エディンバラ城周辺の観光を終えて、宿を探していると、ウェストエンド近くにバックパッカーズホテルがありました。
ポスターが無造作に貼ってある狭い入口奥に受付があり、shaven headedのお兄さんが座っています。
「空き部屋はありますか?」と聞く私に
「女性の部屋にする? それとも男女ミックス?」
男女ミックス?
この世には、私の知らない世界がたくさんあるようです。
女性部屋の鍵を受け取り、変わった造りの廊下をくねくね曲がって、部屋にたどり着きました。
そこには50歳くらいのご婦人がいて、何やら書物を読んでいました。
軽く自己紹介すると、彼女は自分のことを語り始めました。
インドから来た彼女は、裕福でお金持ちなので旅が出来るのだ、と。
お金持ちなら、こんな格安のバックパッカーズホテルになぞ泊まらないのでは…
話が長くなりそうだったので「用事を思い出した!」と言って、部屋を飛び出しました。