聴く技術という本に書かれている、共感する聴き方というのを目にしました。

A:聴いてよ!昨日仕事が終わって帰ろうとしたら、上司に呼ばれて「明日までにこれやっといてね」と、書類をわたされたんだ、参ったよ
B:へえ。それは大変だったね。

A:そうなんだ。それから頼まれた仕事をはじめたんだけど、手こずって終わらずに困ったよ!
B:なかなか終わらなかったんだ、大変だったね~

A:結局終電までかかっちゃったんだ。すごく疲れた。今日は寝不足だよ!
B:ええ!終電。そんなに遅くまでかかったの、疲れたでしょう。

A:そう。でもなんとかやりとげたし、さっき上司に提出したら「よくやってくれた。ありがとう。助かるよ。」なんて言ってもらえて昨日の苦労が報いられたよ
B:そう、それはよかったね、苦労が報いられたね。

これが、相手と共感する聴き方のよい例だそうです。
私にとっては、夢の国にいるような会話です。

これを私の同僚にあてはめたとすると、こういう会話になると思います。


A:聴いてよ!昨日仕事が終わって帰ろうとしたら、上司に呼ばれて「明日までにこれやっといてね」と、書類をわたされたんだ、参ったよ
B:帰りぎわだったら、勇気を持って、もう帰るところですと言えばいいんじゃないですか。問題があるなら、その上司に報告してください。

A:それから頼まれた仕事をはじめたんだけど、手こずって終わらずに困ったよ!
B:どんなやり方をしているんですか、自分がやっているやり方を順を追って説明してください。私が、時間がかかっている点を明確にして、効率よくする方法を提案できるかもしれないので。

A:結局終電までかかっちゃったんだ。すごく疲れた。今日は寝不足だよ!
B:はい。問題があるなら上司に報告してください。私に言われても…

A:そう。でもなんとかやりとげたし、さっき上司に提出したら「よくやってくれた。ありがとう。助かるよ。」なんて言ってもらえて昨日の苦労が報いられたよ
B:はい。

こんな感じになると思いました。
同僚なので、仕事がやりにくくならないようにしていかなくてはいけません。
あと、同僚には共感を期待してはいけないと思っています。

この本に書かれていた、職場で大切なことは、自分の視点を相手に押し付けないことだそうです。
人の話を聞くときに、自分目線でものごとをとらえがち、自分の視点でものを考え、相手に押し付けたり、決めつけたりしがち。相手の話を聞いているようで、相手と同じ視点に立たない限り気持ちを理解することはできないからだそうです。

人によるんだと思います。
話しを聴いてくれる人もいれば、聴いてくれない人もいる、相手に自分の視点を押し付けず、この人は話を聴くのが嫌そうだと思ったら、同僚だから世間話をしていいという自分の視点を押し付けずに、仕事以外のことは、話さないようにするのがいい方法かもしれないと思いました。