マクロの上級者でも、クラスモジュールを使っている人に会ったことが無い。
なぜなのか、以下の理由が考えられる。
- めんどくさい
- むずかしそう
めんどくさい
クラスモジュールはめんどくさい。
上級者でも、更に多くの概念が出てくる。
しかもデータ型をしっかり理解しておかないと、クラスモジュールで確実に詰む
難しそう
ここまで標準モジュールのみでコードを書いてきた人からすると、クラスモジュールは難しく感じる。
いきなり新しい概念が出てくるので、標準モジュールとは勝手が違うのだ。
そもそも、なぜめんどくさそうだったり、難しそうだったりするのか?
それは、クラスモジュールの利点は
- マクロが壊れにくくなる
- エラーが発生した箇所が分かりやすくなる
というものだからだ。
本来問題が発生するはずだったところ、エラーを未然に防ぐものだ。
これは効果としては実感しにくい。問題が起こらなかったメリットは、目に見えないからだ。
例えば、警察官の職務質問。職務質問によって現行犯逮捕できる確率は低い。しかし、職務質問をすることがそもそもの抑止力になって、犯罪が減っているのは間違いない。
数字としては見えないけど、確かに活躍している。
クラスモジュールも同じである。エラーを未然に防ぐものであるから、効果を実感しにくい。
そもそもマクロが壊れにくくなるものだし、壊れたときに修復が容易になるという類のものであるから、基本的には使う必要が無いと感じる人が多い。