知り合いが送ってくれた香港ポストのリンクに気になる記事がありました。

「英国人教師殺害、恋人が中国本土で自首」

3月下旬に中国本土で香港理工大学の英国人教師が行方不明になっていた事件で、交際相手の女が4月7日、自分が殺害にかかわったと中国本土で自首した。4月15日付香港各紙によると、被害者は本土女性と同居中で2人の間には娘がおり、3月22日に羅湖出入境管理所から深センへ入ったが、その後、行方が分からなくなり、3月30日に香港で捜索願が出されていた。自首した女性は同居女性をは別人で、穂会社の交際相手の1人。被害者は多くの女性との交際がうわさされており、昨年秋から自首した女性のために家賃3300元の部屋を借りていた。女はその部屋で共犯の男2人とともに被害者を殺害した後、遺体をバラバラにしてから逃走したという。当局では指名手配をして共犯者の行方を追っている。

この記事に書かれていない、裏側の事情がたくさんあるのだと思いますが、複数の女性と交際していたことがばれたことにより、この男性は殺害されたのではないかと思います。

この男性と付き合っていたことによって、殺人を犯すまでになってしまい、その後の人生は刑務所で過ごさなければいけないかもしれない、中国人女性が気の毒だと思いました。

複数の中国人女性と付き合っている男性を、たくさん見かけたことがあります。
1人では足りないのか、簡単にひっかかるから癖になるのか、そういう人をたくさん知っています。

昔、広東省の工場に就職したことがあるのですが、そこの70歳は超えていると思われる社長に22歳の愛人がいました。広大な、だだっ広い原っぱにぽつんと一軒工場が立っていて、その中に社長の住居もありました。
従業員の寮も敷地内にありました。

社長の家は、豪華で大きなソファやTVが置かれていて、冷暖房完備で日本の住居と変わらないような快適な造りになっていました。それに比べて、従業員の宿舎は8人1部屋で、4段ベットが両端にあって、真ん中にテーブルがあるだけといった、粗末な感じでした。床はコンクリートで、扇風機が置かれていましたが、プライバシーは一切ない環境でした。

私は生産管理の事務として働くはずで、仕事はもう一人いた日本人の女性から教わることになっていました。その日本人女性も若く、大学を卒業して、日本で1年くらい働いた後、中国に短期留学して、そのままその工場に就職し、2年くらい働いているとのことでした。

日本人女性は、私に仕事を教えるのが嫌だったようで、何か尋ねようとすると、大声でなじみの中国人の工員さんの名前を読んで、私と話しするのを避けていました。

社長の愛人も、会社の事務員として会社に登録はされていましたが、ほとんど会社に来ず、会うのはお昼時のみでした。お昼は、社長の家で、社長、愛人、もう一人の日本人女性と私で一緒に取るようになっていたからです。

「✖✖ちゃん(社長のこと)は、このタクアンだめだから、あれと変えて」など愛人は、賄いの女性を指示して、社長のことをかいがいしく、世話をやいていました。

彼女にしてみたら、田舎から出てきて、社長の愛人にならなければ、朝から晩まで冷房もない蒸し風呂のような工場で働き詰めで、タコ部屋で寝起きして、粗末な食事を大食堂で急いで食べないといけないような生活になるので、満足しているのかもしれません。
社長の家では、毎回、メインに、味噌汁、のり、ご飯、漬け物といった豪華な日本食の昼食が出されました。

私は、居心地が悪く、仕事も合わなかったので、結局1週間で荷物をまとめて辞めると出てしまいました。

その後も、駐在員で家族が日本にいるのに、何人も中国人の彼女を作っている人がいました。
トラブルは避けたいので、そういう人の奥さんでなくて、よかったななんて思ってしまいました。くもり