さっぽろライラックまつりに合わせるように、大通公園には紫や白などのライラックが咲き誇り、歩くだけでライラックの香りが漂って来ます。









5/15㈬ 正午前。


西6丁目はライラック苗木配布に長蛇の列。

ステージではライラック吹奏楽祭の開幕を告げるコンサート。

北海道銀行と北星女子高コーラス部が、自衛隊の演奏でライラックにちなんだ歌を披露しました。


そんな平和で文化的イベントではありますが、オープニングではちょっとしたトラブルがあったのです。



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ステージの真正面、観客席の最前に招待者受付テントがあり、札幌観光協会のお得意様と思しきおじさま達は、胸に紫のバッヂをつけて最前席に次々と座りました。


自衛隊楽団が位置につき演奏が始まると、主催者12~3人はテント端の受付テーブル横に直立してコンサートを鑑賞。


観衆は公園の椅子に着席しているので、最前列15人が立っていてはステージが見えにくい。


後ろで座って見ていた70歳くらいの男性はブチ切れた声で

「立ってたら見えねーべや。しゃがめや」

主催者達は慌てて、用意してあった椅子に座りました。


数分が経ってもひとりだけ立ったままの主催者の男性に、ブチ切れじいさんが最前に歩み寄り

「見えないんだって」

主催者は声には出さなかったものの、ムッとした表情でブチ切れじいさんをチラチラ見つつ、椅子に座りました。


ブチ切れじいさんは自分の場所に戻りながら「言わないと気づかないんだ」と。



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私は主催者の立ち位置について考えてみました。


コンサートの最前列に主催者12人が直立していたのは、主催者側からすると自衛隊演奏者への敬意であり、着席している招待者と同じレベルで着席するわけにはいかないとの思い、と推測出来ます。


一方で、このコンサートは市民や観光客に広く楽しんでもらうものでもあります。


ブチ切れじいさんががなり立てるのは場に相応しくないですが、主催者12人が一部のひとを立てたり敬意を表するために、最前列で直立するシステムは止めて正解だと思いましたෆ⁠╹⁠ ⁠.̮⁠ ⁠╹⁠ෆ