続き
7/5㈰お見舞いに行ったとき、母は時折目が虚ろになって上へ泳がせたり、聞いたことないようなうめき声を上げて胸元に手を当てていたので、正直母の病室で夜を明かすのは心配でした。
しかしそんな心配はよそに、重篤なはずの母はしきりに話しかけて来ます。
壁時計を見ては、ご飯の時間を気にする母。
「8時。ご飯の時間だね」
私は6時にコンビニ弁当食べたばかりだ、と言うと
「まだ夜か。朝の8時かと思った。朝なのか夜なのかわからない」
母は食事が取れず点滴オンリーなのに、なぜ数時間おきに時計を見て
「今は◯時◯分。ご飯は何時?」
と私に尋ねるのか、不思議だったのですが…
今にして思えば、それは母がご飯支度の前に私たち家族にかける言葉でした。