続き


世界的に彼の人気に火がついたのは1972年。この年にリリースした♪Alone Again(⁠naturally)が大ヒットを記録します。


彼はこの曲について、かつてのインタビューで

「 とにかく曲が書けたことが嬉しかった。だけど他の曲に比べて何か特別だ、という感じはなかった」

と語っています。


メロディが出来てから歌詞を書き始め、Alone Again という言葉は最後にやっと思いついたんだとか。


結婚式をすっぽかされた男の悲哀を歌ったこの曲。

傷ついているのに癒されることのない人々が、世界中にたくさんいることに思いを馳せ、夫を早く亡くして一人きりで頑張って生きてきた母親のことを思い起こす…という、映画のようなストーリー。


彼はこの歌詞が実体験に基づいたものではないとして、

「作品は一度リリースされたら、作者のものじゃなく聴き手のもの。

大切なのは聴き手の解釈だけだ」

とコメントしています。


続く

FMノースウェーブ朝の番組「カツモニ」のコーナー、Power of music。

今週のアーティストはギルバート・オサリバン です。


♪Alone Again や♪Clare など、ポップス史上に残る名曲を生み出し、根強い人気を誇るシンガーソングライター、 ギルバート・オサリバン。


彼の運命が開けたのは、敏腕プロデューサー、ゴードン・ミルズとの出会いです。

トムジョーンズ を育てた経歴を持つゴードンは、ギルバートのデモテープを聴いてその才能を見出しました。


その頃ギルバートは、音楽活動をしながらロンドンで郵便局員として働く日々。

曲を書けるのは、仕事を終えた夜だけでした。


ゴードンはギルバートとマネジメント契約をすると、次に仕事を辞めさせて、自分が持っていたバンガローを提供。

彼が毎日好きなだけ曲作りに専念できる環境を整えたのです。


そして1970年にリリースしたシングル♪Nothing Rhymed

アルバム「Himself」がヒット。

イギリスのチャートで8位まで上昇しましたが、アメリカではそこまで注目されることがありませんでした。


続く