若い頃から香水が好きでいろいろ集めていた。
シャネルのココ、エゴイスト。ランコムのトレゾア、ミラク。ゲランのシャンゼリゼ、資生堂の沙棗、サンタマリアノヴェッラの王妃の水、ローズ、アイリス、フリージア。ペンハリガンのエリザベッサン、エレシニア。ディプティックのローズ。ジョーマローンのピオニースエードなど。こうして書くと結構なもの。しかもすべて処分したので今となっては手元にはひとつもない。
現在愛用しているのはゲランのシャマードである。ゲランのなかでも特定の店舗でしか販売されていないクラシックコレクションである。去年伊勢丹で買った。香りはグリーンフローラルに分類されている。トップノートははっきり言って青臭い。その後に甘いパウダリーになる。印象は薄紫色。愛嬌があって親しみやすそうなのだけど、近寄りがたいほどの高貴さもある。優雅でありつつも詩的。しかも香りは24時間持続する。
ナエマと迷ってこちらに決定した。ナエマの薔薇爆弾も素晴らしいけれど蜂蜜みたいな甘さがちょっとね。
もちろんパルファムである。BAさんによるとトワレは洋服、パルファムは下着だそうだ。トワレは周りの人のため、パルファムは自分だけのため。濃度が高いにも関わらず自分の体から50cmほどしか香らない。1時間以上色々なものを試させていただいた。シャマードはフランソワーズ・サガンの「熱い恋」をイメージして作られた事も教えていただいた。もちろん絶版なのでamazonで取り寄せて読んだ。小説の主人公は30歳だったけど、大人の女性に合う香りだと思う。せつなく甘い。今の時点の自分に合うと思う。そして50歳を過ぎたら憧れのミツコが似合う貫禄ある女性になりたい、という目標が出来た。香水ってすごい。