じるのは、”そこにある” ってことだけ。
ナゾなんてないんだ、そう思った。

潮が引いたら貝拾い、、それって人間の本能なんだろう。その年、我われファミリーは本能にしたがい、初の弁天島潮干狩りを楽しんだ =3

引き潮に乗りそびれたヤツ↓
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…こうして赤い鳥居のナゾは解明でなく、”解消” されたワケだ。



さて。
さすがリゾートだけあって多彩な人びとが楽しんでおられる。
こちら、齢一桁(よわいひとけた:10歳に満たない人) だろう、お二方がタコ漁をしてらした。「すぐそこで網で取った!」 と自己申告いただいた。
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図らずもリゾートシーンに溶け込みそうになるが、かろうじて離脱。まだまだ続いているハイカーの流れに逆行し、2番鉄橋を渡り、北へ舵を切った。
10:10


渚園、そして中之島へ。
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ちなみに、強風時にはこんな↓なってしまう… (213@記事2016/7/16)

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雄踏総合体育館に寄って涼を取らせていただき、西区雄踏町某所に無事帰還。
11:40



何度も来てるし知ってる土地だからと、あまり楽しみにしていなかった。
だけど歩いて尋ねてみれば、たくさんの出来事が押し寄せてきた。
サラリマンの大好物、非日常はあった。
刺激が満たされて更に欲が湧いてくる =3
次の行動へつなげていきたい。