ここ2か月、苦しいどん底にいました。

将来のことが不安で、眠れないのと、ご飯が食べられないでいました。

自分の傲慢さから、失ったものを取り戻せないことが分かって、おごりから自分の価値のなさが見えていなくて、気づいたときは遅かったという。

日常生活を普通に送れるよう、いろんなことが見えないところでバックアップしてくれていたことを知った2か月でもありました。

今はやっと落ち着き、大家さんとの家賃値上げに関する闘いだけが残った状態になりました。

 

苦しんでいるときにはげみになったのが、ワタナベ薫さんの著書です。

 

「女は年を重ねるほど自由になる」50歳になったからわかる強く美しく欲張りに生きる方法

品格のある女性になる「感情整理」のレッスン の2冊

 

落ち込んでいた気持ちをどうしてコントロールしていいか分からなかったので、いろいろヒントをもらえました。

 

この本には、20代で手にしていたものは当たり前ではなかったと気づいて、30代、40代になって自力で獲得していくようになって、はじめて本当の人生を歩みはじめられるとあります。年をとれば、いろいろ限界を感じるのではなく、年を重ねるほど、自由になるというポジティブな内容です。

 

私は、いろいろ苦労しながらここまで来たのですが、恵まれていて順調に来たのではないかという人と今一緒に仕事をしています。まだ若いので、失敗知らずなのか、怖いもの知らず的なところに恐怖を感じることもあります。

 

その人と会って、この本を読んで思ったことが、あまり焦るのはやめようということでした。

いつも、年をただ年を取るだけにならなよう、もっといろいろなことを知らなければ、いろいろなことを学ばなければと焦っていましたが、この本の中の、「時間をかけて何かをやることで生まれるものがあるとあります。時間をかけて何かをすることの贅沢さをじっくり味わうことは、人生によろこびをもたらしてくれる、時間をかけてやったことに満足感を感じる」と書かれていた部分を見て、恵まれてきた人と張り合おうと思っても、かなわないので、ペースダウンしてもいいのではないか、と思ったのです。

 

これまで、あまり時間をかけて何かやる、といったことがなかったので、時間をかけて何かをやる、といった贅沢を体験してみようと思いました。