続いて寸評おじさんは 「こっちの絵も気になってね」 などと言いながら、右の方へ移動します。


その絵は、中央に植物が青々と繁っていて、右端に単子葉植物が描かれているもの。

毒舌寸評おじさん 「右端の草はなくていい。写真に写っていてそのまま描いたんだろうけど」

由美子さん 「そうなんです。この絵は◯展にも出すから困っていて。右端は切って、左の額縁に隠れてる画用紙の余白に描き足して伸ばそうかと」

私はさほど違和感がなかったのですが、画用紙を切らなくても、右端の単子葉植物に暗い色を重ねて目立たなくすれば良い、と思っていたところ...

絵描きおじさん 「右端の草は、色を濃くすればいいですょ」

私 「私も同じこと思いました。中央の植物にだけ光が射してるようなイメージで」

由美子さん 「そう言ってくれたの初めて。色を濃くするなら簡単だゎ。昨日来た絵の先生やってる女のひとは、画用紙を切るべきだって言うの」

✨( ̄ー ̄)✨


帰り際、来場者帳に住所と名前を書いてたら、由美子さんが近づいてきました。

私「もう何年も絵は描いてないんですょ。描きたいバイオリズムがやって来なくて」

由美子さん 「まだまだ若いから」

水彩画一筋の絵描きおじさんは、とにかく描き続けることが大切だと仰ってました。