西城秀樹と言えば、中年層以上の男女にとってはかつて、憧れの存在であった。
「新御三家」野口五郎や郷ひろみが女性ファンの支持の上に成り立っていたとしたら、西城秀樹は男性にも女性にもファンがいて、少年ファンも多かった。
放課後の掃除の時間、長い箒をマイクスタンドにして秀樹の真似をして歌う。誰もがやっただろう。
少年たちに大人気だった「8時だョ!全員集合」に純レギュラーのように登場していて、子どもたちの憧れだった。
二度の脳梗塞を経て、車いすでのライブパフォーマンスは時折ワイドショーでも報道されていた。
だが63という年は、早逝としか言えない。
TVで流される過去の映像、ああ、この人もまぎれもなくスターだったのだ、と思う。
老いて衰えた姿をほぼ見せずに、輝いていた姿ばかりを遺していった。