プログラミング初心者がVBAの書籍を読むと、初めて見る用語が飛び交う。
プロパティやメソッド、変数の型、オブジェクトとはなにかetc…
これらの基本的な概念を理解しないと次のステップに進めないかというと、そうでもない。
何故なら、例えば変数の型を宣言しなければVariant型になるので、コード自体が間違っていなければ自動化は実現できるからだ。
これが分かっていないと、
完璧にしてから次に進めたい
分からないことをそのままにしない
という真面目な性格だと、いつまで経っても学習が進まない。
例えば、最終行を取得するには「cells(rows.count,1).end(xlup).rows」という書き方がある。
これを完璧に理解しようとすると、オブジェクトやプロパティの概念を理解しておく必要がある。
完璧に理解すること自体には意味がある。しかし、概念を理解するのに時間がかかるくらいならば、
これは最終行を得られる呪文である
と割り切ってドンドン次に進んでいくようなテキトーさが重要である。
とにかく、最初の自動化を1秒でも早く実現すべきである。
最初のマクロはぐちゃぐちゃのコードで、ワラの家をガムテープで補強するようなイメージで、とにかく完成させることを目指すべきだ。