2024/12/22㈰

山下達郎サンデーソングブック

年忘れ夫婦放談より


板橋区20歳女子からのお便り

「将来のことを考えては色々と不安が。

お二人が20代の頃の自分へアドバイスするとしたら、何を伝えますか」


達郎さん:20代で不安抱えてない人なんていないですよ。

まりやさん:いないよね。

達郎さん:特に今の時代。

まりやさん:でも、例えば彼女が元気になるような言葉、なんかある?

達郎さん:(かんなんゴニョゴニョ…聞き取れず)

まりやさん:後で考えたらその苦労があったからこそ、っていうのはあるよね。

達郎さん:そうですよ。

20代なんてね、散々傷つきましたから。

はっきり言って。

まりやさん:そうだよね。

達郎さん:そうですよ。

だから今、落ち着いていられるんです。

俺が…

まりやさん:あたし20歳の誕生日に、自分の留年が決まったんです。

達郎さん:ガハハハㇵ

まりやさん:ほんとに。

で、マジでこれどうしよう、大学1年もう1回やんなきゃいけない。

バンドばっかりやってたから。

達郎さん:バンドにうつつを抜かしていた。

まりやさん:まず親にお詫びの手紙を書こうと。

また大学の費用出してもらわないといけないから。

で、頑張ってアルバイトしますって言って、 ファストフードで働いたりとか、いろんなことをして。

あの留年がなかったら私、絶対音楽の道に入ってないから。

そういう意味では本当にわかんないよね。

何が後でいいか。


続く