「1996年にノーベル化学賞を受賞したシミ対策成分「フラーレン」をご存知ですか?」
ここのところネットポータルに良く出稿されている広告に、上のような表記がある。
これはかなり詐欺に近いというか、悪質な広告文だ。
これは「フラーレンがシミ対策成文としてノーベル化学賞を受賞した」
という書き方であり、読み手のほとんどはそのように受け取るだろう。
だが、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3;
化学物質としての「フラーレン」は1980年代に発見され、後にノーベル化学賞を受賞した。
正しいのはこれだけで、「フラーレン」はシミ対策成分として受賞したわけではない。
さらに言えば、「フラーレン」がシミ対策成分というのは、カーボンナノチューブがシミ対策成分として語られると同義で、明後日の方向に向いた話だ。
これで思い出すのが「製法特許を取得した」健康食品の広告で、「これぞ特許の力」と宣伝する手法である。
製法特許とは、単に「何かを作る方法が、これまでに無い方法である」から取得されただけで、性能や効能が優れているという訳では無い。
だが科学音痴な一般人は「効能が優れた製品を作る特許」と脳内変換してしまう。
で、広告部門や営業なども科学音痴で、とかく宣伝に繋げるために先走るのだろう。
しかし、ネットの広告は誇大広告や過剰表現、事実誤認誘導など、やりたい放題に見える。
いつか必ず大きなトラブルが起き、規制されるようになるだろう。
だが、規制される前に消費者の眼が醒めていき、広告そのものを冷たく見るようになる気がする。
消費者がスレる。
↓
広告が過激になる
↓
さらに消費者がスレる
を無限ループし、最後には嘘同様の広告が出回って摘発される、そういう流れになる来がしてならない。
それぐらい、ネット広告のモラルって低下している気がする。
「優良誤認」を誘導するのは詐欺では無い、そういう社会風潮が出来上がってしまっていて、ほとんど詐欺なのに、騙される方が悪い的な流れが止まらない。
そしてそのうち、ネットは嘘だらけ、という真実を皆が自覚していくのだろう。