ブログネタ:手亡豆って知ってる?
参加中手亡豆、このブログネタで初めて知りました!
ブログネタ:手亡豆って知ってる?
参加中以前青林工藝社から出版された、同タイトルの完全版がついに出ました!
待ってました!!
********以下冒頭部分のあらすじを含む作品紹介です********
コンビニバイトをしつつ、なんだかさえない日々を送る主人公「オレ」は
ある日、電車の中で通話をしている人の携帯を次々に奪い
ゴミ箱に捨てる「僕」を見かける。
騒ぎになって逃げ出す「僕」の後を追う「オレ」。
「僕」はとても身軽で、その身体能力を生かして無軌道な行動を取り
しまいには下着ドロをするのだが、そこを「オレ」が諌めてふたりは微妙な知り合いになった。
世の中に対して、申し訳なさと少しの憤りを持った二人は
テレビで観た小悪党を懲らしめることにする。
そして徐々に風変わりな仲間が増え、それに伴って新たな問題が――。
だいたいそんな話です。
わたしが書くと、淡々としたよくある青春ものみたいですが、ちがいます。
キャラクターの造詣も話の展開も素晴らしいのです!
********以下ネタバレを含む感想です********
主人公二人は、福満マンガを読んだ事のあるひとならお馴染みの顔ぶれですが
初見の人でも共感できるいいキャラクターだと思います。
フリーターやモラトリアム、将来や世間への焦燥感……
そんな言葉に思うところがある人なら、必ず二人を好きになれる!
そんなきっぱり言うのもどうかと思う、後ろ向きなキーワードばかりですが
わたしは二人が大好きです。
また、他の主要キャラクターもとてもいい味が出ています。
若者に憤りを感じ、天誅を下していく「おじさん」は
基本的に心のうちを見せないキャラではありますが、「よくいる良き社会人」であることが判ります。
その社会人としての顔と、若者を襲う顔のギャップがとても良いのです。
また、おじさんのアクションシーンは風変わりな武器も相まって、とても楽しいシーンです。
今作のヒロイン「女子高生(初代リーダー)」の、思春期特有の
他とは違う自分でありたい感も良いです。
その割に作中でアッサリと大人になる彼女は、
「ああ、そうだよなー。女ってそうだよなー」と思わせます。
出番こそ多くありませんが、重要なキャラクターです。
福満しげゆきの最大の特徴はテンポだと思うのですが、
それがこんなにも、アクションものにハマるとは思いませんでした。
主人公たちの使う武器も、作者の経験を生かした風変わりでギミックが効いたもので
見慣れたアクションものとは違うぞ!と思わせるのに一役買っています。
全編にわたり、主要キャラクターたちの
小気味良い戦闘アクションシーンが、ふんだんに描かれていて本当に飽きません。
話もよく練りこまれており、事件の発端からエスカレートして行き
問題が大きくなり、主人公たちの努力によりきちんと帰結する。
とてもよく出来たアクション漫画です。
ぜひご一読をおすすめします。
ただ、福満しげゆきはスターシステムを採用しており
基本的に主人公はこの顔、脇役はこの顔、というように描かれています。
エッセイ漫画の「僕」と生活の「僕」は別人なのですが、
どうしても割り切れないとか同一視してしまうという方には、あまりオススメできません。
また、青林工藝社版は大版コミックだったのですが
講談社版は普通の青年誌コミックサイズです。
そのために前半部分のコマが小さく、少し読みづらいです。
でも、それらを乗り越えてぜひ読んでほしい漫画です。
個人的な今年の面白かった漫画ベスト5に確実に入ります!
↑特装版にはエッセイ漫画で大人気の「妻」フィギュアがついてます。
9センチのガシャポンサイズながら、とても良い出来でした!
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