続き
一郎「前作のアルバムsakanactionがヒットしたんです。
オリコン1位になって、アリーナツアーも完売して、東京である程度成功おさめて。紅白にも出たし。
これ以上セールス稼いだり動員増やすにはどうしたらいいか考えたら、もっともっとTVに出て行かなきゃいけなかったし、政治的なことにも踏み込んで行きながら、音楽以外のこともやって行かなきゃいけない、とわかってしまった。
でも、僕らそもそも札幌ススキノのプレシャスホールで遊んできた人達だから、そういった活動に違和感が出てきて。
6年前sakanaction出した後に、すごく派手な曲出したら、そのまま一気に行けたけど、敢えてそうせずに、♪グッドバイ という、メジャーシーンの中でマジョリティになることから別れを告げるシングル出したんです。地味な曲で全然売れなかったんですけど。
ドロップアウトしたことで、自分たちの音楽ともう一度向き合おうよ、というのを始められた。
そこから6年の間に紆余曲折あって、アカデミー賞を受賞することになった♪新宝島 で外に向けて発信しようよ、と思ったり。
たくさんの人々に音楽を届ける意味として、音楽に興味がある健全な若者たちに、僕らが体験してきたクラブの面白さや出会い、みんなが普段知らない音楽体験をしてもらう空間を、サカナクションとして創ろうってことで、NFというイベントやったり。
広げることの意味を内包しつつ6年間活動してきて、ようやく帰着した感じです」

