今日は招聘者の歓迎の宴があった



2週間のイベント期間中
たくさんの講演会が開催される予定で



私もひとつの講演会を担当し
招聘者への航空券手配も行っていたのだが



彼が飛行機に乗り遅れるという事態が発生したために
私の神経はかなり磨耗した



次のフライトの発券期限が残り10分で
それまでに上司の承認をもらわないと
キャンセルされてしまう



翌日のフライトは満席。。



その緊迫した状態に
追い打ちをかけるかのように
避難訓練のサイレンが響く(°□°;)



何とか手配出来て
来日してもらえたのは良かったのだが



果たして彼に笑顔で乾杯出来るだろうか



宴の間、彼は食べるのや話に忙しそうで
ゆっくり話をすることはなかった



おひらきとなり
会場を去る前に彼を見ると
ひとりグラスを傾けていた



少し寂しそうだった



私は彼に歩み寄り
『色々ご面倒をお掛けしてごめんなさい』
と言ってみた



彼は無邪気な笑顔で
『最終的にはうまく行ったね=worked out』
と応えた



その笑顔が嬉しかった(o^∀^o)



私は無意識に右手を差し出し
固く握手を交わしながらこう言った
『いつか、またお会いしましょう』



おそらく、もう二度と会うことはないだろうけど



キラキラキラキラキラキラ



帰り道、夜空に気配を感じて見上げると



ビルの隙間からお月さまが微笑んでいた



私がため息を飲み込んで頑張ってきたことを
お月さまは見守ってくれている



私は足取り軽く家路を急いだ



家に入る前に振り返り
東の空をもう一度見上げたが
お月さまはもう雲に隠れていた





おしまい(^-^)