続き


重篤と言われていた母の容体は安定したまま、長い夜は終わりました。

私は「母と夜明けを迎える」というミッションをコンプリート出来たことに心底ホッとしました。


6時に追加の痛み止めを点滴に加えたところ、母は寝息をたてるように。

看護師さんは「痛みがなくなって、ようやく眠れるようになったんですね」と。


10時に母と私は介護タクシーに乗り、引越し先のホスピスへ向かいました。

なかなか乱暴な運転手で、母のベッドを後ろに乗せるとき、枕が何かに引っかかって母の頭が落ちそうなのに知らんぷり┐⁠(⁠´⁠д⁠`⁠)⁠┌

ちなみに介護タクシーの運賃は、介護料として5000円ほど加算されます。


🛺🛺🛺🛺🛺🛺


さて、3週間の入院を経てホスピスの個室にお引越しした母でしたが、車椅子移動のステップを踏むことなく寝たきり状態になったため、最初に描いていた

「お天気の良い日は外に椅子を置いて日向ぼっこ」

「カフェスペースで珈琲飲みながら窓の外を眺める」

ということは不可能になりました。


それでも、好きなものを自由に飲食でき、好きな音楽が聴けて、家族がいつでも訪問したり泊まれるホスピスは魅力的。


到着早々母を個室に残して、私たち家族はカフェスペースでスタッフさんの説明受けたり、契約書に押印したりと大忙しでした。


午後の説明前に一度母の個室に寄ると、母は「珈琲飲みたい」と。


ハッ((((;゚Д゚))))


前の晩は、母の生きる力を引き出すため散々「明日はホスピスにお引越しして珈琲飲もうね」と声がけしていたのに、いざ引越したら珈琲のこと忘れてた…


申し訳ない気持ちで母にカフェオレを作り、手でコップを掴ませ、ストローを口元に当てて飲んでもらいました。

誤嚥しないよう祈りながら、慎重に。


実は前の晩も、本来なら水を飲ませるのは看護師の役目だったのに(⁠誤嚥の危険があるため)、母がお水お水言うので私が飲ませていました(⁠^⁠^⁠;)