実に1年と3ヶ月ぶりの新刊です。
……意外と待ってないなあ?
すごく楽しみにして、待ち遠しかったので、長く感じたのかな。
********以下前巻と今巻のさわりのあらすじです********
カルディアに帰郷し、懐かしい友人や兄に再会を果たして
成り行きとはいえ、親の敵まで取ったエウメネス。
彼は子供時代のトラウマと向き合い、内心で決着をつけます。
また、物語のキーとなる人物であるマケドニア王に目をかけられ
彼の元で働くために(というよりは、知らない世界を見るためでしょうか)
マケドニアへ行くことになりました。
そこで彼を待っていたものは、今までになく整った都市機構と技術
そして額にヘビ型のアザを持つ、印象的な少年でした。
ここまでが前巻のあらすじです。
ヘビのアザを持つ少年、彼こそは後に巨大帝国を築く伝説の帝王
アレクサンダー大王(作中ではギリシア風にアレクサンドロス)でした。
エウメネスとの邂逅のあと、彼はミエザ(寄宿学校です)へ
エウメネスは大王の書記官見習いとして、国立図書館で働きながら鍛えられます。
この巻ではエウメネスとアレクサンドロス、二人の視点から話が進められます。
どちらかというと、今回はアレクサンドロスがメインでしょうか。
岩明作品らしい丁寧な人物描写によって
二人がどんな少年であるのか、普通の人とは違う才能があるのかということがよく判ります。
アレクサンドロスとエウメネスは、今はあまり接点がありませんが
お互いに気になる存在であることがちらほら見受けられます。
このあと、二人の運命の糸はどうやって絡んでいくのでしょうか。
わたしは歴史の授業を真面目に受けていなかったために
大帝国を築いた…くらいしか知らないので、これからの二人の活躍を思うと楽しみです!
また、アレクサンドロスには謎があり
巻末ではその謎に肉薄するところで終わるのですが、これが気になる!
前巻で描かれていた女王の……とかどうなのかしら!
物語は静かにゆっくりですが、決してたゆむことなく進んでいます。
次の巻は、また1年後なんでしょうか。
今から楽しみです!
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