観光編 Part2

他には地下宮殿や、海沿いの、とにかくこちらも立地が素晴らしい白い豪華なドルマバフチェ宮殿がとても印象に残りました。




海峡を挟んで遠くの丘にひろがる街にぴょこんと飛び出るモスク、ブルーモスク?とおもったら普通のなんでもないモスクだったり。とにかくどれもサイズが大きい。 そして時間になれば街にコーランが流れ、そんな中で普通の生活を続けている人々。(一度は朝4時半に起こされた)すごく異国情緒を感じる瞬間でした。
素晴らしい景観・文化財に恵まれたイスタンブール、その魅力の一端でもお伝えできていれば嬉しい限りです。
喫茶文化・食

トルコでは喫茶文化が浸透しているよう。たとえば店で買い物しているとき、店員さんにお茶をふるまわれたりするところは日本に似ている。
ホテルの前の通りは車一台通れる一方通行の道でしたが、店の前のでこぼこのせまい歩道にテーブルと椅子が並べてあって、朝っぱらから激甘のバクラヴァ(伝統菓子・何層にもなった薄いパイ生地の中にクルミやピスタチオなどのナッツがふんだんにはいっていて、全体が激甘のシロップに浸してある)を食べながらチャイ(紅茶)を飲むおじさん。水煙草も置いてたりします。チャイは独特のガラス容器にはいっていて、受け皿付き。角砂糖と小さな金属のスプーン付きで出てくることが多かった。トルココーヒーも小さいカップに入っていて、カップの半分くらい挽いたコーヒー豆が沈んでいて、上澄みだけを飲む。味は濃いめ。



道端には一見傷んでる?とおもうほど熟したオレンジやザクロの山。これを丸ごと絞る生ジュースの店がそこかしこにありました。日本のザクロジュースは酸っぱいイメージだったけど、こちらでは酸っぱさはあまり感じず、甘くてちょっと渋みがあるところをみるとやはり完熟だからか。。。

私が一番気に入ったのは、ホームメードのレモネード。ほとんどのカフェやスタンドにあって、これが暑い中歩き疲れた身体に沁みました
ほかに「アイラン」という塩味の、飲むヨーグルトもスーパーなどでよく売られていた。

トルコ料理はどれもとても口にあいました。レンズ豆のスープは豆の味が濃厚で、茄子を使った料理もおいしかったな。ヨーグルトは日本より濃厚なかんじ。なんでもないチーズもおいしかった。餃子みたいな肉団子にヨーグルトソースがかかっているのもおいしく、これはマレーシアで食べたカザフ料理に似ていました。
皆でロカンタ(食堂)にも行きました。前に並んだ料理から好きなものを選ぶという学食のようなスタイル。美味しそうなものがたくさんありました。ラムやピラフ(やや脂っぽい)がおいしかった。
ケバブはあまり食べなかったけれど、トプカプ宮殿近くで食べたハンバーガーの肉はケバブでした。
そして、わたしが一番おいしいとおもったのはサバサンド。カラキョイ駅から徒歩5分にある人気店です。グリルで丁寧に焼かれ、小骨もすべて丁寧にとった半身のサバとたっぷりの野菜にザクロの実、その上にちょっと酸っぱいドレッシングのようなソースをかけてトルティーヤでくるりと巻き、その上から謎の、ちょっとスパイシーでハーブの味のするふりかけをかけてくれる。ふりかけと酸っぱいソースがサバによく合っておいしい。サバはふんわり柔らかくジューシーで、1回目は一人で、2回目はR子ちゃんと、計2回も食べに行きました。

トルコ料理はどれもとても美味しかった。野菜が多いのも嬉しいポイント。


犬猫天国 イスタンブール

噂通り、イスタンブールは野良猫天国でした。
ホテル前の通りにも猫たちがうろうろ。縄張りがあるのかいつも同じ場所に同じ猫がいる。わたしたちの宿泊先のホテルにはトラ猫。ロビーにも自由に出入りし、昼間はロビーのソファーで昼寝している。餌もおいてあって、ときどき通りで餌をやっているようだ。
観光地にも野良猫がいた。トプカプ宮殿にもいたし、ドルマバフチェ宮殿にもいた。さすがに建物の中には入ってこないが、中庭で寛いでいる。観光客が近づいても逃げるでもなく、近づいてなでてもらっているから人間をまったく恐れていない様子。
野良猫のことは噂に聞いていたが、野良犬のことは行くまで知らなかった。タクシム広場の日陰で堂々と昼寝するワンちゃん。行く先々の観光地で、冷たい石の階段に頭をのせて気持ちよさそうに寝ている。その犬たちのでっかいこと! 肉付きもよく、ラブラドールレトリバーぐらいの大きさはありましたね。毛並みもわりと綺麗で、耳にタグのついている子もいて、地域で世話をしているのかもしれない。
大きな野良犬が広場のど真ん中で無防備にのんびり昼寝している姿は、平和そのもの。イスタンブールの人たちは優しい。
(※トルコでは野犬による襲撃や狂犬病を防ぐ目的で野犬の捕獲、場合によっては殺処分まで許可する法案が7月に可決しました。大量殺処分に繋がりかねないと動物愛護団体などが懸念を示しています。6月にはイスタンブールで大規模デモも発生しました。)


すばらしい世界遺産や日本びいきの親切な人々と観光にことかかないイスタンブール。しかし何といっても、この地形が素晴らしいと感じた。F代表が手配してくれた、ボスポラス海峡を南から北にぐるっと一周するクルーズでは、海岸沿いにならぶ豪奢な別荘や宮殿、コンスタンティノープルを陥落させるためにオスマントルコ軍が作った要塞の遺構、青い空のもと爽やかな風に吹かれて見た、緑の中にこれらがちりばめられた風景は素晴らしかった。もっと北にのぼれば黒海への入り口。このヨーロッパとアジアにまたがるユニークな国、トルコはまだまだたくさんの魅力にあふれた国と思われます。今回は円安とトルコのインフレで大変でしたが、また行きたい。もうすっかりトルコファンになりました。



以上、読んでるだけでもイスタンブールを旅した気分になるくらい、イスタンブールが沢山詰まったN会員寄稿でしたね❣️

そして次回はプレパーティ編になります。

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